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テーマ:将棋について(1289)
カテゴリ:詰将棋・フェアリー・作図
「メタ新世界」941手詰。山本昭一氏、昭和57年。
奥園幸雄氏の「新扇詰」873手詰によって看寿の「寿」611手詰の記録は破られた訳ですが使用された方式は同じ「龍追い」×「持駒変換」というもので、この「メタ新世界」はようやくオリジナルの方法で看寿を超えたと言っていい作品だと思います。 上がその「メタ新世界」です。右下方面の巨大な、と金の塊が長手数の趣向を予感させます。 ▲1二角 △4三玉 ▲5四成香 △同 と ▲4四香 △5二玉 ▲4一飛成 △同 飛 ▲同銀不成 △6三玉 ▲6一飛 △6二香 ▲5二銀不成△同 玉 ▲5一角成 △6三玉 ▲6二馬 △同 と ▲6四香 △同 と ▲同成香 △同 玉 ▲6二飛成 △6三飛 ここまでが序奏です。この後趣向手順に入ります。 ▲同 龍 △同 玉 ▲6一飛 △6二飛 ▲同飛成 △同 玉 ▲6一飛 △5二玉 ▲4一飛成 △6三玉 ▲6一龍 △6二香 ▲6四歩 △同 玉 ▲6二龍 △6三飛 ▲同 龍 △同 玉 ▲6一飛 △6二飛 ▲同飛成 △同 玉 ▲6一飛 △5二玉 ▲4一飛成 △6三玉 ▲6一龍 △6二香 ▲6四歩 △同 玉 ▲6二龍 △6三飛 持駒変換の始まりです。24手目は持駒が歩歩だったのに56手目を見ると香香になっています。途中の6二飛合は手数を延ばすための最善の頑張りですぐに香合をしては6四歩と叩かれて早くなります。飛合なら7二玉~8三玉と逃げて開き王手に対して8二に合駒が利きます。 更に持駒変換は続きます・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.29 18:38:45
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