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◆カクテル ―― その誕生にまつわる逸話(2012年版:ABC順)(1) 【おことわり】レシピは標準的なもので、絶対的なものではありません。文献やバーテンダーによっては違う割合、違う材料でつくっていることもあります/レシピの丸カッコ内の数字(単位)はmlです。 1.アディオス・アミーゴス(Adios, amigos) 【レシピ】ホワイト・ラム(30)、ブランデー(15)、ジン(15)、ドライ・ベルモット(15)、ライム・ジュース(またはレモン・ジュース)(20) 【スタイル】シェイク 【グラス】ラージ・カクテルグラス 3種類のスピリッツをベースにした、ユニークなカクテル。スペイン語で「さらば、友よ!」との意味のカクテルだが、誕生の経緯や考案者は不明。おそらくは、友との別れに際して、飲むカクテルとして考案されたのだろう。 著名な「トレーダー・ヴィック・バーテンダーズ・ガイド(Trader Vic Bartender's Guide)」=1947年刊=でも紹介されており、欧米では少なくとも1940年代には誕生していた可能性が高い。日本にも1950年代には伝わっていたものと思われる。 欧米の専門サイトでは、同名で別レシピのものも紹介されているが、こちらはとてつもない量とアルコール度数のヘビーなカクテルである。レシピ(=2人分に匹敵する量!)は、ゴールド・テキーラ(20)、ダーク・ラム(20)、ジン(10)、ウオッカ(10)、アマレット(10)、グランマルニエ(10)、カルーア(10)、トリプルセック(10)、クランベリー・ジュース(適量)。シェイクしてロック・スタイルで。 【確認できる日本初出資料】NBAカクテルブック(1963年刊)。 **************************************** 2.アドミラル(Admiral) 【レシピ】ヨーロピアン・スタイル:ジン(30)、チェリー・ブランデー(20)、ライム・ジュース(15)/ アメリカン・スタイル:ドライ・ベルモット(40)、バーボン・ウイスキー(20)、レモン・ジュース(15)、レモン・ピール 【スタイル】シェイク 【グラス】カクテルグラス ヨーロピアン、アメリカンという2つのレシピが伝わるが、そのレシピの違いから考えると、それぞれ独立した形で考案されたと考えるのが、無難だろう。 「アドミラル」とは海軍提督の意。おそらくは英国内(海軍内?)発祥のカクテルと思われる。英海軍では、上級士官にはジンが、下級士官にはラムが支給されるのが一般的だった。上級士官でも将官クラスになると、パーティーなどではこのようなカクテルが振舞われたという。 ヨーロピアン・スタイルの誕生経緯や考案者ついては詳細不明だが、有名な「シンガポール・スリング」の現代レシピ(ハリー・クラドックが1920年代に考案)によく似ており、このバリエーションとして誕生した可能性も。 なお、アメリカン・スタイルが考案されたのは、1933年以降(米国の禁酒法廃止後)の30年代で、考案者はあの有名なジャズ・ミュージシャンのべニー・グッドマンと伝わり(欧米の複数のWEBサイト情報)、1956年刊の「エスクワイア・ドリンクブック」でも紹介されている。 欧米では、この「アドミラル」を取り上げているカクテルブックはなぜか少ない。現時点で確認した限りでは、「トレーダー・ヴィック・バーテンダーズ・ガイド」(1947年刊)くらい。日本では、1971年発行の文献がヨーロピアン・スタイルの「アドミラル」を紹介しており、少なくとも60年代には伝わっていたと思われる。 なお国内外のWEBサイトでは、カクテル「アドミラル」は数多く紹介されている。内訳では、ヨーロピアン・スタイルが優勢で、アメリカン・スタイルは2割ほど。 【確認できる日本初出資料】図解カクテル(浜田昌吾著、1971年刊) **************************************** 3.