この一番は
「歌詞を解説しておりますと
とっても恥ずかしくなるんですよ・笑」　と
叔母が言ったくらい
濃厚なセクシー情景を
唄ったものなのです

まず都鳥
ゆりかもめのことですね

お花見に行ったとき
隅田川の川面に
ゆらゆらと浮かんでいました

そして　長唄 「都鳥」は
屋形船の中で
逢瀬を愉しんでいる男女の様子を
鳥にたとえているのです

＜つばさかわしてぬるる夜は・・＞
　　　　　　　　　↑
妄想してください（笑）

・・とまぁ内容はいいとして
さすが邦楽の美しさとでもいいますか
表現が知的で情景的なのです

＜早やきぬぎぬの鐘の音＞

これは脱いでいた絹の着物を
身に着ける時間がきてしまったという意味で

当時 絹のものを着れる身分といえば
大店の旦那さまなのでしょうか・・
お相手は
どこかいいところの未亡人かお嬢さん？

＜憎やつれなく明くる夏の夜・・＞

夏は 早くに夜が明けてしまいますものね
もっと長～く そうしていたかったのでしょう

＜待乳山  逢ふて嬉しき・・＞

これは言葉遊びのようなもの

あなたに会えるのを待っていた
というのを
隅田川から見える小高い丘「待乳山」に
重ね合わせているのです


日本人の遊び心は
繊細で　お上品で　奥ゆかしいですね～

　うさぎ饅頭です

可愛いので　女性の楽屋見舞いに喜ばれます＾＾