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カテゴリ:映画・TV・演劇
国際テロリストの摘発などにあたる警視庁公安部外事4課の刑事の姿を描いた物語「外事警察――その男に騙されるな」を観てきました。
麻生幾氏の同名小説を原案に、その活動がベールに包まれている警察の外事部門を取り上げた異例の作品です。一般市民の弱みにつけ込んで脅してスパイに仕立て上げたり、時には身内の警察も騙したり、官邸の官房調査費を捜査に流用したり、もう何でもありの描写です。 日本にウランが持ち込まれたという情報をもとに、渡部篤郎演じる主人公の刑事が捜査を開始。国際テロリストグループ摘発のため、最後は民間人を装って韓国に渡るという物語。映画には韓国俳優キム・ガンウが日本作品に初登場し、僕の大好きな(笑)真木よう子がスパイに仕立てられる主婦役を演じています(写真はPRポスター=(C)SDP/東映)。 映画で描かれているディテールがどこまでが真実なのかは、観る人の想像に任せるしかありませんが、警察の外事部門の人とも多少付き合った経験があるうらんかんろとしては、細かい部分の描写など、なかなかよく出来た映画で、緊迫感あふれるスリリングな内容は十分に楽しめました。 ただし映画は、原作とはかなり違います。原作は中東のテロリストとの攻防(登場人物もかなり違います)ですが、映画では、北朝鮮(映画では「あの国」という表現に徹していましたが)のスパイとの闘いです。 映画は難を言えば、肝心のクライマックスのシーンが長くて冗漫でした。セリフが長過ぎて、観ていて少しダレました。それまですごくテンポが良かったのに、あのシーンで足踏みしてしまったのはとても残念でした。 原作を読んでから映画を観に行った僕の結論としては、はっきり言って原作の方が面白いですが、映画もそれなりによく出来ていますので、観ても損はないと思います。ご興味とお時間のある方はぜひどうぞ。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/09/29 12:29:10 PM
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