アドニス(Adonis) 【レシピ】ドライ・シェリー(45)、スイート・ベルモット(15)、オレンジ・ビターズ1dash、オレンジ・ピール 【スタイル】ステア 【グラス】カクテルグラス 1884年ブロードウェイでヒットしたミュージカル「アドニス」にあやかって、ニューヨークで誕生したと伝わる(考案者はおそらくはニューヨークのバーテンダーであろうが、名前は伝わっていない)。「アドニス」とはギリシャ神話に登場する美少年の名。 ハリー・マッケルホーンの名著「ハリーズABC・オブ・ミキシング・カクテルズ」(1919年刊)やサヴォイ・カクテルブック(1930年刊)にもその名が見える代表的なクラシック・カクテルの1つ。オレンジ・ビターズとオレンジ・ピールは省くレシピもある。 この「アドニス」のバリエーションとして、1890年、日本(横浜グランドホテル)で「バンブー(Bamboo)」(作者は来日米国人のルイス・エッピンガー、Louis Eppinger)という初の世界的カクテルが生まれたというエピソードはあまりにも有名。 しかし、「アドニス」自体はその後も日本ではあまりポピュラーではならなかったようで、現時点で調べた限り、国内のカクテルブック上で登場するのは1950年代に入ってから。 【確認できる日本初出資料】壽屋カクテルブック(1955年刊)。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2年ほど前、うらんかんろは個人的な好奇心・関心から、様々なカクテル(約150種類)の誕生にまつわる逸話を、可能な限り集めてA4判約20頁の資料(「Cocktail:その誕生にまつわる逸話」)=写真左下=にしたことがありました。 きっかけは、あるBARのマスターから「お客さんから、『このカクテルの名前の由来って何ですか?』と聞かれた時、いちいち本で調べるのはめんどくさいから、一つにまとめたカンニングペーパーのような資料があればいいなぁといつも思うんだけど、**さん作ってよー」と頼まれたことでした。 ![]() 完成した資料は、頼まれたマスターと僕だけの物にしてしまうのはもったいないので、個人的に親しいBARのマスターらに渡したり、遠方の方には送ったりしました。これまでに約100人近い方に差し上げたかなと思います。 この資料は新たな事実に出合った場合、その都度追加・修正してきましたし、間違いの指摘があった場合も訂正してきました。しかし一度文書の形で渡してしまった方に、その後修正された資料をいちいちお届けするということまでは、残念ながらできていませんでした。 さらに、2年前に資料を作成した際、一番参考にした英語版Wikipediaや欧米の専門サイトの記載内容がその後、改めて見てみると、かなり変わっている(新しく修正されている)ことが分かりました。 このため今回は、常に最新の知見を反映できるようにと、ペーパー(文書)ではなく、データ(WEB情報)として、ゼロから全面改訂版を作ろうと考えました。すでに文書をお渡ししている方は、誠に申し訳ありませんが、今回公開するデータ(連載)を元に、新たにご自分専用のファイルを作っていただければ幸いです(前回はベースのお酒別にまとめましたが、今回はABC順で紹介していきます)。 【おことわり&御礼】この連載(資料作成)にあたっては、これまで定説とされてきたカクテルの逸話・伝説を鋭く分析し、その矛盾をいくつか指摘された石垣憲一氏の著書「カクテル ホントのうんちく話」(2008年、柴田書店刊)には、とてもお世話になりました。著作権法違反にならない範囲で、その内容も引用・紹介させていただきました。この場をかりて石垣氏には敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げたいと思います。さらにご興味のある方は、ぜひ石垣氏の原著もお読みいただければ幸いです。 また、古いカクテルブックに詳しく、貴重な文献も所蔵されているBarのマスター(複数)にも参考資料閲覧等でお世話になりました。とりわけ神戸のBar・Savoy HommageのMマスターと東京のBar・AnthemのAマスターには連載の趣旨にご理解いただき、快くご協力下さいました。