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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2008/06/07
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カテゴリ:BAR
 昨日6月6日(金)は、うらんかんろの最も馴染みにしている酒場の一軒、大阪キタのBar「K」の20周年のお祝いでした。「K」と言ってもイニシャルではなく、店名そのものが「K」なのです。Mr Matsuba of Bar・K

 「K」とはオープン直後からなので、もう20年近い付き合いです。マスターの松葉道彦さんは当初、この「K」のスタッフとしてスタートされました(写真左=Bar「K」のマスター、松葉さん)。

 そして持ち前のセンスに加えて、血のにじむような努力を重ねて、数々のバーテンダーのコンクールでも優勝するなど、今では(まだ40代前半ですが)大阪、いや関西、西日本を代表するバーテンダーとなりました。

 店の場所が会社の帰り道にあったので、Bar「K」には昔からよくお邪魔していました。スタッフはその都度入れ替わりがありましたが、松葉さんはスタッフとして、その後店長としてずっとこの店を守ってこられました。そして3年前、念願かなって「K」の経営者となりました(ご参照→05年6月7日の日記)。

 「K」は、オープン当初はサントリー社系のBARで、メインのウイスキーはサントリーの角瓶でした。そのため、最初のオーナーが角瓶のイニシャルから「K」と名付けられたと聞いています。

 今では、サントリーとは直接の関係はなくなりましたが、当初の縁もあって、店名はそのまま引き継いでいます。3年前に店名を一新する手もあったのですが、松葉さんは、「このKが自分の原点ですし、もうお客さんにも親しまれていますから」と、変えませんでした。

 松葉さんが「K」のスタッフになったのは、店がオープン直後の20代前半の頃です。だから、彼とももうずいぶん長い付き合いになります。初々しい頃から知っていて、Bar K 20周年で師匠のTさんに怒られながらも、どんどん成長していく松葉さんを見るのは楽しみでもありました。

 松葉さんの素晴らしさは、オールラウンド・プレーヤーであるところです。バーテンダーに必要な条件と言えば、カクテル等をつくる技術、酒類の知識、トーク(話術)、接客(ホスピタリティ)などが挙げられると思います。

 どれをとっても今では、松葉さんは超一流です。とくにトークは絶妙洒脱で、日本全国あちこちのBARを巡り歩いている僕ですが、いまだ、彼ほど話術が巧みなBARのマスター(バーテンダー)には出会ったことはありません(強いて言えば、銀座の「Bar保志」のマスター、保志さんが匹敵するくらいでしょうか…)。

 この夜の20周年のお祝い。僕は同じく馴染みにしている友人と一緒にお邪魔しました。僕らはそれぞれ、とっておきのウイスキーをお祝いに持参しましたが、奇しくも両方とも「ラフロイグ」でした。Bar・K:記念のコースター

 僕は、5月に「ラフロイグ友の会」の会員限定で発売されたばかりの「Cairdeas」ボトル(「Cairdeas」=カーディス=とはゲール語で「友情」という意味)。複数の17年物のクォーター・カスクを選び、バッティングしたとのことです。

 一方の友人は、80年代の「オフィシャル10年」。この時代のオフィシャルは熟成感たっぷりで、現在のオフィシャル25年物に負けないくらいの奥行きがあります(写真右上=左からラフロイグ「Cairdeas」、同80年代の「オフィシャル10年」、3杯目に頂いた同「オフィシャル40年」!)。

 どちらのボトルも極上の味わいであったことは言うまでもありません。新旧のラフロイグは、「K」の20周年と新たな旅立ちを祝福するうえでも、ふさわしいお祝いになったのではないかなと信じています(写真左=帰りにいただいだ20周年記念の革製コースター)。

 僕にとっては、まるでホームBARのように居心地のいい「K」がこれからもますます発展していくことを祈らずにはいられません。松葉さん、心から有難う。20年間の友情に感謝です。これからも宜しくお願いしまーす。

【Bar・K】大阪市北区曽根崎新地1丁目3-3 好陽ビルB1F 電話06-6343-1167 午後6時~午前1時 日祝休



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Last updated  2021/07/12 10:51:55 AM
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うらんかんろ

うらんかんろ

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汪(ワン)@ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

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