カテゴリ:グルメ
ちょっとした個人的な祝い事があって、社内の友人たちがご馳走してくれるというので、一緒に中華の外食に出かけました。
場所は会社からタクシーで10分余の堺筋本町(ローカルな地名で、関西圏以外の方はごめんなさい)の駅近く。りそな(旧・大和)銀行の重厚な石造りの本店ビルのすぐそばで、オフィス街です。 「香園(コウエン)」というお店でした。「香園」のウリは「中国瀋陽家庭料理」。瀋陽は中国東北部(旧・満州)に位置する遼寧省の省都です。 瀋陽はかつて日中戦争時、日本が占領していた頃は「奉天」という名前で知られ、日本人も数多く住んでいました。現在の人口は約730万人。 北京や広東、四川、上海、福建等、地域名をウリにした中華料理は多いですが、瀋陽料理というのは珍しいなぁと言うことで、ワクワクしてドアを開けました。 聞けば、元々は大阪の天六(天神橋六丁目)という庶民的なエリアにあったそうですが、06年末にこの堺筋本町に移転したそうです。 3人だったので、コースではなくアラカルトで頼むことにしました。メニューの料理名を見ると、普通の中華料理屋さんとよく似ています。 どういうのを「瀋陽料理」というのだろう?と聞いてみたくなりましたが、従業員は日本語があまり上手ではなく、うまくコミュニケーションはとりにくそうです。仕方なく、メニューを見ながら推測することにしました。 で、我々が選んだのは、豚耳と野菜の酢の物、板春雨とクラゲの和え物、野菜餃子の3種盛り、酢豚トマトソース味、ロールイカと野菜のピリ辛炒め、牛肉とピーマン&男爵イモの炒め物の6品(写真上から下へ)。 どの皿も美味しかったのですが、なかでも不思議な食感の「板春雨とクラゲの和え物」とめちゃジューシーな野菜餃子は最高でした。 瀋陽料理というのは、もちろん北京でも広東でも四川でもないのですが、味付けは似ている部分もあります。と言うか、それぞれのいい部分をうまく取り入れているという印象です。全般的に優しい味で、不思議な美味しさに溢れていました。 ちなみに、この「香園」の名物は「火鍋」とか。2種のスープ、3種のタレで食べるお味は絶品という評判。今回は頂きませんでしたが、次回はぜひ挑戦してみたいと思います。 6品にビールと紹興酒をたっぷり飲んで、お勘定はなんと1人当たり3千円ほど(もっとも、僕は奢ってもらったので払いませんでしたが…)。 大阪って、美味しいものがほんとに安く食べられる素晴らしい街だとつくづく思います。世界中のいろんな料理がリーズナブルに食べられる都市は、世界中でも大阪しかないんじゃないかぁ…(ニューヨークや東京では金さえ出せば食べられるが)。それはともかく、ご馳走してくれた友人2人にも改めて感謝でーす。 蛇足ですが、「香園」のインテリアの一部や名刺(写真左)は、カラフルなクレヨンアートで知られる大阪出身のイラストレーター、黒田征太郎氏が手がけて、明るく温かい雰囲気です。 お店と「黒征」氏の関係はよく知りませんが、個性的な料理と「黒征」氏ならではのデザインがうまく調和して、素敵な空間を創っています。皆さんもお近くにお越しの際はぜひどうぞ。 【香園】大阪市中央区安土町2-4-5 日本SBPビルB1F 電話06-6264-2900 午前11時半~午後2時半&午後5時半~11時 年中無休 地下鉄堺筋線・堺筋本町駅から徒歩2分。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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