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カテゴリ:プロ棋界・プロ棋士・将棋連盟
有名な話というか知ってる人は知っている(当たり前か・・・)話ですが、囲碁の藤沢秀行と将棋の故芹沢博文がお互いに囲碁・将棋の全てを100としてそのうちのどれだけが分かっているのかを手のひらに書いてそれを見せ合ったそうです。
藤沢秀行は6、芹沢は5と書いていました。それを見て芹沢は自分がどんなに思い上がっていたかに気付いたそうです。 後に米長邦雄現連盟会長と藤沢秀行氏が対談してその話になったのですが、更に数字が細かくなっていました。 米長「今の若手達は100ぐらいの所を究めた気になってるんだよね」 藤沢「バカが・・・チンピラどもが何ぬかす」 藤沢「ヨネ、俺自惚れてたよ。100のうち3しか知らなかった」 米長「4はありますよ」 米長「俺か?俺は3.5だろう。自惚れてるかな?言うならばアマチュア名人が1、プロが2、ちょっと凄くて3。そんなものですよ。みんな弱い」 米長「木村義雄が4.5で史上最高でしょう。囲碁でも将棋でも5を超えた人はまだいない」 米長「谷川浩司はかなりいいけどまだ分からない。30歳を過ぎないと数字が出てこない」 そんな時代の話でした。羽生3冠はどうなのか?とにかくこれは10のうち3とか4とか5だとかを言ってるのではなく、100のうちどれくらいかを言っているのです。囲碁にしても将棋にしてもそれだけ奥が深いものである事を覚えておかれるのがいいかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.11 21:01:15
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