カテゴリ:旅行記 欧州6ヶ国 '13.3月
オペラ座の怪人ではない、念の為。。。 3月25日の晩から28日の朝まで、私はドイツの首都ベルリンに滞在した。 宿は日本を発つ前に予約していた『 Hotel Amelie Berlin West 』。 ベルリン中央駅から近距離列車Sバーンで6つ目の駅、シャルロッテンブルクで乗り換えて1つ目のカイザーダム駅から徒歩3分だ。 慣れると簡単な地下鉄も、到着早々切符の買い方からして戸惑った。 すでに20時を回っている。 初めての町、なるべく夜遅くには出歩きたくない。 路線図片手に、昨春 ベルリンを旅した親友の話を思い出していた。 「私はちょっと東ベルリン滞在にこだわってみたの。」 こんな不便な宿を取ったのは、もしかして彼女の影響?とも一瞬思ったが、手もとの紙にはしっかり「Berlin West」と書かれてある。 じゃあ、なんでわざわざこのホテルを選んだのだろう? 重い荷物を持ち上げながら登る階段で、私は数日前の自分の選択に疑問を持った。 ちなみに、エレベーターは今にも壊れそうで使っていない。 それは建物の2Fのみ、ホテル利用されている。 木造のその宿は、歩く度にミシミシ、ギシギシ。 これって一体、築何年なんだろう? 気持ち、廊下の床も歪んでいる? この宿を予約した時の自分自身がますます理解できなかった。 安かったのか? 口コミぐらい読めよ! と自分につっこむ。 部屋の鍵も自力では開かず、フロントのお兄さんに助けてもらう。 こんなことなら見知らぬ誰かと同室のホステルの方がまだましかも。。。 だが、たった三晩だ、辛抱しよう。 私は自分に言い聞かせた。 そして、やっとその宿から解放される朝。 私は忘れ物がないか、最後の点検にぐるっと部屋を見回した。 それまで気にしなかった天井にも目をやった。 ベッドの真上にシャンデリア。 うわっ! もちろん、そこにシャンデリアがあることは知っていた。 だが、その付け根までは見ていなかった。 げっ☆ なんと付け根が半分、天井から剥がれているではないか! ぐらっとくれば、今にも落ちてきそうな微妙な感じ。 じっと見つめていると、何気にゆらゆら揺れている? 私はこの下で、この真下で寝ていたのか! 想像するだけでぞっとした。 知らないことが良かったのか悪かったのか、そんなことはどうでもいい。 しかし、よくぞ耐えてくれた。 有難かった。 いやいやいや、有難いだなんて! 仮にも客人が泊まるホテルではないか!!! 写真一枚目は、内容に関係ないがチェコ・プラハにある「エステート劇場」のシャンデリア。 1787年10月29日、ここでモーツァルトはオペラ『ドン・ジョバンニ』を初演した。 二枚目は、ベルリンの博物館島にあるボーデ美術館とテレビ塔。 三枚目は、ベルリン中央駅にて。 あ、ホテルのシャンデリアの写真は、あまりのショックに撮り損ねてしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.19 23:09:40
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