今でこそ あまり読まなくなりましたが、 数年前、私は色々な方達の海外旅行記ばかり貪り読んでいた時期がありました。 彼らの失敗談や恐い体験などを客観的に眺めることは、とても愉快で、そして非常に参考になるものばかりだったと思います。 それでも、おっちょこちょいの私は同じような失敗ばかり繰り返していますけど、、、。^^; * * * * * * * フィレンツェから列車(ESスター)でおよそ1時間半。 ルネッサンスの街から肥沃で広々としたトスカーナ風景を抜けると、そこは古代ロマンが今も息づくローマです。 昼前にテルテミ駅に着いた私は、その足で その日の宿泊先"HOTEL DEI CONSOLI('08.03.01日記)"へと急ぎました。 荷物を置いてすぐ、まず向かった先はヴァチカン市国。 サン・ピエトロ広場には、ローマ法王の姿を一目見ようと集まった大勢のカトリック信者でごった返していました。 その日が1月1日だったからです。 (注 : 元日は、サン・ピエトロ寺院とヴァチカン美術館には入れません。(T_T)) そこで予想以上に時間をとられた私は少々焦っていました。 コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオン神殿、"真実の口"で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会、トレヴィの泉、スペイン広場、、、 行きたい場所に限りがありません。^^ (注 : コロッセオもフォロ・ロマーノも、元日はやはり中へは入れません。(ToT)) 真冬のヨーロッパは、夕方 日が暮れるのも早いです。 ただでさえ、どんよりとした曇り空。(;_;) とにかく、移動時間をいかに短縮させるかが勝負でした。 リソルジメント広場のタクシー乗り場がホテルから一番近いことを、レセプションのお姉さんに教えてもらいました。 (いつもなら、「Could you call a taxi for me?」と頼んだでしょうけれど、その時はそれすら思いつかないほど慌てていました。) スタンドで待つこと20分。 こういう時に限ってタクシーって来ないんですよね~。(>_<) イライラ、イライラ。 懸命に他の手段を頭の中でぐるぐる、ぐるぐる。 その時です☆ 「HEY♪ タクシーはこっちだよ!」 振り向くと、小肥りの中年のおじさんが手を挙げていました。 良かったぁ~~~。(^_^) 私は勇んでそのタクシーに飛び乗りました。^^ しばらくして、ふっと気付いたこと。 あれ? このタクシー、、、メーターがない。(―◇―;) そういえば、彼はタクシースタンドではなく、少し離れた場所から私を呼んだ。。。(・ω・;) これ、タクシーじゃな~い!!!(*`θ´*) とにかく冷静に、 まずは目的地であるコロッセオに連れて行ってくれたら良しとしよう。 陽気に話し掛けてくるそのおじさん、しかし運転はかなり荒い人でした。 ひやひやし通しでしたが、無事コロッセオに到着。 「あの~、おいくらでしょうか~。。。」 「20ユーロだよ。」 走り去るその車には、タクシーの印など どこにも付いていませんでした。 やっぱり。。。(^_^;) きっと本物のタクシーなら、およそ15ユーロの距離だったと思います。 * * * 海外での注意事項。 頭では分かっているはずのことでも、慌てたり戸惑ったりした時には"まんまと"落とし穴にハマることがあるということ。 まぁ、確かにこの時は1分1秒が惜しいくらいでしたから、いつまでもタクシーを待ちぼうけするよりは良かったのかもしれませんが、、、。 万が一、怪しげな場所に連れて行かれてたとしたら、、、。(>_<) この年末、ザルツブルクは地図すら要らないほど慣れた街ではありますが、くれぐれも気を付けて行きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.19 23:05:19
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