カテゴリ:グルメ
BAR巡りをするには、空きっ腹では身体に悪い。だからいつも、まず、どこかで適度に胃袋を満たしてからBARへ出かける。
その「どこか」は最近は居酒屋が多い。例えば、大阪だと天満や京橋でまず腹ごしらえをして、それから新地や曽根崎へ繰り出す。 そんな「面倒臭~い動線」(関西以外の人には、地理的関係がよく分からないでしょうが、お許しあれ!)で、飲み始める。 大阪市内でも、ディープな阿倍野や新世界だと、先日(8月25日の日記で)紹介したような「明治屋」など、そんな場所に最もふさわしい。 神戸だと、三宮や元町の高架下に連なる居酒屋が僕のお気に入り。元町の「丸玉食堂」の豚足&焼きそばなんて、最高の組み合わせだ。 では、京都だとどこでスタートするか。日本料理の本場では、居酒屋はなかなか成立しにくい土地柄ではあるが、それでも探せば美味しい店はある。 最近の僕のお気に入りは、四条河原町交差点から西へ少し歩いた、新京極にある。四条通りから北へ折れて数分、新京極の商店街にある「スタンド」という店(写真左上&右)。 1928年(昭和3年)の創業というこの居酒屋。一歩店内に入ると、貴方はすぐ昭和20~30年代にタイムスリップしたような気分になるだろう。 現在の建物は、創業する以前の明治30年代のものらしい(元は「カフェ」か「大衆食堂」だったとか)。 「スタンド」自体の創業地は少し離れた場所にあり、その後しばらくして、現在地へ移ってきたのだという(写真左=味わいあふれる手書きのお品書きがぶら下がる)。 お値段は当然、涙が出るほど良心的。普通に飲んで食べた場合は、千円札が2枚もあればお釣りが来るから嬉しい。 昼間から開いているのもいい。3時くらいから、常連さんが1人、2人と顔を出す。 客のほとんどは1人でやってくる。そして、ひとり酒を味わい、さまざまなアテを楽しむ。 アテの豊富さも魅力だ。和風のアテはもちろん。ビーフンやシューマイなど中華系のアテも充実している(写真右=歴史の重みを感じさせる木製のレジスターは必見!)。 ちなみに、一番人気の名物メニューは「かた焼きそば」(これが1人前が優に2人分ほどの量がある)で、これを頼むお客さんが多い。 一年中、日本全国からの観光客であふれる京都。しかし京都の魅力は、寺社や京料理や祇園&舞妓さんだけではない。「スタンド」のような、素顔で、気さくな京都の一面も、知ってもらえたら嬉しい。 【スタンド】京都市中京区新京極通四条上ル中之町546 電話075-221-4156 午後零時~午後9時 火休 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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