さらに、洋酒ライターの石倉一雄氏にも様々な場面で貴重なご助言を頂きました。御三方にも、心から感謝申し上げます。 連載「全面改訂版:カクテル、その誕生にまつわる逸話」はあす3日(日)からスタートする予定です。ご愛読をよろしくお願いいたします。また連載の頻度は不定期となりますが、何卒ご了承ください。 【主な参考文献】この連載にあたっては、上記・石垣憲一氏の著書以外にも、以下の文献を参考にさせていただきました。この場をかりて著者である先人の皆様へ心から感謝を申し上げます。また、インターネット上の酒関係のサイト(HP)からも、少なからぬ貴重な参考情報を頂きました。重ねて御礼申し上げます。 ・「カクテル(混合酒調合法)」(秋山徳蔵著、1924年刊) ・「コクテール」(前田米吉著、1924年刊)、・「カクテル」(安土禮夫著、1929年刊)、 ・「スタンダード・カクテルブック」(NBA編 村井洋著、1936年刊)、 ・「世界コクテール飲物辞典」(佐藤紅霞著、1954年刊)、 ・「壽屋カクテルブック:Enjoy Your Favorite Recipes」(壽屋編、1955年刊)、 ・「洋酒 ストレートからコクテールまで」(佐藤紅霞著、1957年刊)、 ・「洋酒とカクテル」(斎藤良美著、1962年刊)、 ・「NBAカクテルブック」(NBA編、1963年刊)、 ・「酒の百科」(石野誠著、1969年刊)、・「たのしむカクテル」(今井清著、1976年刊)、 ・「カクテル・マニュアル」(堀井浩一著、1977年刊)、 ・「カクテル入門」(福西英三著、1982年刊)、 ・「すてきな夜にはカクテル」(木村与三男著、1983年刊)、 ・「バーテンダーズ・マニュアル」(福西英三ら3氏共著、1987年初版)、 ・「NBAオフィシャル・カクテルブック」(1990年初版)、 ・「カクテル・ハンドブック」(花崎一夫著、1990年刊)、 ・「カクテルズ」(福西英三著、1994年刊)、・「スタンダード・カクテル」(毛利隆雄著、1996年刊)、 ・「HBAバーテンダーズ・オフィシャルブック」(2006年初版) ・「ハウ・トゥ・ミックス・ドリンク(How to Mix Drink): The Original Cocktail Guide」 (Jerry Thomas著、1862年初版、1999年再版) ・「173 プレプロヒビション・カクテルズ(173 Pre-Prohibition Cocktails)」 (Tom Bullock著、1917年刊、2001年再刊) ・「ハリーズABC・オブ・ミキシング・カクテルズ(Harry's ABC of Mixing Cocktails)」 (Harry MacElhone他著、1919年初版、1986年再版)、 ・「サヴォイ・カクテルブック(The Savoy Cocktail Book)」 (Harry Craddock編 1930年初版、2002年日本語版刊)、 ・「ミスター・ボストン・バーテンダーズ・ガイド(Mr.Boston Bartender's Guide)」 (1935年初版、40年版~90年版) ・「カフェ・ロイヤル・カクテルブック(Cafe Royal Cocktail Book)」 (W.J.Tarling著、1937年刊) ・「バーテンダーズ・ガイド(Bartender's Guide)」(Trader Vic著、1947年刊) ・「エスクワイア・ドリンクブック(Esquire Drink Book)」 (Frederic Birmingham編、1956年刊) ・「オフィシャル・ミキサーズ・マニュアル(The Official Mixer's Manual)」 (Patrick Gavin Duffy著、1956年刊) ・「ザ・カクテル・バー(The Cocktail Bar: How To Make Exiciting Cocktails)」 ("Charles"著、1960年刊) ・「ニューヨーク・バーテンダーズ・ガイド(New York Bartender's Guide)」 (Sally Ann Berk著、1995年刊) こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
