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テーマ:将棋について(1290)
カテゴリ:詰将棋・フェアリー・作図
詰将棋の神様伊藤看寿、将棋図巧第100番「寿」。611手詰。神局とも称えられた傑作です。将棋図巧が献上されたのが1755年だそうですから250年以上も昔に創られた作品です。 この「寿」611手の長手数記録は昭和30年(1955年)に奥園幸雄「新扇詰」873手詰が発表されるまで実に200年もの間保持し続けたのでした。 ▲4六龍 △5四玉 ▲5五龍 △6三玉 ▲5三龍 △7四玉 ▲7三龍 △8五玉 ▲7五龍 △9六玉 ▲9七成桂 △同 玉 ▲7七龍 △9六玉 ▲9七龍 △8五玉 ▲8六龍 △7四玉 ▲7五龍 △6三玉 ▲7三龍 △5四玉 ▲5三龍 △4五玉 ▲5五龍 △3六玉 ▲4六龍 △2七玉 ▲3七龍 △1八玉 ▲1九銀 △同 玉 ▲3九龍 △1八玉 ▲1九龍 △2七玉 ▲2八龍 △3六玉 ▲3七龍 △4五玉 ▲4六龍 △5四玉 ▲5五龍 △6三玉 ▲5三龍 △7四玉 ▲7三龍 △8五玉 ▲7五龍 △9六玉 ▲9七歩 △同 玉 ▲7七龍 △9六玉 ▲9七龍 △8五玉 ▲8六龍 △7四玉 ▲7五龍 △6三玉 ▲7三龍 △5四玉 ▲5三龍 △4五玉 ▲5五龍 △3六玉 ▲4六龍 △2七玉 ▲1六龍 △3八玉 ▲3六龍 △3七桂 本作は『龍追い』による長手数作品です。龍によって追い掛け回す手順が主となっています。1周目は3七に成銀があるために3七龍としていますが、2周目からは1六龍が入り、3八玉、3六龍に3七桂の『捨合』が登場しました。 長手数の作品には大抵こういった『持駒変換』が出てきます。ここで得た桂を左辺で活かして局面を少しずつ変化させて詰め上げて行く訳です。 「『龍追い』を並べる時には盛り上げ駒を使うな」という言葉があるそうです。あまりに龍を動かし続けるので盛り上げが磨り減って彫り埋めになってしまうとか・・・・・・。もっとも詰将棋を並べた経験の無い人にはピンとこない話かも知れませんが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.01 11:07:59
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