全日本フィギュアスケート選手権~男子シングルは宇野昌磨選手が4連覇の優勝!(=復活ののろし)、高橋大輔選手はアイスダンスに転向へ、そして待望の若い選手たちが台頭に
この12月は例年になく多忙でした。なにせ不安定なこの仕事が今は多めにもらえたと喜んでいたら、こういうときに限って実家の母や姉から面倒な急用を頼まれたり、その他イロイロと入るものです。なので前々からわかっていた作業がなかなかできなくて、関係者にご迷惑をかけてしまいました。こちらのブログもずっと手付かずのままでした。それでも毎日たくさんの方に覗いていただき、本当にうれしく思っています。皆様、ありがとうございます。 (T▽T*)でもどんなに忙しくても、フィギュアスケートの男子シングルだけは外せないものです。毎年12月の終わりにある 全日本フィギュアスケート選手権 は、今年は女子も見なかったけど、気分転換&目の保養で男子だけは見ていました。フリーが終わった結果は、SP2位の宇野昌磨選手がフリーも好調で逆転して4連覇の優勝、SPでトップだった羽生結弦選手はミスが続いて2位でした。今季は不安定でずっと不調が続いた昌磨君、いよいよこの全日本で復活ののろしです。SPで自分を取り戻した昌磨君の姿を見て号泣だったというファンも多かったようです。羽生君は2位だったけど、3位の鍵山優真選手とは約25点差で大きく引き離しています。日本の男子シングルは世界も注目していていて、特に羽生君と昌磨君は海外のファンも多いので(若い女子だけでなく欧米のマダムたちが彼らにメロメロ)、昌磨君の復活の滑りを喜んでくれていることでしょう。さて昨シーズンから選手として復帰した高橋大輔選手ですが、全日本で12位でした。技術面でも体力面でも若い世代にはかなわないことは高橋君自身がよくわかっています。ただ若い選手たちには絶対に創り出せないあの表現の世界を、もう競技会では見られなくなるのかと思っていたらナント、彼はこの大会でシングル競技を終えるけど次はアイスダンスに転向するのです。嬉しいですね~~。これだけ魅せる演技ができる人がこのまま選手生活を終えてしまうのはあまりにももったいないことです。これからは、私もそうだけど、これまでアイスダンスに興味がなかった人が、高橋君を見たくてまさに一斉に目を向けるでしょう。高橋君とペアを組む村中選手は、これまでとのあまりの注目の違いにびっくりするでしょうね。そして今大会で何より嬉しいのは、ジュニアから有望な2人の選手が台頭してきたことです。鍵山優真選手と佐藤 駿 選手です。鍵山君は腕の動きや体の線が柔らかくて、それでいて4回転を軽やかにピシッと決める技術を持っています。全日本でフリー2位だった鍵山君の演技です。 ↓ ↓ ↓そして佐藤君。体格が良くて筋力がありそうな男子っぽい選手です。全身の表現はまだまだお兄さん選手たちには及ばないけどジャンプが得意で、フリー本番では失敗だったけど4回転ルッツまでやっちゃうんですよね。鍵山君も佐藤君もまだ高校1年で、しかも二人は仲が良いというのが嬉しいです。トップを目指して互いを意識して切磋琢磨できるし、世間から上位への期待とかの重圧がのしかかっても、二人でシェアできるのは心強いです。鍵山君の憧れの選手は昌磨君、佐藤君は羽生君だとか。まずは3月2日からエストニアのタリンで開催される世界ジュニア選手権で二人で上位を獲って、日本男子の存在を世界にアピール、ですね。もちろんシニアも、男子シングルと女子シングルは、絶対に来季の3枠確保をお願いしたいものです。今年はクリスマスイルミをどこにも見に/撮りにいかなかったけど、フィギュアスケートの男子選手たちがあまりにも素敵、それで美の世界を十分満喫できました。