う…。 ここを降りるのか、、、。 あ~、どうか誰も登ってきませんように。(><) というのも、先ほど登っている最中に男女二人が降りて来て、私は壁に張り付くように、相手は柱にしがみつくように、お互い命がけですれ違ったのでした。(苦笑) 相手の女の子は「怖い、助けて~」って動けなくなるほど怯えていたし、、、。 確かに足が竦むよね、ここ。 あ~、どうか何事もなく日本へ帰れますように。 今回の旅、危険なことは一切なかったけれど、ここに来て 初めて「無事」を祈ったのでした。(笑) ずりずり、ずりずり、、、。 こんな狭い階段、一体誰が設計したんだよっ!って、最後は16世紀のトルコ人設計者にまで文句を言う始末。 「はぁ~、もうへとへとだよ~。><」 なんとか下界に降りた私は、モスクのおじさんとマルッシオに大きなジェスチャーで、その大変さを伝えました。 「ははは。」 二人とも、なんだか楽しそうに笑っています。 「ははは、ご苦労さま。^^」 もぅ! この大変さを知ってたんなら、初めから教えてよねっ☆(怒) * モスクを出て、立ち去ろうとする私達をおじさんは呼び止めました。 「ちょっと庭も案内してあげるよ。^^」 私が必死で塔に登っている間、二人はかなり仲良くなっていたのでしょう。 そう、私をダシにしてっ☆(怒) 前庭には泉があり、裏手には墓地がありました。 「平らな墓石が女性で、男性の墓石はとんがってる方だよ。」 マルッシオは指さしながら、私に説明を始めました。 「そうそう、君はよく知ってるね。」おじさんは感心した表情でマルッシオに言いました。 クロアチアもそうだけど、ボスニア・ヘルツェゴビナでも英語が普通に通用するんだ~。 言葉の垣根がないっていいことだなって、二人の会話を耳にしながら、つくづくそう感じました。 そう改めて思うほど、二人の仲がいい感じだったのです。 だから、そんな雰囲気を写真に撮りたくて、私はおじさんに頼みました。 「彼女、写真を撮るのが好きなんだよ。 良かったら写ってやってよ。^^」とマルッシオ。 くぅ~、私が写真を撮るのはね~、ブログに載せる為なんだよっ☆(怒) で、なんやかんやケチつけながらも、意外とマルッシオって私の写真に写ってるよね。(笑) 「じゃぁ、撮るよ~。」 すると二人ったら、私は何も頼んでいないのに、仲良く「ピース!」ってVサインをしてくれました。 大の大人が、それもいい年した二人の男性が、何やってんだか!(笑) なんかこの雰囲気いいな~。^^ モスタルに滞在できる限られた時間、タイムリミットが刻々と近づくこの時になって、この出会いに終わりが来ることが非常に残念になってきました。 胸の中に寂しさが広がっていくのを微かに感じながら、 おじさんに大きく手を振り、マルッシオと私はカラジョズ・ベグのモスクを後にしました。 ★ FC2ブログ『I love Salzburg』においても、同記事をアップしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.26 19:00:25
[旅行記 ドブロヴニク&モスタル '11.12月] カテゴリの最新記事
|
|