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May 8, 2024
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カテゴリ:気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

この回は、エリート街道をばく進してきた挫折知らずの
人間が、思い通りにならなくなった時にどうなるのかを、
まざまざと見た気がします。

藤原伊周(三浦翔平さん)は家柄もよく学問ができて、
芸事も武術もなんでもできて、おまけにルックスがいい
から女人からは憧れの君。
男は自分の将来を考えて伊周とはうまくやっていこうと
するから、表面的には人気があるように見えます。

でも権力欲にとりつかれ、叔父・道兼の死を陰で笑って
喜んでいる一家です。
いくら外面がよくても、そういうところがふだんの何気
ない言動でにじみ出ているのでしょう。
伊周に心から好感を持つ他人はいないようです。

本人の努力以上に優遇されてきて、次第にそれがもはや
当然ともなってきました。
だからちょっとつまずいただけで、ちょっと思い通りに
ならないだけで、感情をむき出しにして声を荒げて妹の
定子に人前でキレまくりです。

そして自分は何一つ反省しない。
だから定子が悪いのだと、妹に八つ当たりでした。

その伊周の真逆をいくのが藤原道長(柄本佑さん)です。
真面目で頭が固くて自分が進んで前にでるキャラでない
道長は、表立った人気はないように見えます。

でも仕事では皆からの信頼があるし、彼の人間としての
優しさは、周囲の人も日ごろから感じているでしょう。
ただ本人は好んで上に立とうとしないし、後ろ盾の源も
その他周囲も彼を無理に上げようとしないだけで。

でも結果、公卿たちのトップに立ってしまった道長です。
より良い世にするために、このまま優しい男でいられる
のか、この先の出来事で彼が変わっていくのか。
展開が楽しみです。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


長徳元年(995)、筑前守で大宰少弐だった藤原宣孝(佐々木蔵之介さん)が任期を
終えて4年ぶりに都に戻ってきて、たくさんの珍しい土産を持って親戚の藤原為時
(岸谷五朗さん)の家に遊びに来ていました。
為時の娘のまひろ(吉高由里子さん)を幼い頃から見ている宣孝は、まひろの気の
利いた返答を気に入り、土産に渡した唐物の紅が似合う大人の色香を感じる女人に
なったまひろを特別な目で見ていました。
まひろは宣孝の宋の国のあり方や学問の話を聞きたくて宣孝にあれやこれやと尋ね、
宋の国に興味津々で、それはそれで為時は娘のまひろが心配になりました。



関白・藤原道隆の死後10日がたち、帝(一条天皇)が次の関白をまだ決めていない
ことで、公卿たちの間では陰で憶測や意見が飛び交っていました。
公卿たちが陰で語る正直な考えをこっそり聞いていた帝は熟慮の末、今回は関白を
右大臣の藤原道兼(道隆の弟)にすると、藤原伊周(三浦翔平さん)に告げました。
次の関白は道隆の嫡子で、中宮・藤原定子(高畑充希さん)の兄である自分だと
信じていた伊周は、帝の言葉に愕然としました。
帝が退室した後で伊周は不満や怒りを妹の定子にぶつけていました。
でも定子は兄・伊周が、若い女人からは人気があっても政をする上で肝心な公卿
たちからの人望がないことをわかっていました。



道隆の死から17日後の4月27日、帝は正二位で右大臣の藤原道兼(玉置玲央
さん)を関白とする詔を下しました。
道兼は自分が落ちぶれたときに救ってくれた弟の道長に礼を言い、政をする上で
これからも協力して欲しいと頼みました。
道長は早速、長兄・道隆が関白のときにやむなく自分の私費でやっていた疫病の
救い小屋を公の仕事にして欲しいと次兄の道兼に頼み、道兼も快諾しました。
昔の暗い面影はすっかり消えた道兼は政に意欲的で、民の負担を減らすために
諸国の租税を減免することなどを考えていました。
しかし道兼が清涼殿で帝から政に励むよう言葉をもらって下がろうとした時に、
道兼は急に意識を失って倒れこんでしまいました。
(倒れるのに顔から落ちていく玉置さんの迫真の演技がスゴイ!)



藤原道長(柄本佑さん)は兄・道兼をすぐに自室に運んで薬師を連れてきました。
しかし道兼は、自分は疫病だから近寄るな、道長が倒れたらこの家が終わる、と
言って御簾の外に出るように命じました。
「俺を苦しめるな。」ーー道兼は可愛い弟の道長を守りたかったのでした。
道長は一旦は廊下に出たものの、中から道兼が読経する声や自分の人生を嘆いて
死後を不安に思っている言葉を聞くと、たまらず道兼に駆け寄っていきました。
病で苦しむ兄の体を支え、兄の背中をさすってやり、道長は介抱しました。
しかしその後も道兼の病は治ることなく、関白の慶賀奏上から7日後の5月8日、
道兼は35歳で世を去っていきました。
(この時に道兼が唱えていたのは光明真言だそうです こちら



道兼の死を、甥(道隆の子)の藤原隆家は「七日関白とは情けない。」と陰で
嘲笑し、伊周は「よくぞ死んでくれた。自分が関白になればこの家の隆盛は約束
されたも同然。」と言って、親戚の死を悼む気持ちはありませんでした。
一方まひろの家では、その昔に母・ちやはを道兼に殺されたし、今の道兼が昔の
ような人柄ではないことを父・為時も知らないけど、道兼を恨む思いは今はもう
ほとんどなく、まひろと為時は道兼の死を悼んでいました。
そして宮中では道兼の死後わずかひと月の間に、道長と伊周を除く大納言以上の
公卿が死に絶えていきました。



