カテゴリ:旅行記 ペルー '02.3月
古代インカ帝国の首都であり、インカ人にとって世界の"へそ"を意味する宇宙観の中心の街です。 今日の新聞に「チリ最高裁がフジモリ元大統領の身柄をペルーに引き渡す」と載っていました。 私がペルーを訪れた年、彼はすでに失脚後ではありましたが、車窓から見た田舎の家々の壁には まだ赤く大きく「FUJIMORI」と書かれていたのを覚えています。 そのペルーへ今日、私のNZ時代からの親友「きょん」さんの添乗するツアーが出発しました。 海外添乗員になってしばらくの彼女にとっても初めての国。 かなり不安そうでしたが、懐の深いペルーは優しく迎えてくれることでしょう。 私がペルーへ旅立ったのは日本からではなく、同じ南半球のNZから。 アルゼンチンとチリを経由しての、トランジットの待ち時間を含めると片道39時間の長旅。 日本から行く方がかなり便利かもしれませんね。。 クスコに着いた時、何とも言えない哀愁漂う空気にギュッと胸を締め付けられました。 本当に「コンドルが飛んで行く」がよく似合う街でしたねぇ。 私はクスコ発のマチュピチュとインカ&プレインカ遺跡を巡るツアーに参加したのですが、私以外のツアー客(5人)は全てオーストラリア人でした。 クスコは標高が3360mあるので、体調を整える為にツアー出発の2日前に到着。 空港に降り立った時は高山病の用心もしていましたし、空気の薄さもさほど感じなかったと思います。 ホテルに荷物を置いて、同じツアー客のパトリシアとその友人と一緒に市内散策に出掛けました。 クスコに着いて2、3時間経った頃でしょうか。 段々と胸の辺りが苦しく、気分が悪くなってきたのです。 パトリシア達に支えられながら、何とか部屋へ。 彼女達はとても親切で、薬や水を持って何度も何度も様子をみに来てくれました。 丸2日寝込んでいた私は それでも身体がだるく、彼女達の夕食の誘いも断りました。 その時です。初めて外国の方に叱られたのは!! 「あなたは こんな遠くまで寝に来たの? しっかりしなさい!!」 この言葉で私は立ち上がれました。 そのおかげで精神的にも気合いが入った私の体調はどんどん良くなりましたね。 ・クスコに着いたら、まずは薬としっかり水分を取ること。 ・過密スケジュールではなく、身体がなれるまでゆっくり穏やかに過ごすこと。 ・体調が悪いなら入浴(シャワー)は避けること。・・・私は何も考えずシャワーを浴びてしまい、ただでさえ酸素不足の中 血液の循環を良くしたのが原因か、身体中、特に手足と唇が痺れてきました。 そして、最後は気合い!です。 でも一番は優しい心遣いかもしれませんね。 ペルーの話はどこよりも長くなりますので、続きはまたということで...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.23 04:48:37
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