のらりくらりと・・・あくせくと・・・

典型的韓国ドラマ。お決まりの不治の病＆ものすごい意地悪（今回は男）をメインに、主人公たちがそれに耐えながらも美しく切ない愛を描いていく。ひと昔前のドラマなのか、ちょっと映像は暗いし垢抜けてない。それが結構好きだったりする私。お決まりごととはいえ、結末はタイトルどおり、苦しく切なくて感動で胸が痛くなるドラマです。

アン・ジェウクがとっても素敵！ちょっと陰のある好青年って感じですか。「チム」は論外として、「愛と死を見つめて」の時に比べると、数段シャープで若々しい！かつて日本でも流行ったあの独特の髪型が、彼には一番似合っているのでしょう。それにしても、「愛と死を見つめて」でも愛する人の死を見送る役で、気の毒と言うか、似合ってるというか・・・。

キム･ヒソンも「プロポーズ」ほど厚化粧でもなく、「悲しき恋歌」の老けきった様子も無く、若々しくとても美しい。たまたま「悲しき恋歌」と放送日が重なったせいで、この作品でのその美しさはより際立って見えました。まさしく薄幸の美女。主人公２人ともこれが当たり役だったのでは。

イ・ヘヨンは演技派の女優さんで、「初恋」の頃からすると数段キレイになったと思う。関係ないけど、整形して「ガラスの靴」のウンヒ役をやったのかと思ってたら、あれは違う女優らしい。でもすごく似てるんだけど・・・。

恋敵の男性は、同感にも出てたような・・・。ストーリー的には、最後は彼と彼の母親をもっとギャフンと言わせて欲しかったのに・・・。そしたらもっと気持ち良く２人の悲しい結末を見守れたような気がします。