記録~入院~
2007年11月15日今日から入院私は仕事なので、一人で病院に行ってもらう。朝、出かける前に「じゃあ、頑張って!夕方行くから。 大腸がんの検査のことメールして!」と言って、いってらっしゃいと言おうとしたら涙がこぼれそうになった。思わずパパに抱きついたらまた背中をさすりながら「だいしょうぶだから」と言ってくれた。 昼にいったん家に戻ると(職場が近いので、ほとんど昼ごはんを家で食べている)当たり前だけど、家には誰もいない。テーブルの上に大きな紙に「いすの上にある物、あとで持ってきてください。 では行ってきます!」と大きな字で書いてあった。それを見て、わーわー大きな声で泣いた。このまま、帰ってこれないかも・・・。さびしい。さびしいと思った。告知されてからこの1週間、まるで新婚にもどったように感情表現をお互いに素直に出来るようになった。この1週間、多分、世界で一番幸せな夫婦だったと思う。そういう点ではがんに感謝だな、と思う。午後パパからメール「大腸の検査結果、多分大丈夫だろうって」あーーーー、よかったーーーーー!本当によかった。仕事が終わって、病院にかけつける。先生から「ポリープはなく、大腸には異常ないかと思われます。」と。多分、やっぱり痔からくるものでしょう・・とのこと。はじめての「いい方」への結果報告を聞いた。今までは毎回「悪い方」ばかりで「ないとは思いますが・・・・」の方に転んでいたので。これをきっかけに、全て好転していきますように、と強く願った。