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April 17, 2024
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カテゴリ:気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

この回では私は前半は、父に裏切られてからすっかり
やさぐれてしまい、自堕落な日々を過ごす藤原道兼
(玉置玲央さん)と、傷ついた兄・道兼を気遣いつつ
自分なりに受け止めてやる藤原道長(柄本佑さん)の
やり取りに心が引かれました。

元・上司が突然訪ねてきて家に居座ってしまい、それが
振る舞いが立派ならまだ客として迎えてもいいけど、
この家に居られると迷惑レベルなみっともない品の無さ。
これでは公任さんもたまったものではありません。

そんな兄・道兼を、道長は受け止めて優しく諭しました。
少年の頃は道兼が機嫌の悪いときは暴力だって振るわれた
道長だけど、彼が幼い頃から持っている寛大で柔らかい
心で、自暴自棄の泥沼にいる兄を引き上げました。

ドラマの中の道兼と同じような経験をしたことがある方は、
道兼の思いに共感し、さらには自分のときに道長のような
人に出会えて救われた、あるいは道長のような人に出会え
たらよかったのに、いや、自分は時間が薬となってじきに
立ち直れた、などの思いを持ったのではと想像しました。

そして後半は、まひろ(吉高由里子さん)とさわ(野村
麻純さん)の石山詣でがあり、これは当時の風習を知る
のに興味深いシーンでした。

さらにこの石山詣でには、本家の石山寺の方が用語などを
いくつかポストしてくれていて、とても参考になりました。

石山寺*公式のポスト ⇒ ⇒  こちら

石山寺へのアクセスは「京都から(中略)歩いても4時間半
~5時間で来られます」
だとか。 ⇒  こちら

これなら当時の都の人々が石山寺を詣でてみようか、と
考えるのもうなずけますね。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


永祚2年(990)、父・藤原兼家が隠居する間際に藤原家の後継者を兄の道隆にされ、
これまで父のためにあらゆることをやってきた藤原道兼(玉置玲央さん)は我慢の
限界を超え、さらには妻子も自分の元から去ってしまい、自暴自棄になって荒れた
生活を送る道兼は藤原公任の屋敷に転がり込んで居座っていました。
困った公任は道兼の弟の藤原道長(柄本佑さん)に相談、道長はすぐに兄・道兼を
迎えに公任の屋敷に行きました。
他人の家に居座って行儀の悪い振る舞いをする道兼でしたが、亡き父・兼家を思うが
故に父にさんざん振り回されてきた兄を理解する道長は、兄を優しく諭しました。
それでも長兄・道隆に持っていかれた摂政の地位にこだわり世を恨む道兼を道長は、
「兄はもう父の操り人形ではない。己の意思で好きにすればいい。兄にはこの世で
幸せになって欲しい。まだこれから。自分が支えるから生まれ変わって生き抜いて
欲しい。父はもういない。」と思いのたけを伝えました。
父と兄・道隆は自分を冷たく見捨てたけど、この弟だけは自分をわかってくれていた
ことを知り、道兼はただ泣き崩れていました。



正暦4年(993)、摂政・道隆は立ち直った道兼を内大臣に、嫡男の伊周を末弟の
道長と並ぶ権代納言に、公任と妾腹の弟・道綱を参議としました。
道隆は他にも自分と昵懇の66人の者の位を上げ、あまりに露骨な身びいきに他の
公卿たちは口々に不満を言っていました。
さて、まひろ(吉高由里子さん)の家では父・藤原為時(岸谷五朗さん)が未だに
官職を得られず、苦しい生活が続いていました。
そんな中、まひろの弟の藤原惟規(高杉真宙さん)がひょっこりと家に帰ってきて、
大学寮での試験で疑文章生の試験に合格したと家族に報告しました。
まひろの家では久々の明るい話題に皆の喜びの声があがり、惟規の乳母だったいと
(信川清順さん)は、この日のために隠しておいたというとっておきの酒を出して、
まひろの従者の乙丸も同席して皆で惟規の合格を祝いました。



摂政となった道隆は公卿たちの反発も構わずに娘の藤原定子(高畑充希さん)を
一条天皇(帝)の中宮にしましたが、道隆も定子も宮中での評判は良くないもので、
道隆の妻の高階貴子(板谷由夏さん)にもその声は聞こえていました。
貴子は娘の定子に「中宮の勤め」として帝の皇子を産むことだけでなく、帝だけを
大切にしていてはいけない、昼間は後宮の長としてここに集う全ての者の心をひき
つけて輝かなければならない、と心得を伝えていました。



貴子は定子のために、以前の漢詩の会や和歌の会で見知ったききょう(ファースト
サマーウイカさん)を定子の話相手として女房とすることにしました。
ききょうはその喜びをまひろにすぐに報告し、まひろも気持ちよくききょうを祝い
ましたが、一方では先がまだ何も決まらない自分を憂いていました。
参内して定子の前に出たききょうは、定子の匂いたつような美しさと品格に言葉を
失ってただ見惚れていました。
そして定子から「清 少納言」の名を賜り、この上なき誉の喜びと共に定子に一身を
賭して仕えることを誓いました。
定子のいる登華殿は帝と若い公卿たちが交流する華やかな場となりました。