5月2日の日記で、サントリー社の「角瓶」の「ラベル表示」問題を取り上げました。そして、その日記でのうらんかんろの批判的な問題提起について、ブレンダーの方から頂いた見解を、5月17日の日記で紹介しました。 ![]() 「ラベル表示」の件についてはこれ以上言ってももう空しいので、再び取り上げないつもりでした。しかし、先日初めて味わった新「山崎」「白州」のボトルの裏側のラベルを見て、うらんかんろは驚きました。 「これは、もうひとこと言っておかねばいけないと思った」ので、あえて書かせていただきます。この文章をお読みになった、心あるサントリー社の関係者がいらっしゃればぜひご見解を聞かせていただきたいと思います。 先般、角瓶で指摘したのは、「なぜ製造者の住所を(サントリー発祥の地である)従来の大阪から東京に変えたのか」でしたが、これに対しては「2008年に『持ち株会社』化して、製造者である(子会社の)サントリー酒類(株)の本社登記が東京都港区台場2丁目に変わったので、法律上やむを得なかった」という説明でした。僕も十分には納得できなかったけれど、しぶしぶ了承しました。 しかし、今回の発売された新「山崎」「白州」のボトルの裏ラベルがどうなっているか、皆さん、機会があれば一度とくとご覧ください。製造者は、「山崎」も「白州」も「サントリー酒類(株)」となっているのは「角瓶」と同じですが、その住所は驚くなかれ、「山崎」は「大阪府三島郡島本町」となっているのです。 ![]() そして、さらにもっと驚いたのは「白州」の裏ラベルはについては「東京都港区台場2丁目」となっているのです(え!? 白州はいつからお台場で蒸留し始めたんだ?)。 「山崎」と同じ理屈であれば、当然白州蒸留所がある「山梨県北杜市白州町」としなければおかしいはずです。この首尾一貫のなさは、いったい何なのでしょうか? 法的にはこれでいいのでしょうか? 「山崎」は山崎蒸留所のモルトしか使っていないからこれでいいのだ、しかし「白州」は白州蒸留所以外のモルトも混ぜているから、本社登記のある東京都にしたのだと言うのでしょうか?(しかし、パンフレットには白州以外のモルトを使っているなど一切書いていません)。 両銘柄の裏ラベルの「不統一」の理由はいったい何なのでしょうか? これが許されるならば、あの「角瓶」だって製造者住所は、法的にも、サントリー発祥の大阪市北区堂島浜2丁目でも許可されたのではないのでしょうか。 さて、この疑問にサントリーの担当者はどう答えてくれるのでしょうか? 回答がありましたら、またこの日記でご紹介したいと思います。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
5月15日の日記で、大阪・梅田の老舗バー「キャシー」が今月末で閉店する話に触れました。きょう(31日)がラストですが、うらんかんろは仕事でお邪魔できないので。一足早く先日、塩野マスターにお別れをしてきました。 ![]() 重ねがさね本当に残念ですが、53年間働き続けた83歳の塩野さんに、これ以上無理を言うのも申し訳ないかとも思います。ゆっくり休養して第二の人生を愛する奥様とのんびりと過ごしてください。 キャシーは、社長もヒラも肩書抜きで飲める素敵な酒場だったので、15~16年通っているうらんかんろも、これまでマスターに直接、素性(名前や勤め先、肩書等)は明かしたことはありませんでした(もちろん顔見知りの常連客のなかには僕の名前や肩書を知っている方もいます。マスターもひょっとして、僕の名字くらいは知っていたかもしれません)。 飲み終えて、最後に塩野マスターと握手し、「最終日は来れませんけど、どうかくれぐれもお元気で!」と伝えました。手を握り返した塩野さんは「あんた、ずっーと誰かわからんかったけど、この間、ようやく分かったでー」とニヤっと笑って、言葉を返してくれました。 数多く客に愛された老舗の灯がまた消えようとしています。悲しいけれど、大阪に「キャシー」という素晴らしい酒場があったこと、そして塩野保男という素敵なマスターがいたことを脳裏に焼き付けて、いつまでも記憶に留めたいと思います。 塩野さん、長い間本当にお疲れ様でした! こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
