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「最強の駒落ち」先崎学著(講談社現代新書)2004年11月20日初版。 この本は良書だと思います。駒落ちは8枚落ち、6枚落ち、4枚落ち、2枚落ちについて書かれています。まず「駒落ちは8枚落ちから」と先崎八段は言い切っています。これについては異論を唱える方もいるかも知れませんが・・・・・・事実10枚落ちでもなかなか勝てない下手というのが存在しますが・・・・・・あとがきでも書かれていますが「本書はむしろ上手の意識を喚起するために書いた」そうです。 色々と面白い変化やハメ手、考え方などが書かれていて参考になりました。分かったつもりでいたのが本当は分かっていなかった事とかがありました。『将棋大観』の功罪、などと堂々と書かかれていたりします。4枚落ちの棒銀の定跡では下手は勝てない、と先崎八段は言っています。 僕自身は4枚落ちにはあまり親しみがありません。6枚と2枚はそこそこ経験していますが、4枚落ちは上手も下手も持った記憶がありません。 中学校時代の同級生と一時期6枚落ちをよく指していました。1局10円というのが相場で殆ど負けなかったのですが、こちらが負けたら1000円という100倍層で、常にやっていたかある時期だけだったか忘れましたがそれで一度負けてしまい、100倍層で負けたのはその一回だけだったけどなかなか取り戻せなかったという思い出があります。その友達とは100倍層を廃止したような気がします。彼はその頃よく向かってきたので結構力が付いてきて、それで桂を1枚加えて5枚落ちにすると絶対に負けなかった、というような力関係でした。 過去を振り返るとなかなか6枚から上に行ける友人というのはいませんでした。6枚というのは一つの大きな壁のようです。 本書は2枚落ちまでとなっていますが、最もな見解というか2枚落ちがやはり6枚の次に来る最大の壁というか、2枚落ちの手合いで一生終わる人が大部分なのかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.20 18:36:07
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