行方不明の方を含めると
28000人以上という
途方もない数の命
大切な人を喪った方はもちろん
いまだに捜索を待っていらっしゃる方
もしくは
ご自分で探していらっしゃる方
その過酷な状況に
胸が痛みます
こんなときに
自分の父親が亡くなったときのことを例えるのは
申し訳ないのですが
今回の東日本大震災も
またそれ以外のことであっても
喪失の感情は
それぞれ近いものがあるような気がします
誰もが
ひとりぼっちで生きているわけではないので
優しく手を差しのべてくれる人はいるでしょう
私もそういう方たちに支えてもらいました
朝 起き上がる力もなかった時から
毎日欠かさず「おはよー」メルを
数ヶ月も続けてくれた友人・・
ありがたかったです
そういった人の温かさのほかに
もうひとつ
私には孤独も必要でした
日常を普通に振舞ったり
(大切な人に心配をかけたくないから)
後悔や自責の念を
頑張ることで乗り越えようと
かなり無理をしていたので
その緊張を解く時間がほしかった・・
そんな状況下
私は あるアーティストに
救われたと思っています
初めは逃避だったかもしれません
でも
心を開放させて
誰にもわからずに
涙を流せる場所が見つかったのは
私にとっては
苦境の中の幸運でした
存分に苦しみ
自分自身と向き合う時間
最後の最後は
自己完結して
自身の力で
立ち上がらなくては
明日を生きていけませんものね
今 悲しみの中にある人々
どんなことでもいいから
心に寄り添える何かを
見つけてほしい・・
私には
あの人の歌があったように
必要なときに
必要なものと出会えますよう
願うばかりです