販売が解禁になったノンエイジ表示のサントリーのシングルモルト・ウイスキー「山崎」「白州」を早速味見してきました。 今回の山崎、白州は、10年、12年とか18年という熟成年数の表示がありません。そして入門用ということで、お値段も手ごろに設定されています。希望小売価格はともにボトルで3500円です(量販店なら、2800~2900円くらいで売られるのでしょうか)。 ![]() どういうコンセプトでの新商品なのか気になりますが、その点は先日、友人のI氏が同社のブレンダーの方に聞いてきてくれました。 その話によれば、「初めに年数ありきの作り方はしなかった。上(隠し味)には20年を超える原酒を使い、とにかくハイボールにしても違いが分かる、ストレートで口にして違いが分かる造りにした」とのことです。 それぞれの造り方の特徴は、パンフレットによると、「山崎の伝統であるミズナラ樽貯蔵モルトと赤ワイン樽貯蔵とをバッティングした」「白州蒸留所の古酒モルトと同蒸留所のよりスモーキーな雰囲気を持ったモルトとをバッティングした」とあります。 年数表示がないのでなおさら、中に入っている原酒(モルト)が何年物なのかとても気になるところですが、同社は「年数は非公表」ということなので、正確なところはよく分かりません。 ただ、I氏から聞いたこのブレンダーの方の話と他の関係者からの情報を総合すれば、「(ウイスキーとして出せる下限の)3年熟成とか、そんなギリギリでは無くて、基本は5年以上で上限は9年以下。メインは7~8年物の原酒」ところではないでしょうか。 さて、実際にストレートで味わったうらんかんろの感想は、山崎は甘くて、なめらかで味わいで、パンフレットにも書いてありましたが、(ワイン樽由来の)イチゴのようなアフター・テイストに驚きました。一方白州は、やはり従来の白州の延長線上かなぁという感じ。柑橘系、ミント系のような軽やかな香りが印象的でした。欲を言えば、どうせならもっとスモーキーさを強くしても良かったかなとも思いました。 皆さんもBarのバック・バーの棚で見かけられたら、ぜひお試しくださいませ。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
26日の土曜日、天気がまずまず良かったので、連れ合いと一緒に前から一度行ってみたかったJR大阪駅ノースゲート・ビル屋上(14F)の「天空の農園」に遊びに行ってきました。 まずは5F部分にある大阪駅の南北連絡スペースでもある「時空(とき)の広場」まで行きます。そこからはエスカレーターを乗り継いで行って、最後に着いた11Fから後の3階分は階段で登ります。ちょっとしたハイキング気分です。 都会のど真ん中のビルの上に、本格的な農園が出来ています。栽培されているのは、コメ、キュウリ、ナス、トマト、ジャガイモ、ズッキーニ、ピーマン、トウガラシなど覚えきれないほど。野菜のほかに、ブドウ棚やオリーブの木もあります。広さは約250平方m。 水は雨水も利用し、栽培されたコメや野菜、果物はビル内のレストランに提供するほか、一部は市民農園として有料で貸し出しているとか。環境に配慮した「エコ・ステーション」のシンボルと言っていいかもしれません。 農園は入場無料で、休憩用のテーブル席もあるのですが、残念ながらここでは飲食禁止です(ただしすぐ隣の広場スペースではOKです)。広場にはお花畑もあって訪れる人を楽しませてくれます。屋上から下りる階段からは、大阪駅北側に建設中の高層ビルと、いずれなくなる「北ヤード貨物駅」のコントラストが眺められます(向こう側にはスカイビルも=一番最後の写真)。 ほとんど費用がかからないお手軽レジャー。皆様も天気の良い日にぜひ一度お出かけください(くれぐれも歩きやすい靴で)。
