テーマ:ヨーロッパ旅行(4171)
カテゴリ:旅
【前書き:今回のきわめて短いグラスゴー滞在だけで1回分を書くのはおこがましいと思いましたが、恥を忍んで記します】
9月25日夕、アイラ島からグラスゴーに戻った僕ら。当初はすぐエジンバラへ戻る予定だったが、特急は11時台まであるので、せっかくだから少しばかりグラスゴーの街を楽しみ、晩ご飯もここで食べようということに計画変更した。 とは言っても、時間は3時間半ほどしかない。空港からバスで中心部のクイーン・ストリート駅に出る。高速道路はすいていて、20分ほどで、駅に着く。 とりあえずアイラ土産などの大きな荷物を預けようと思い、駅の手荷物預かり所を訪れる。すると駅の係員は、暗証番号式のコインロッカーを使えとおっしゃる。 「ややこしいなぁ」と思ったが、意外と簡単に扱えるロッカーだった。身軽になって、まず、中心部の観光スポット「ジェージ・スクエア」(写真左)を訪れる。 大きな広場にはジェームズ・ワット、ウォルター・スコット、ロバート・バーンズなどスコットランドゆかりの偉人たち12人の銅像が並ぶ(写真右)。 広場に面して建つグラスゴーの市議会庁舎は、街のシンボル的な存在。夕暮れどき、ライトアップされてさらに美しい。 もう一つ、グラスゴーに寄るなら、ここだけは見ておきたい建物があった。「グラスゴー大聖堂」(写真左下)。13世紀に建てられた大聖堂は、宗教改革でも破壊をまぬがれた貴重な文化財だ。 地図上ではジョージ・スクエアからは歩いて15分ほどの距離だが、途中、道に迷って、歩いている中年男性に道を尋ねた。すると彼は「日本から来たのか? シュンスケはいいねー」とお世辞を言う。 さすがセルティックの地元、グラスゴーだ。「僕も大聖堂方面へ行こうとしてたところだ。途中まで連れてってあげるよ」と言う。日本人に親切なのは“俊輔効果”かな。 ようやく大聖堂にたどり着いた頃、夜の帳(とばり)はもすっかり落ちていた。だが、ライトアップされた大聖堂は、息をのむほどの荘厳な美しさ。 建物は想像以上に大きい。内部の見学時間は当然終わっていたが、機会があればもう一度、ゆっくり訪れてみたい。 さて、グラスゴーでの晩飯はスペイン・バルでということに決めた。ガイドブックに出ていたジョージ・スクエアそばの「カフェ・アンダルス」という店へ。 人気店らしく、店に入るとほぼ満員。今夜は予約はしていないので、一瞬「やばいかな」と思ったが、普段の行いがいい(笑)僕らは、ここでも窓寄りの2人用のテーブルにすぐ案内される。 とりあえずビールを飲みながらメニューを見る。日本でもスペイン・バルにはよく行くので、メニューを見てどういう料理かはだいたい見当はつく(写真右下=カフェ・アンダルスの店内。すみません。店の中の写真を撮り忘れたので、この写真は今回の一連の日記で唯一、お店のHPからの借用です)。 なぜスペイン・バルを選んだかと言えば、英国に来て以来、コメの飯を一度も食べていない。日本人としては、そろそろコメの飯が恋しい。で、「そうだ、スペイン料理ならパエリアがある」。 でももし、ばかでかい皿に山盛りのパエリアなら他に何も食べられないので、困るなぁと思い、係の店員に聞いたらちょうどいいサイズのがあると言う。 僕らはそのパエリア(写真左)と、タパスを2品(小エビのガーリック風味と野菜とチキンのサラダ風)を頼み、もちろん白ワインも。久しぶりのパエリアは、ほんとに旨かった。グラスゴー、グラシアス! でも、お勘定は料理3品とビール、ワイン計4杯で約40ポンド=約1万円。何度も触れているけど、ポンド高のせいで、食費が高くつく。日本ならせいぜい7~8千円くらいだろう(でも現地の人にしては4千円の感覚だから、安い店なんだろうなぁ…)。 夕食を終えた僕らは、クイーン・ストリート駅へ向かい、ロッカーから荷物を取り出し、エジンバラ行きの特急に乗り込む。深夜の特急は乗客もまばら。満足した胃袋。心地よい酔い。程良い列車の揺れもあって、発車するやいなや、僕らはすぐに眠りに陥った。 さて、明日はいよいよ。世界遺産の街のシンボル、エジンバラ城を訪れる予定。天気も良さそうなのでワクワクする。良い一日でありますように。 ◆英国の旅:エジンバラ編(4)へ続く(グラスゴーでのあまりにも短い滞在のためか、中身のない日記になってしまいました。すみませーん)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/25 08:31:19 AM
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