食事を独立したスレにするつもりはなかったんですが、ちょっと方針変更で、前に載せたものと重複する部分もありますが、ワルシャワツアー中の食事レポートを時間系列順に書いてみようと思います。

＜２５日＞
昼・・・出発が１２時台の列車だったので、駅構内の中華インビスでお弁当を買っていきました。チキン唐揚げ甘酢ソース＆ご飯（4EUR＝約600円）、それと持参の残りレタス。

夜・・・こちらのスレにも書きましたが、主催者側のおごりで、旧市街にある某レストランでサーロインステーキ。注文が途中で迷子になってしまったらしく、あとから合流したスタッフ一同がすでに食べ終わった頃にようやく出てきました。思ったよりお肉が小さくて、味もイマイチで残念。ほかの人が頼んだZurekと言うライ麦のスープを味見させてもらいましたが、これは美味しかったです。

＜２６日＞
朝・・・ホテルの朝食ビュフェ。部屋はとっても良いホテルなのに、朝食は合格点を進呈できません。品数だけは結構出ていましたが、なんといってもパンが不味い！味気ないパンを表すドイツ語の表現で「pappig（ボール紙みたい）」というのですが、まさにこの言葉そのまんま。どの種類もパサパサで味がありません。

昼・・・こちらのスレに書いた、旧市街を北へ抜けたところにあるレストラン「Barbakan」の家鴨料理。つけ合わせは紫キャベツの煮込みと皮付きの揚げじゃがいも（28zl＝約1120円、＋飲み物代）。（このレストランのサイト、英語やドイツ語を選んでメニューを開くと、旧価格とおぼしきものが出てきます。ポーリッシュから入ると現行の価格が出てくるのですが・・・。）

夜・・・共演のカウンターテノール君とオーケストラのピアニストがこの日誕生日だというので、GP後皆でオペラハウス隣のイタリアンレストランへ。「すぐにできるのはパスタ」と言われるも、炭水化物よりタンパク質をどうしても食べたかった私は、チキンのコルドンブルーを衣付けずにソテーにしたような料理を注文、案の定他の全員が食べ終わった頃にようやく出てきて、全員中もっとも空腹を訴えていた私はほとんどぶっ倒れる寸前であった。味はまあまあ。鶏料理が32zl（約1280円）、お水が5zl。

深夜・・・ホテルの部屋にて、コレペティのSちゃん、Kommander君と３人で飲む。ドイツから持参のモーゼルワイン。つまみとして、自宅で余ったレタスと持参の海苔、醤油、オイルで「海苔サラダ」をつくる。

＜２７日＞
朝・・・同じくホテルの朝食ビュフェ。前日と全く同じ。

昼・・・Kommander君と市場ツアーに出かけたその足で、文化科学宮殿と新世界通りの間くらいにある小さなレストランOrchidea（ul. Szpitalna 3）にてランチセットを。昔懐かしい味のするコーンクリームスープ、豚肉のソテー＆つけ合わせ、プラムのケーキのコースで23zl（約920円）と格安なのに、味のほうはかなりのレベル。これにソフトドリンクとコーヒーを付けて、でもコーヒーは伝票に書いていなかったので、請求ミスなのかそれともランチに込みだったのか、その辺は謎ですが、チップ込みでひとり30zl払いました。
ここはどうやら、タイ料理とヨーロッパの料理のクロスオーバーのお店らしいです。幸い、ランチにはコリアンダーは入っていませんでした（^_^;）。インテリアもなかなかおしゃれで、伝統的ポーランド料理以外のものを食べたい場合に是非お薦めしたいお店です。

夜・・・公演初日ということで、終演後、作曲家（ワルシャワっ子）の引率で全員でレストランへ。ここで注文したのが、アイスバインのグリル「Golonka」。一人前のお肉の重さが600gという強烈なシロモノ。もちろんこの重さは骨込みなので、実際に食べる部分は400gあまりなんですが、ぶ厚い脂身に、茹でてあるベルリン風とは違ってかなり脂分が残っていて、とてもじゃないけど半分も食べられませんでした、ここはレシートが手元に残っていないのではっきり覚えていないのですが、たしかGolonkaは35zl（約1400円）くらいだったように覚えています。

