第三話「サンダー達」

…とある荒野…
ニナ「…地図に書いてあるのはココだけど…。」
  「…ニナ…?」
  「…ホリィ…ゲンキ…?」
突然、後ろのほうから声が聞こえた。一同が振り向くとそこには…。
ニナ「ギンギライガー!」
ゲンキ「ライガー!」
…そう。そこにはライガーとギンギライガーが居た。
ライガー「…お前ら、何でここに?」
ホリィ「…実は…」
ホリィはワルモンが復活したことをライガー達に話した。

モッチー「だからライガーの力が必要なんだッチ!」
ライガー「…だが…。」
ニナ「あ、ところでギンギライガー、サンダー君は?」
ギンギライガー「サンダーなら友達と遊びに行ってるけど…そろそろ帰ってくると思う。」

…すると、茶色い兎と白い兎と黄色い兎と小さな狐が現れた。
狐「ライガーにいちゃん、ギンギ兄ちゃん、ただい…」
狐はそう言うと物陰に隠れた。
狐「何で居る。“人間”。」
黄兎「あぁ、なるほど。」
白兎「それでサンダー隠れたのか~。」
茶兎「…サンダー人間苦手だからなぁ…。」
茶兎は苦笑しながら言った。
白兎「…まぁとりあえず自己紹介するね~。僕はグミモ~ン。よろしくね~。」
グミモンは首の周りのえり(?)のところが黄緑で頭に角が一本あった。
黄兎「オレはアメモン。よろしくな。」
アメモンはえりのところが青くて、頭の角は二本だった。
茶兎「あ、ぼくはチョコモンです。よろしくお願いします。…ほら、サンダーも出て来て…。」
チョコモンは首の周りがピンクで角は三本だった。
狐「絶っ対に嫌だ!!」
グミ「…え~っと、こっちに隠れて出て来ない猫みたいな狐が~、サンダー。」
サンダー「おれは猫じゃない。狐だ!…グミモン、何なら一回死ぬ?」
スエゾー「…何やアイツ何げにコワイ事言うとるで…。」
「一回死ぬ?」


チョコ「…で、何で皆様はここにいらっしゃるのですか?」
ホリィ「うん…それはね…。」
ホリィ達はサンダー達に分かるように、軽い自己紹介と今までのことを簡単に話した。

グミ「ふ~ん。それで~、ライガーとギンギライガーを誘いに来たんだ~。」
ゲンキ「あぁ。両方とも来てくれたらかなり心強いと思ってさ。」
ギンギライガー「…だが、サンダーを置いて行くのは…。」
ゲンキ「あ…そっか…。」
サンダー「ベツに良いよ。置いていくって言ったって、チョコモンもグミモンもアメモンもいるし、一人じゃないからベツに良いよ。」
チョコ「そうだよギンギライガー。サンダーにはぼくらが付いてるし。」
グミ「そ~そ、モ~マンタ~イ♪」
ギンギライガー「だが…。」
アメ「大丈夫だよ。そんなに心配しなくたって。」
サンダー「!」
突然、サンダーが崖の上のほうを見た。
ゲンキ「…サンダー、どうかしたのか?」
グミモン「もしかして、またワルモ~ン?」
サンダー「うん。そうっぽい。…あと30秒ぐらいで来るかな。」
スエゾー「30秒やて?!なしてそんなん分かるんや?!」
チョコ「サンダーはさ、未来予知で敵が来る…とか分かるんだよ。」

…と、話をすること25秒…
サンダー「5・4・3・2・1…」
すると、サンダーが見ているほうにワルモン(ゲル達)が現れた。
ゲンキ「お前達はこの間の!」
チョコ「知ってる奴?」
スエゾー「あぁ。この前倒した奴等や。」
ゲル(ボス)「ククク…。お前達のおかげでサンダーの居場所が分かったゲル。感謝するゲル。」
ゲンキ「なんだソレ!どう言う意味だ!!」
チョコ「…ゲンキ、それはあとで話すから今はアイツ等を倒さなきゃ。」
…なんてことを言っているとワルモン達が襲い掛かってきた。


次へ♪


© Rakuten Group, Inc.