カテゴリ:音楽
大学時代から、その明るさと心(しん)の強さで、いつも私にエールを送ってくれるMicchan!! 彼女からクリスマスメールが届きました。 『少し早いけど、Merry X'mas!』 それには、私のザルツブルク行きが素晴らしくなるようにとのコメントが続いていました。 Micchanちゃん、とても嬉しかったですよ!! ありがとう。 そして、私は気付きました! そうだ!! もうすぐクリスマスなんだ!! 旅行のことで頭がいっぱいの私は、クリスマスがすぐそこまで来ていることを"すっかり"忘れていました。(*^_^*) 皆さんには、どんな"お気に入り"のクリスマスソングがありますか? 私には2001年から毎年必ず聴く曲があります。 それは、『Snoopy's Christmas』♪♪♪ クリスマスを前にして、この曲はクライストチャーチの街角でいつも流れていました。 楽しくて、スキップしたくなるような曲♪ この曲が欲しくてたまらなくなった私ですが、曲名が分からない。。 周りにいる日本人の友達も知りませんでした。 そんな時、キャメロットホテルでベッドメイキングのバイトをしていた「ゆかち」さんが、バイト仲間の女の子に聞いてくれました。 どうも、とっても有名なものだったみたい。 おかげで、私のクリスマスには欠かせないものになっています。 ユカ! ありがとね!! せっかくですので、この『Snoopy's Christmas』について、少し調べてみました。 それは1967年、「The Royal Guardsmen~ロイヤル・ガーズメン」という6人のメンバーからなるロックバンドが発表したもの。 毎年クリスマスシーズンになると、多くのラジオ局から流れる、世界中で愛されている曲です。 彼らのデビュー曲であり、又 この曲が生まれるきっかけとなった曲が、『Snoopy vs. the Red Baron』! この背景を知って、とっても驚きました!! 「スヌーピー」についても、そのキャラクターしか知らなかった私。 この曲がヒットした頃(1966年)、まだ日本ではスヌーピーは知られていませんでした。 これで初めてスヌーピーの存在を知った洋楽ファンも多かったそうです。 連載当初のスヌーピーは普通のビーグル犬でした。 しかし、回を重ねるごとに知的になり、二足歩行をし、ついに著作活動まで始めた彼は、弁護士や医者、宇宙飛行士といった様々なコスプレをするようになるのです。 その一つが、『the world war1 flying ace~第一次世界大戦の撃墜王』というもの。 その中で、愛機"ソッピース・キャメル"を操縦し、颯爽と大空を駆け巡るパイロットとして登場するスヌーピー。 彼はライバルの「レッド・バロン」と空中戦を繰り広げます。 クリスマスイブの夜にその戦いを止め、祝杯を交わした彼らは、いつの日か別の形で出会えることを信じ、それぞれに飛び立ちます。 "the Red Baron~レッド・バロン"は本名「Richthofen~リヒトホーフェン」。 実際に第一次世界大戦で"撃墜王"として名を馳せたドイツ兵です。 そして、彼を撃ち落としたとされるブラウン大尉が乗っていた飛行機"ソッピース・キャメル"がスヌーピーの愛機として描かかれています。 明らかに作り話にすぎないこの話が、実は事実に基づいていることはあまり知られていません。 以前、sakuranomiさんのブログで読ませていただいた、映画『戦場のアリア』! 偶然にも"つい"先日、職場の上司KさんもTVで観て感動したという話をしていたばかりです。 そう! これには「The Christmas Truce~クリスマス休戦」が背景にあるのです!! 1914年、第一次世界大戦中のクリスマスイブの出来事です。 フランス国境に近いベルギーの"Ypres"という地域で戦っていたドイツ軍とフランス・スコットランド連合軍。 司令官の指示ではなく、兵士自身が行った非公式の休戦です。 その2つの敵達は、クリスマスの挨拶を交わし、 ドイツ兵からイギリス兵にはビールを、イギリス兵からドイツ兵にはタバコとわずかな肉といった ささやかな贈り物を交換し、 祝杯を酌み交わしました。 一晩限りの休戦です。 敵も見方も、国を超えて"同胞"として真の交流をした、素晴らしく心温まる実話ですね。 ドイツ兵がイギリス兵を呼びよせて始まったこの休戦のように、 この歌の中でもレッド・バロンがスヌーピーにクリスマスの友情を示しています。 何気なく毎年聴いていたこの曲に、このようなバックグラウンドの広がりがあるとは思いもしませんでした。 映画「戦場のアリア」を観ることはもちろん、一度「Snoopy」の原作を読んでみたいと思います。 単なる可愛いいだけのスヌーピーが、私の中では意味ある存在になったようです。 (*主にWikipediaから調べたものですが、その殆んどが私の苦手な英語。 まして長文が続いていましたから、和訳に誤りがありましたらお許し下さいませ。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.24 06:53:52
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