時が経つのは早いもので、私がワーキングホリデービザを使ってニュージーランドへ降り立った日から、ちょうど8年になりました。
2001年7月18日の午前8:30にオークランドで入国し、11:00に滞在先のクライストチャーチに到着しました。 日本との時差はプラス3時間です。 * これまでの人生を振り返る時、一番大きな節目にあたるのがニュージーランドで過ごした9ヶ月間でした。 そこで出会った様々な風景を、私の視線からではありますが、これから時折り ご紹介したいと思います。 今までも、何度かクライストチャーチ滞在記を綴ったことがありましたが、もっと普通の、もっと普段のニュージーランドをお届けできれば幸いです。 * 胸の高鳴りを秘めて降り立ったニュージーランドではありますが、 到着したその日の夜から 大好きな人達に会いたくて、日本が恋しくてたまりませんでした。 それまでは例え海外へ出向いても、それはたったの数日間。 旅行と生活とでは、まったく長さも意味合いも異なってしまいます。 強がりを言って日本を飛び出してきたけれど、一体 この場所で私に何ができるというのだろう…。 ニュージーランドの7月は、まさに冬の真っ只中。 とりわけ南にあるクライストチャーチでは、日本よりもずい分と早くに日が暮れてしまいます。 その暗さが、余計に寂しさを募らせるのでした。 そんな時、ふと訪れた「Lyttelton Harbour(リトルトン・ハーバー)」。 クライストチャーチからバスで20~30分くらいでしょうか。 リトルトンはクライストチャートの外港として発達した港町です。 もともと英国からの入植時代は、クライストチャーチよりも先に町づくりの中心地として発展しました。 また、英国のキャプテン・スコット率いる南極探検隊は、このリトルトンの港から出航しました。 古い町並みには、石造りの英国式教会など、そんな植民地時代を彷彿させる建物も数多く残っています。 それ故か、重くてどんよりとしたその空のせいか、まだ見ぬアイルランドの景色をも連想させてくれそうです。 この淋しい町並みを歩きながら、それでも負けてはならないと、、、と涙を拭いたあの日のことが懐しい。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.20 19:06:31
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