◎Another 第3話 Bone work 骨組

2012年02月12日

メイ：見せてあげようか。
パンツじゃなくて、眼帯をはずす。

恒一：義眼。
メイ：私の左目は人形の眼なの。
　：気分が悪い。この場所はよくないかもね。
　：人形はね、虚ろなの。死にも通じる虚ろ。
　：ここにいると、吸い取られていく気がしない。
恒一：家近くなの。→そう。
メイ：キリカの工房。ここの二階で人形を作ってる人。
恒一：なんで、あんなに似てるわけ。
　：あの日、亡くなったそのこに。
　：お姉さんか妹さんがいるの？
メイ：近寄らないほうがいいっていったのに。もう遅いかも。
　：昔話があるの、２６年前の三年三組の話。
　：ある生徒がいたの、勉強も運動もできて誰にでも優しくてすかれてた。
　：そのこが死んでしまったの。
　：それでクラスのみんなはショックをうけたわけ。
　：誰かが言い出したの。「あいつは死んでなんかいない」って
　：そしたらね、同じようにいうこがではじめたの。
　：結局、全員がそのこは生きてるフリをしつづけたの。
　：卒業式には校長先生のはからいで席が用意されたりして
　：教室で記念写真をとったの。
　：写真のすみっこに、そのこの姿が映ってたの。
　：その生徒ね、ミサキって名前だったの。
　：この話にはつづきがあってね。
おばあちゃんから電話がかかり、中断。
　：いやな機械。どこにいても繋がっちゃうのね。
老婆：閉店の時間だよ。
勅使河原と風見が進路の話する。
テシ：お前のとの腐れ縁も卒業までだ。
イズミ：私も東京の私立へいこうかな。
〓放課後
ユカリ：傘もって着てないんですか？
　：一緒に帰ろうか？
下校イベント発生。
そういえば、平井ゆかりと同じ名前だな。
恒一：ミサキさんってさどういうこなの？
ユカリ：ダメなんです。三組では言ってはダメなんです。

恒一：２６年前の３－３の話って知ってる。
ユカリ：どうしてそれを。
テシ：どこまで聞いた。
卒業式の写真まで。
ユカリ：最初の年までですか。
三神：どうしたの？
ユカリ：榊原君が、はじまりの年のことを。
〓自宅
恒一：お母さんが中学の時って何組だったか
　：２６年前の三組の話なんですが。
レイコ：そこまでは知らないのね恒一君。
　：色々な尾ひれがつくものだからね。
　：リツコ姉さんは三組よ。
さわやか三組のイメージが台無しだな。
〓学校
勅使河原：大丈夫かお前、いないものの相手をするのはよせ。
　：昨日行ってた２６年の話、来月になったら教えてやる。
　：とにかく、今月いっぱいは。
〓自宅
水野：名前はミサキだったみたい。藤岡みさき。
〓学校でテスト
恒一：藤岡ミサキって人だったんだね。
メイ：ミサキは私のイトコよ。
恒一：あの話の続きって何。
メイ：誰も教えてくれない、しょうがないか。
　：いないものだから。
　：みんなには見えてないの。
　：見えてるのは、あなただけだとしたら？
そして、階段からユカリが転落して死亡。
やっぱり、ユカリは死ぬな。
これは、ユカリにかわって、メイが転校してくるパターン。

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