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先日の日記でも少し触れましたが、親しくしてもらっているバーテンダー、M君がオーナー・バーテンダーとして初めて営む「ドラム・ハウス・ザ・ルート(Dram House THE ROOT)」、オープン初日の25日に早速お邪魔してきました。 ![]() 大阪の地理に詳しくない方に少し説明しておくと、あの有名な「グリコの看板」があるミナミの道頓堀界隈からは、ほぼ東方向へ電車(近鉄電車または地下鉄)で2駅というロケーションです。 場所で言えば、上本町6丁目、通称「上六(うえろく)」と言われる処で、駅から徒歩1分という抜群の立地です(すぐ近くにはシェラトン・ホテルやミナミから移転した新歌舞伎座もあり、焼肉で有名な鶴橋は1駅隣です)。 ![]() 店は大通り(千日前通り)から一筋入った裏通りにあって、繁華街に近いけれど、住居として実際に住んでいる人も多いという下町っぽいエリアでした(実際、店の2階や隣には住人がいるそうです)。 さて、肝心の店内は、カウンター約9席、テーブル席2~3人用のほか、個室(4~5人用)まであるという嬉しい造りです。 ![]() マホガニーやチーク、ウォールナットのような、温かみのある木をふんだんに使った、とても落ち着いた雰囲気です。 僕にとって何より嬉しかったのは、テーブル席の横に、な、なんと、アップライトのピアノがあるのです! 「将来は、日曜か祝日の午後にでもライブでもできたらなぁと思ってます」という夢を語るM君です。 ![]() オープン前の準備・充電期間には、大好きなブルースを聴くためにシカゴへ行ってライブハウス巡りもしてきたとのこと。ピアノはそのうち僕も弾かせてもらいまーす(笑)。 M君、いやMマスターの素敵な接客も健在。「とりあえず年内は無休でやります」と宣言する“ど根性”も見せてくれています。凄い!(でも働き過ぎて体こわさないでね)。皆様もお近くにお越しの節はぜひ、この素晴らしい空間を堪能してください! 【ドラム・ハウス・ザ・ルート】大阪市天王寺区上汐3-1-3 電話06-6773-6331 平日午後5時~午前3時(日祝~午前零時)。最寄駅は近鉄上本町駅もしくは地下鉄谷町9丁目駅。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
![]() 誕生日祝いにスコッチ・モルトウイスキーを頂きました。ラベルには「WEMYSS MALTS Smooth Gentleman 8 years old」と記されています。 恥ずかしながら、うらんかんろもこれまで見たことのない名前(銘柄)とラベル・デザインのモルトです。でも、8年ものとは思えない、いい琥珀色をしています。とても旨そうです。 贈り主にメールで尋ねてみると、「**百貨店限定のボトル」なんだとか。ネットで調べると、かなりこだわりのメーカーみたいです。う~ん、(贈り主は)なかなかいいセンスをしている。やるなぁ…(笑)。心して大切に味わいます。本当に有難う! こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
鶴橋のBar Old Bridge店長を卒業したM君から手紙が届きました。 ![]() かねてから予告のあった通り、独立のご案内です。晴れてオーナー・バーテンダーになる店の名は「ドラム・ハウス・ザ・ルート(Dram House The Root)」。いよいよ来週5月25日(金)、オープンです。 手紙に記されていた挨拶文によれば、「ルートとは“根”。そこから派生して、物事の根源、基本を意味しています。ドラムとは液体を測る単位ですが、同時に“一杯の酒”を意味しています。これまで応援してくださったお客様の声や“基本”を大切に、皆様に長く愛される酒場づくりを目指してまいります」(要旨)。 ![]() 素敵な店名です。挨拶状にもM君の真心が感じられます。場所は、大阪都心から少し離れた穴場的な立地です、とても興味をそそられます。 過去、Bar OTIS、Bar Old Bridgeでともに常に誠実な仕事ぶりだったM君ですから、僕はこれからも応援してあげたいと思っています。皆様もお近くに行かれる際は、ぜひ! 【ドラム・ハウス・ザ・ルート】大阪市天王寺区上汐3-1-3 電話06-6773-6331 平日午後5時~午前3時(日祝~午前零時まで)。当面は年中無休でやるみたいです!(最寄駅は近鉄上本町駅または地下鉄谷町9丁目駅です) こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
