26歳の雑感 ーchicaの場合ー
突然、そして久しぶりだが、実は最近私はもうひとつ仕事を始めた。私の隣で働いている親切な女性の先輩が本をいろいろ貸してくれて、その影響でいろいろ女性が書いた本を読んでいる。そんなわけで、今日とても久しぶりの日記はそんな私の近況が反映されていると思う。北杜夫さんの娘さんである斉藤由香さんの本、「窓際OL トホホな朝ウフフの夜」を読んだ。私は文庫本のほうを読んだのだが、その文庫版あとがきにこんなことが書いてあった。「・・・朝日新聞や日本経済新聞などで『各社の女性管理職』という数字の表が出ると、どの会社も人事部がオタオタ。『一人くらい女性の部長を作ろう!』と、人事部お気に入りの女性が管理職に抜擢される。」サントリーで窓際OLとして、精力剤「マカ」を売る窓際OLの斉藤さん。そんな斉藤さんの「日本のカイシャ」に対する視点はけっこう冷めている。「どうせ、カイシャなんてこんなもの。ちょっと楽しければいいじゃない。」というような、開き直っていてあっけらかんとしている姿勢には元気付けられる。私が抜粋させてもらった箇所に戻るが、この部分を読んでつくづく私が日本の社会で生きていくのはムリなんじゃないかと思ってしまった。だって、今働いているところの私は、「元チアリーダーが入ってくるかもしれない!!」と騒いでいるおじさんたちを心の中で嘲笑しつつも、エクセルとかが苦手なもんで、「これ以上、女としてバカにされちゃいけない!媚を売ってはいけない!」と、露出が少ない服装に身を包む「まったく可愛げのない女」であるだろうから。(笑)日本に長くいる予定はないし、管理職とかに昇進するところに働くこともないだろうけど、「女」としての色眼鏡で見られる社会では、ちょっと生きづらいかなと思うのだ。ま、他のどんな素晴らしい先進国でも同じようなものでしょうが。25歳で婚約して、先月26歳になった私だけど、もう公でフェロモンを出すような行為にはちょっと疲れてしまったかな、とも思う。でも、その一方で「ねぇ、どうしてchicaは彼に決めたの?」と興味津々に聞いてくれる高校時代の旧友たちや、4年間付き合った男と別れたばかりの友達の話を聞いていると、「ああ、これからもっとフェロモンをばら撒きつつ、頑張ってほしいな!!」と私は無性に応援したくなってしまうのだ。26歳、人生も楽しいもんだなぁと、最近つくづく思う。追伸1斉藤由香さんの本はホントーに面白かったです。週刊新潮でも連載されているようなので、ぜひ読んでみてください。宮部みゆきさんの「レベル7」も面白かったです。あれは映画になっても、すごく面白いと思います。追伸2ちょっと前ですが、もうひとつのHPも更新しました。あちらには前からのお仕事の雑感が書いてあります。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。