芝生は,大きく分けて日本芝と西洋芝に分かれます。詳細な解説は省きますが,おおざっぱに言うと日本芝は暑さに強い暖地系,西洋芝は寒さに強い寒地系であることが多いです。日本芝の代表選手は姫高麗芝(または高麗芝)で,ホームセンター等で良く売られているのもこの姫高麗芝です。
日本芝は高温多湿な日本の気候に適していますが,冬は休眠期に入ってしまい,茶色く枯れてしまいます。春になると再び緑色に戻りますが,冬はちょっと寂しいですね。
これに対して西洋芝は,冬でも青々としています。しかし夏の暑さや梅雨時の湿気には弱いようで,夏には根腐れを起こしてしまうことも多いようです。ウチの近所(埼玉です)でも,西洋芝で夏に失敗して日本芝に切り替えた家がありました。
北海道などの冷涼な気候では西洋芝が一般的に使われています。私の実家のある札幌では,公園の芝生も西洋芝ですし,ホームセンターで売っているのもロール状に巻かれた西洋芝のケンタッキーブルーグラスでした。夏がそれほど暑くならない気候なら,冬もきれいな西洋芝が良いでしょうね。ちなみに英国の芝生も,当たり前といえば当たり前ですが,西洋芝です。
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