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カテゴリ:詰将棋・フェアリー・作図
先日将棋のイベントのため福井県に行きました。『朝倉象棋』というものがあり女流棋士による席上対局は見逃したのですがパンフレットによると、現在の将棋に酔象という駒が加わった将棋で、お互いに玉の上に(5八、と5二)1枚ずつ配置されます。酔象の動きは玉の動きから後ろの動きを削った7升動けるという強力は金駒(?)で敵陣に入って成ると太子という駒になり玉が取られても太子が生きていれば負けにはなりません。玉が2枚あるような感じです。
パンフレットの最後には酔象を使った詰将棋が出ていましたが、見覚えのある図でした。 上図がそれでこれは小原大介作「古風作物」(こふうつくりもの)です。ソフトの都合上9六に配置してある成香は酔象の代わりです。手順は ▲1七桂打 △1六玉 ▲2八桂 △2七玉 ▲5四馬 △8七酔象成 ▲2七馬 △8八太子 ▲7八金 △9七太子 ▲9九香 △8六太子 ▲7七金 △8五太子 ▲7六金 △8四太子 ▲8九飛 △9三太子 ▲9四香 △同太子 ▲8五金 △8三太子 ▲3八馬 △8二太子 ▲7四金 △8三歩 ▲同 金 △7一太子 ▲7二金 △同 金 ▲8一飛成 △6二太子 ▲6一金 △5二太子 ▲5一金 △4二太子 ▲4一金 △3二太子 ▲6五馬 △2二太子 ▲7二龍 △6二歩 ▲2三歩成 △1一太子 ▲1二金 まで45手詰です。 どうしてこの条件で駒余りに仕上げるのか?小学生の時に最初に見たのですがその時から疑問でした。手順も平凡な追い詰です。深くは読んでいませんが要である玉の詰んだ状態と酔象の成るタイミングに関してはしっかりと作ってはあるのでしょう。 この酔象を使った詰将棋というのも詰パラで募集してみるのも面白いかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.16 19:14:22
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