5月2日の日記で、最近発売された角瓶の復刻版の裏側のラベルの住所が変わった(大阪・堂島浜→東京・台場)ことについて、うらんかんろは、サントリー社の姿勢を「悲しく思う」と記しました。 この件について、先日友人がサントリーの関係者に会って僕の思いを伝えて、見解を尋ねてきてくれました。友人は、広報の責任者と会うことは叶わなかったのですが、同社のブレンダーの方2人から直接、話を聞くことができたそうです。 ブレンダーの御二方の説明は、要約以下の通りだったとのことです。 「弊社の製品を関西の方に愛して頂けていることに感謝しています。角瓶に関しては『変わらぬことが価値』ということで商品開発や営業とも意見がおおむね一致しており、可能な限り、昔のスタイルと味を維持するように努力しています。ご指摘の裏ラベルに関してですが、ご存知のように会社の組織変更に伴うもので、法律的な見地からも大阪から東京に変えざるを得なかったこと、悪しからずご了承いただければと思います。 弊社としても、シェリー香を特徴とする昔の味を復元した特殊な商品でもあり、関係省庁と折衝の末、表側ラベルに本来は許可されない弊社の旧称である『壽屋』を使うことを許可して頂きました。かような事情を御推察頂き、引き続きサントリー製品を御愛顧いただければ幸いです」 この説明を聞いて、僕が納得したかと言えば、そうではありません。法律的な見地というのは、2009年に、サントリー株式会社社が持ち株会社制に移行して、持ち株会社のサントリー・ホールディングス以外、すべての子会社の本社登記を東京へ移したことを指すのでしょう。ウイスキーなどアルコール類の製造・販売は、サントリー酒類(株)という子会社の担当となり、その本社登記は東京都港区台場2丁目に移されました。 ある会社が食品類を製造・販売する際は、おそらく、その会社が本社登記した住所を明記しないといけないと法律で決まっていて、だから、2009年以降の製品については住所表記が変わるのはやむを得ないから理解してくれ、たとえ復刻版ボトルであっても、住所表記は変えられなかったんだということなのでしょう。 法律的には仕方がないのかもしれません。結局は「そもそも論」に立ち返ってしまうのですが、やはりその企業の「創業の心」「存立の精神」とか、この場合は「ウイスキーづくりの原点」は何かということです。 サントリー社のウイスキーラベルの住所表記から「大阪」という2文字がなくなるということは、僕にとっては、夏の甲子園が東京ドームで開催を変更するとか、吉本興業が大阪から撤退するとか、宝塚音楽学校が宝塚からなくなるのと同じくらいショッキングで、理解しがたいことです。 サントリーの場合、やはり原点は山崎蒸留所であり、大阪発祥の鳥井商店・壽屋ではなかったのでしょうか。今の角瓶はボトルデザインは基本、昔のものを継承していますが、ラベル表示を見ても、そうした「原点を大切にする心」はほとんど感じられません(唯一、鳥井信治郎さんの英文のサインが肩ラベルに見られるくらいでしょうか)。 持ち株会社に移行することは、時代の流れとして仕方がなかったのかもしれません。しかし、ウイスキー製造・販売会社の本社登記はあくまで、「大阪市北区堂島浜2丁目」にこだわってほしかったと思うのは、僕だけでしょうか。 一消費者がこれ以上言っても、「遠吼え」でしかなく、むなしいのでこの辺りでこの件にはケリを付けたいと思いますが、「創業地への愛」を忘れてしまったような姿勢に重ねがさね、悲しく情けない思いでいっぱいです。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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