天候に関しての不安は一切ありませんでした。 ところが12月30日の深夜、ドゥブロヴニクに降り立った私を出迎えたものは、空から降ってくる冷たい雨でした。 こんなお天気じゃ、遠路はるばる訪ねて来たのに゛アドリア海の真珠゛と呼ばれる絶景はお預けかしら…。 空を見上げ、心配そうな顔をした私に、ドライバーさんはニコっと笑って言いました。 「大丈夫! この雨も今晩まで。 明日は晴れて、最高のニューイヤーイヴになるからさ!^^」 * その言葉の通り、朝 カーテンを開くと、そこには もうすぐ顔を出す太陽に照らされはじめたアドリア海が広がっていました。 ここは欧州でも人気のリゾート地。 昨年訪れたメキシコ・カンクンほどではないにしろ、シーズンにもなると、多くの欧州人がバカンスを楽しむであろう光景が目に浮びそうな海岸線やホテルが並んでいました。 そんなホテル群から20分ほど東へ歩くと、゛アドリア海の真珠゛と謳われる美しい街並みを誇る旧市街に到着です。 この日、旧市街とそれを囲む城壁を隈なく歩くことを決めた私は、ホテルから旧市街までの、ほんの1~2kmばかりの距離だけバスを使うことにしました。 親切なバスドライバーさん、 明らかに不慣れな旅人である私を気にかけてくれ、目的地である旧市街の入口゛ピレ門゛に到着すると、「着いたよ。」と優しく声を掛けてくれます。 目の前には城壁で堅く守られた旧市街地が、静かに2011年最後の日の迎えようとしていました。 早速 カメラを出して、旅のスタート゛ピレ門゛を一枚。 城壁の頂上にたなびくクロアチアの国旗を一枚。 さすがに朝の空気は冷たくて、少し手がかじかんできました。 そうだ、まずはドゥブロヴニクカードを買おう。 どの観光地にもある、街の主な観光スポットを無料で入場できるそのカードは、ザルツブルクでもブダペストでもお世話になりました。 ピレ門から入場する前に、私は観光案内所に赴き、「×××カードをください。」と声を掛けました。 これがブダペストカードなら上手く言えたと思うのですが、ここはドゥブロヴニク。 寒さで凍えた私の舌は上手く回らず、ここで早速「ドゥブドゥブドゥぶぅ~~~」。(爆) はぁ~?って顔のお姉さんに、赤面した私は、ちょうど目の前にあったドゥブロヴニクカードを指さし、「これください。」が精いっぱいでした。(笑) * これで準備が整いました。 ピレ門をくぐり、旧市街地へ入場です。 お出迎えは、1438年に上下水道整備の為に造られた、16面の顔のレリーフを持つオノフリオの大噴水。 それをしばし眺めてから、そのすぐ向かいにある、高い鐘楼を持つフランシスコ会修道院に入りました。 ここには700年前から続くクロアチア最古の薬局があります。 現在も営業中ということで、ちょっとだけ~と覗いてみることにしました。 その入口で。 私は同じく一人旅をしている ある男性と出会います。 彼は現在、ドイツのフランクフルトで暮らしていると言っていました。 話を続けていて、かなりびっくり! その彼、なんと『 European Central Bank 』で働いていると言うのです。 高額の500ユーロ紙幣を見せながら、色々と説明してくれたのですが、残念なことに私には難しすぎてさっぱり分からず・・・。(笑) その上、ちょっとだけホントかな~?って疑っていたのも事実です。^^; 帰国後調べてみたら、彼の話の節々(私が理解できた僅かな部分。笑)に真実性が増してきました。 もしかして、彼は本当に欧州中央銀行の職員なのかもしれない。。。 しかも、フランクフルトは欧州中央銀行の本店となる場所。 もしかしたら、彼は超エリートだったのかもしれない。。。(汗) (ねぇ、ユーロ大丈夫???) 確かに、私には到底ついていけないほどの博識で、これまで旅先で出会った男性の中では、ある欠点を覗いて完璧なジェントルマンでした。 ある欠点とは、ものすご~くお喋りなこと!(笑) 私が理解していようがしていまいがお構いなく、ひたすら喋る喋る!!! これがなければ完璧だったのにね、って感じです。^^ * * * * * * * それでは突然ですが、ここで問題です☆ この男性、南半球のある国の出身です。 見た感じは欧米人と変わりありません。 髪の色は黒が混ったブラウン。 目がものすご~く大きくて、鼻もものすご~く高いです。^^ もしかしたら、とても情熱的な人かも。(*^^*) 名前を言っちゃうと、出身地がかなり絞られちゃうかもね。 では、彼は一体どこの国の人でしょうか?^^ 正解された方(先着3名様)に、 クロアチアのお土産、1911年創業の老舗菓子店クラシュのヌガーチョコレートをプレゼント致します♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.07 07:41:01
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