帝が大人になり藤原道隆(井浦新さん)は摂政から関白へと役職が変わったけど、
道隆の独裁は相変わらず続いていて、中宮・定子の登華殿には定子の衣装や調度品、
さらには付き従う女房の衣装まで公金で莫大な費用を費やしたりしていて、それは
弟の道長の目にも余るものでした。
黙っていられなくなった道長が道隆に進言すると、道隆は取り合わないどころか、
身内なら面倒なことは言わないと思ったから道長を中宮大夫にしたと言いました。
そして道隆は嫡男の伊周や若い貴族たちがやっている「弓競べ」の見物に道長を
誘い、弓の稽古場に行きました。
稽古場では道隆自慢の嫡男の伊周が次々と的の中央を射抜ていき、見物をする姫君
たちも思わず歓声をあげていました。



父と一緒に来た道長を見た藤原伊周(三浦翔平さん)は道長を弓競べに誘いました。
あまり気乗りしない道長でしたが、結局は受けて立つことにしました。
とはいえやはり気乗りしないので適当に相手をして道長は帰ろうとしたのですが、
伊周がまだ2本矢が残っている、最後のこの2本はそれぞれに願掛けをして射よう
と言い、まず伊周が「我が家より帝がでる」と唱えて矢を射りました。
するとその矢は的の端に当たり、次に道長が同じことを唱えて射るとその矢は的の
ほぼ中央に当たりました。
伊周は残り1本の矢で「我、関白となる」と唱えて射るとその矢は的を大きく外し、
道長が同じことを唱えて射ようとすると、道隆は慌ててそれをやめさせました。
道長は道隆にまた改めて話をと言って、稽古場から去っていきました。
(参考:願掛けをしてから矢を射るのは「うけい」と言うそうです。 こちら



その夜、道長のもとに舅の源雅信(益岡徹さん)が危篤との報が入り、道長は嫡妻・
源倫子(黒木華さん)のいる土御門邸に急ぎました。
雅信は絶え絶えの息で、もう自分が道長の後盾になってやれないから道長の出世は
これまでかと語りました。
でも妻の藤原穆子(石野真子さん)は、権代納言の婿殿なら素晴らしいことと言い、
娘の倫子も道長と一緒になれて幸せだと父に言いました。
藤原氏全盛の世に16年の長きにわたって左大臣を務めた源雅信は、愛する家族に
見守られながら74年の生涯を閉じました。



さて、まひろの方ですがある日さわ(野村麻純さん)が、今の自分は家に居づらい、
気晴らしに近江の石山寺に旅に出るからまひろも一緒にどうか、と誘ってきました。
行きたいけど旅の掛かりが気になるまひろは父・為時に相談し、父はそのくらいは
何とかなろうと快くまひろを旅に送り出してくれました。
まひろとさわはそれぞれの従者を連れて出立し、従者たちは自分が仕える姫様が
久しぶりに明るい笑顔で楽しんでいるのを微笑ましく見守っていました。



さて石山寺で願掛けをしようと張りきっていたさわですが、夜遅くに延々と続く
誦経がすぐに飽きてしまい、つい文句を言っていたら近くにいた藤原寧子(財前
直見さん)に𠮟られてしまいました。
でもその後で寧子は二人をおしゃべりに誘い、寧子が「蜻蛉日記」の作者と知った
まひろは嬉しくて、目を輝かせながら本の感想を寧子に伝えていました。
まひろの素直な感想に寧子も「心と体は裏腹」と自分の思いを述べました。
そう言われてまひろは道長とのことを思い出してふと切なさがよぎったのですが、
「自分は日記を書くことで己の悲しみを救った。兼家との日々を日記に書き記して
公にすることで妾の痛みを癒した。」と言う寧子の言葉が心に残りました。
さらに寧子は「命を燃やす恋でも妾は辛い。高望みせず嫡妻にしてくれる心優しき
殿御を選びなされ。」と若い二人に助言してくれました。
(まひろとさわがつけている赤い帯は「掛け帯」だそうです。 こちら



寧子とまひろとさわが話をしていたら藤原道綱(寧子と兼家の間の子;上地雄輔
さん)が後からやってきて話に加わりました。
「蜻蛉日記」にも登場する道綱と会うことができ、光栄に思ったまひろは嬉しくて
たまらない様子で道綱に挨拶をしました。
そんなまひろを可愛く思った道綱は、皆が寝静まった夜更けにこっそりとまひろと
さわが寝ている部屋に忍び込んできました。
まひろは寝つけなくて庭に出て月夜を眺めていたため、部屋にはさわが一人。
さわは道綱なら妾になってもいいと思ったのか道綱の誘いに応じるつもりだったの
ですが、道綱が望んだのはまひろの方で、道綱の下手な言い訳でさわは余計に深く
傷ついてしまいました。
(ここで現代の石山寺さんからのお叱りポストが。 ⇒  こちら



翌朝の帰り道、昨夜のことがあったさわはずっと落ち込んでいました。
まひろが声をかけるとさわは、自分は才気も殿御を引き付ける魅力もなく、家にも
居場所がないからもう死んでしまいたい!と叫んで川のほうに走り出しました。
まひろと2人の従者がさわを追いかけていくとさわは川原で突然立ち止まりました。
4人がそこで見たものは、川の中や川原に累々と横たわる死体で、それはこの頃
都の近辺で流行り始めた疫病によるものでした。
(当時もしこのように死体が川の中にもあったら、汚染された水が下流にどんどん
広がって疫病が蔓延したと思われます。)






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Last updated  April 17, 2024 12:44:28 AM


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