次の関白がどうなるのか、このまま流れ任せてはいけないと思った女院の詮子
(帝の生母)は弟の道長とその妻の源倫子を呼び出しました。
詮子は道長に関白になる心積もりをしておくように言いますが、肝心の道長には
その気がなく、伊周が関白になったら政が危うくなると考える詮子は覇気のない
道長を強く叱りつけました。
その伊周は公卿たちを夕餉に招き、自分が関白になれば帝と公卿たちの間を取り
持つことができると、自分の側につくようほのめかしていました。
伊周の宴の後で藤原公任(町田啓太さん)と藤原斉信(金田哲さん)と藤原行成
(渡辺大知さん)は今後のことを考えていました。
全体の流れは伊周でも、強い道長びいきの行成は道長が関白だと主張します。
ただ公任は、出世欲がない道長は関白になる気があるのか?と案じていました。



そんなある日、ききょう(清少納言;ファーストサマーウイカさん)が中宮から
もらった菓子のおすそ分けだと言って、まひろの家を訪ねてきました。
内裏では次の関白が伊周か道長か、今はその話題でもちきりでうんざりしている
とききょうは言い、そして道長のことを知っているかとまひろに訊ねました。
まひろはとっさに道長はよく知らないとごまかし、そして内裏での道長の評判は
どうなのか、をききょうに訊いてみました。
するとききょうは、自分が仕えている中宮・定子のことで道長はいちいち細かく
厳しくうるさいと、とても不満そうに話しました。
それがいかにも道長らしいと感じたまひろは思わず笑ってしまいました。
ききょうが帰った後、権力欲もなくてお固いから人気がないという道長のことを
まひろは一人でしみじみと思い返していました。



次の関白は道長であり、伊周が関白になることは何が何でも阻止せねばと考える
女院の藤原詮子(吉田羊さん)は宣旨を翌朝に控えた深夜、我が子の一条天皇
(帝;塩野瑛久さん)の寝所に押しかけました。
詮子は帝に人払いをさせ、次の関白のことを訊くと、やはり伊周だと。
詮子は、帝が幼い頃に摂政・関白だった道隆(伊周の父)は己の家のためだけの
政を行い公卿たちの信頼を失ったこと、伊周も同様のことをするだろうから帝を
支える気はないことなどを訴えました。
そして野心がなくて人に優しくて我がない、伊周とは正反対の道長なら、ずっと
帝を支えてよい政をするだろう、と帝に訴えました。
それでも帝は次の関白は伊周と気持ちを固めているので詮子は、父の円融天皇は
己の意をくもうとしない関白の横暴を嘆いていた、帝には関白に操られないよう
政をして欲しい、道長が関白ならそれができる、と強く訴えました。



母が訪ねてきた昨夜は関白は伊周と考えを変えなかった帝でしたが、翌日になると
道長に内覧宣旨を下しました。
思いがけない展開に怒りが収まらない伊周は妹の定子のところに行き、帝を意の
ままにできない定子を声を荒げてなじりました。
定子は(道長に)関白ではなく内覧宣旨のみを与えた、帝は心遣いをしてくれて
いると兄・伊周に説明しますが、内覧がなくなり位も前のままの伊周はそれでは
納得せず、鬼のような形相で「早く皇子を産め!」と定子に迫りました。
それは亡き父・道隆が死ぬ直前にここに乱入して「皇子を産め!」と迫ってきた
あの時と同じで、自分ではどうにもならないことを(権力欲にとりつかれた父と
兄に)罵倒され、定子は涙を必死にこらえていました。



そしてひと月後、一条天皇は道長を右大臣に任じ、道長は伊周を超えて公卿の
中でトップの座に就きました。
道長の妻の源倫子(黒木華さん)とその母・藤原穆子(石野真子さん)は、女院
とつながりを持っていてよかったと喜び、特に穆子は「関白と左大臣がいなくて
内覧と右大臣なら政権の頂と同じ。」とことのほか喜び、道長でなければ嫌だと
亡き父に泣いて訴えて結婚した娘の先見の明を褒めていました。
ただ倫子は、人の上に立つのが苦手な道長がこれから苦労するだろうと心配して
いるので、穆子は「父上があの世から守ってくれる」と空を見上げていました。



トップの座は自分からは望まなかったけどそこに就くことになった道長は決意も
固まり、そんな時にふと、昔まひろと交わした約束を思い出していました。
自分が偉くなってより良き政をすることをまひろが望んでいる、自分がこの国を
変えていく様をまひろが見ているーーそんな言葉を思い出した道長はどうしても
まひろに会いたくなり、あの空き家に呼び出しました。
互いに求め合ったあの時を思い描く道長。
しかしまひろの方は、呼び出しに応じて来てみたものの道長の姿を見ても特別な
感情がなぜか湧くことはなく、今語る言葉は何もないのだと、道長の横を無言で
すり抜けて行ってしまいました。
(まひろ、ちょっと待て。何も言うことはないって、せめて夜通しの看病の礼
くらいは言ったらどうなのよ。・・・ききょうから道長の話を聞いて一人でもの
思いにふけってたし、道長をあえて無視するのはまだ道長に思いがあるのかな。)






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Last updated  May 8, 2024 12:29:54 AM


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