|
カテゴリ:不登校・起立性調節障害
私は常々、子どもが学校へ行けなくなって悩むお母さんたちに「しんどいのに無理に学校へ行かなくてもいい」「今はゆっくり休ませてあげて」「まずはお母さんが楽になって」といったメッセージを伝えてきました。
その事は今でも間違っていないと信じていますが、このところ、それだけでいいのか、といった迷いが少々ありました。 そして、最近「待つだけでいいのか」「いつまで待てばいいのか」といった悩みを色々なところで見聞きした時に、明確に答えられない私がいました。 (私自身は「ただ待つだけでいい」と伝えたつもりはありませんが) それが、最近立て続けに色々な本を読んで、かなり整理されてきました。 子どもが学校へ行けなくなる原因は本当にさまざまだと思います。 年代によっても違うと思います。 これは、あくまでも私の感じ方ですが、幼稚園や小学校低学年など、行けなくなる年代が小さければ小さいほど、繊細で精神年齢が高く、何となく今の学校という場所に対して違和感を持ってしまうのではないか、という思いを持っています。 いずれにしても、学校へ行けなくなった子どもは不安感を持つようになります。 そして、そういう期間が長引いてきたり、思春期に重なったりすると、不安感に加えて自己否定感が生まれます。 「学校へ行けない自分はダメな人間だ」と思ってしまう。 それでは、そういう子どもたちに何をしてあげられるか。 「自己評価」のところでも書きましたが、まずは話を聞いてあげることが大切だと思います。 その時に、自分が話している時間より相手の話す時間が長いこと、これが最低条件。 「そうか、そうか」と相手の話を真剣にきいてやるということだけで、あなたは大切な存在だよ、とつたえることになる、と。 そして、「がんばれ」より「がんばってるね」がよい。 「ありがとう」という言葉をどんどん使う。 http://plaza.rakuten.co.jp/pianissimo4/diary/200809050001/ 毎日でなくていいから、お母さん自身が子どもとゆったり向かい合える時間を作り、子どもの不安な気持ちを聞いてあげる。 最初の内は子どももすぐには話してくれないかもしれない。 子ども自身も「わからない」ことが多いと思います。 ともすると、大人は話を聞いているつもりでも、その話の中に大人側の意見を言ってしまったり、答えを誘導しようとしがちです。 また、何も言わなくても子どもには大人の気持ちがビンビンに伝わる場合もあります。 でも、そんなことを繰り返していると、子どももちゃんと話をしてくれるようになります。 そして、自分は本当はどうしたいのか、どう思っているのか、真剣に話をする中で本音が出てくるものだと思います。 その過程で、今まで抑えていたものが出てくるかもしれない。 例えば、甘えやわがまま、反抗など。 それは、甘え足りなかった子ども自身が「甘えなおし」を求めている場合が多いと言われます。 だから、そういう状態になった時に、親は逃げないことも重要だと「学校を捨ててみよう!」に書かれています。 「自分たちはどのようなことがあってもあなたを好きであり、見捨てたりすることはない」と伝える。 http://plaza.rakuten.co.jp/pianissimo4/diary/200809060001/ 自己否定感の強い子ほど、その気持ちをほぐすのに時間はかかると思います。 子どもの年代によっての対応も当然変わります。 いずれにしても、子どもを守ってあげられるのは、やっぱり親なんです。 しっかりと向き合って話を聴き、しっかりと愛情を伝えてあげる、これが大切なんです。 そして、しっかりと受け止めてもらえたと感じた子どもは、いつか動き出すと思います。 その時には、子どもを信じてそっと後押ししてあげることも必要だと思います。 子どものことを心配するあまり、あれこれ口出ししたり方法を示してあげることとは違いますねd(^-^) 【追記】 りんりんさんが私のブログをリンクしてくださり、さらに広げていい記事を書いておられますので紹介しますね♪ http://acnokosodate.blog80.fc2.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[不登校・起立性調節障害] カテゴリの最新記事
|
|