＜２８日＞
朝・・・あまりに不味いホテルのパンに業を煮やし、前日ミロフスカ市場のパン屋さんで購入した、もう少し美味しいパンを朝食室に持参。自分のアーミーナイフを使ってこれを切って食べていたのですが、どうやらこの時アーミーナイフをここに置き忘れてしまった模様。もちろん、出てきません（>_<）。

昼・・・買い物をしていて時間がなくなり、ショッピングセンター内のケンタッキーフライドチキンで「Longer」という名の、小ぶりのチキンフィレサンドみたいなものを買って食べる（2.99zl＝約120円）。その後、楽屋入りした後にカンティーネでチキンウィング（手羽先＆手羽元）の焼いたのを２本（2zl＝約80円）買って食べる。

夜・・・２６日の昼に食べた家鴨をもう一度リピート。&ポーランド風モツ煮込みスープ「Flaki」（10zl=約400円）。それにビール。

深夜・・・共演者A君の部屋に、同じく共演者J君、Kommander君、トロンボーンのM君、指揮者V君と集まってウォトカを飲む。つまみはキュウリのピクルス、白チーズ、ポテトチップス、セザムキという胡麻菓子。どれもポーランドの名物。

＜２９日＞
朝・・・上記のパンを、アーミーナイフが見つからないので食事用のナイフで無理矢理切って、ビュフェのハム類をのせて食べる。この日はバゲットも出ていましたが、共演者たちによれば味は他のパンと大差ないということで手を出さず。

昼・・・列車の食堂車にて、豚肉薄切りソテーのなんちゃってシャリアピン風大量のサラダつき（28zl）。これにオレンジジュース5.5zlを加え、ほぼ全てのズウォティ貨を使い切る。ちょっとだけ残った小銭は、一緒に食事をした共演者のポーランド系ドイツ人君に進呈。彼は親戚がポズナン市にいるため、時々ポーランドには行くのでまた使えますから。
この食堂車、古くなった油の匂いがものすごかったので、ほとんど期待してなかったんですが、食べてみると意外と美味しかったです。ただ、席数が少ないためお昼時は行列で、私たちも一番前の車両から何度も往復してみて、３度目にようやく座ることができました。それで食事時間が遅くなったため、「最良の調味料」こと「空腹」も、味を増してくれたのかも知れません（爆）。でも、少なくともここの茹でじゃがいもは本当に美味しかった。

こうやって日本円に換算してみると、内容に比べて安いのは確かだけど、でも思ったほどは安くないなあ。
でも、我々が入った店のほとんどは、観光客が良く入るような、つまり、住民が普段入る店よりはちょっと高いお店ばかりの筈です。それを考えたら、やっぱり安いのかな。オペラハウスのカンティーネのチキンウィング（1本1zl＝約40円）とかを考えると、なんとなく物価水準が見えてきますよね。


余談ですが・・・帰る日に市場でポルチーニを買って帰ろうと思っていたんですが、荷造りをしていたらなんとリュックサックが破けてしまい、ポルチーニよりも、リュックサックの良いのはないかと見て回る羽目に。でも結局時間もなく、どちらも買えぬまま列車に乗りました。リュックサックはベルリンで安いのを見つけて買ったんですが、ポルチーニは絶対ワルシャワで買った方が安く新鮮だったはずです。買って帰れれば、それをそのままささやに持ち込んで料理してもらおうと思ってたんですけどね。残念です。
ちなみに、破けたリュックサックは、８年前モスクワに行った際、それまで使っていたリュックサックが壊れて、モスクワのデパートで安く買ったもの。あの時は間に合わせだけのつもりだったのに、意外なことに８年も保ってくれました