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再来週の火曜日、10/16に香川県民ホールへ現代狂言を観に行って来ます!
~狂言とコントが結婚したら~ この現代狂言は以前TV番組での共演がきっかけで南原清隆さんと狂言師の故・野村万之丞さんが立ち上げたもので、伝統ある狂言と現代の笑いのコントを掛け合わせていると説明に書いてありました。 昨年の第一弾は大好評だったそうです。 狂言の世界を初めて覗いたのは去年の1月。 以前は能や狂言といった日本の伝統芸能に接するなんてこと、思いもしませんでした。 では何がきっかけだったかというと、、 私には大学時代に青少年活動(?)を共にしたY君という友達がいます。 彼は真っ直ぐな性格で芯があり、そしてとても可愛らしい人です。 私より6つ年下なのですが、しっかりした彼に会う度、感心させられてしまいます。 きっと弟がいたら、こんな感じなのかなって思うほど可愛いです。(立派な男性に可愛いだなんてごめんなさい。) その彼が数年前に狂言方和泉流の先生に弟子入りし、今では人間国宝の野村萬先生の舞台の袖に控えるほどになりました。 実は狂言の世界に入る前、和太鼓で有名な「鼓童」の研修生として、佐渡島で2年ほど鍛えられた経験も持っています。 8月にも舞台の為に香川へ来た彼と、高松の街へ2人で食事に出掛けました。 お酒も強くなって、 あぁ 大人になったのねぇ、とやっぱり姉心。。 知り合った当時はまだ高校生でしたから。 未知の世界の話が大好きな私にとって、彼の話は興味に尽きません。 「弟子」という立場の厳しさ大変さなんて、現代の日本人の何人が知っているでしょうか...。 本当に誰にも負けないくらい素敵になったと思います。 彼の舞台を観に大阪まで行ったことがあります。 初めて観た「お能」は眠たくてたまりませんでしたが、迫力ある鬼の面に朱色の衣装が舞台に映え、それはそれは美しいものでした。 眉間に深い皺をよせた鬼の険しい表情が、不動明神に戒められた後、同じお面のはずなのに少しずつ柔和に浄化され変化していったのを、何も分からない私でさえ気付くことができました。 帰りにY君にその話をすると、演じ手のほんのわずかな顔の角度で表情が見事に変わることを教えてくれました。 能のお面が無気味なほどに無表情なのにも奥の深い意味があるのですね。 日本ならではの世界。奥がありすぎて難しいものですが、機会を作って触れていきたいと思います。 日本の伝統文化を知ることで、より深く世界の素晴らしい文化を感じれる気がするのです。 16日には彼も舞台に立ちます。 古典狂言、現代狂言、新作現代狂言の三部構成の中で、 彼は古典狂言の「二人大名」に出演します。 それには人間国宝・野村萬先生の息子さん、野村万蔵(九世)さんも出演されます。 先程 HPを開いたら、ナンチャンや野村万蔵さん達の名が連なる中、一番最後に彼の名前が!! やっぱり姉心。 もの凄く鼻高々になってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.03 13:09:26
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