カテゴリ:ベルリンくるくる同好会
ベルリンくるくる同好会(関連記事はこちら)の重要メンバーであるベルリン餃子さんが、ご主人の転勤で一ヶ月後、フィリピンの首都マニラに引っ越すことになりました。
餃子さんは現在、引っ越し前の荷物分類大作戦中。何を処分し、何を預け、何を持っていくかを分類しないことには、マニラで荷ときをしてみたら「何でこんなもん持ってきたの~?!」なんてことにもなりかねないわけです。 くるくる会としては、やはり「壮行くるくる会」を開催したいところでしたが、私自身が明日から留守にするということもあり、今からでは我が家での「くるくる」には準備が間に合わない、かといって帰ってきてからでは餃子さんがすでにパニック状態であることが目に見えている(笑)。それで、急遽「おんもご飯」で壮行会を・・・ということになりました。 でも、キーツさんもパクチーさんも予定が合わず来られずじまいで、結局餃子さん、のりえちゃん、私という3人でこぢんまりとお昼ごはんの会ということに。 「ベルリンで何か食べておきたいものは?!ドイツ料理?それともトルコ?」などというメールが飛び交った末、行くことになったのはなんとロシア料理。ええ、転任先が椰子の木の生い茂る南の島ですからね、ここは思いっきり寒~い国の料理を食べていってもらおうではありませんか ネットで見つけたのはここGruene Lampe(緑のランプ)。 1820年代にサンクトペテルブルクにあった、貴族たちが集まるクラブの名前をもらったのだそうな。かのプーシキンもそこの常連だったということですよ。 ここは、朝の9時から夜の10時まで開いている、つまり朝ごはんも昼ご飯もお茶も晩ご飯も食後の一杯も、ぜ~んぶここで済ませられるお店のようです(笑)。 お昼は、ランチビュフェをやっているということですので、これ、いってみようじゃありませんか。 じゃ~ん!ビュフェカウンターです。 写真からははみ出してしまってますが、この右に、2種類のスープの鍋があり、左奥にはパンもありますよ。 まずはもちろん、スープから。スープの器が斜めの造りになっていて、素敵なんだけどたくさん入れられないようになっています(笑)。 まずはブロッコリーのクリームスープ。これ、見かけよりあっさりしていて美味♪ それからСолянка ソリャーンカ。やっぱりロシアと言うからにはこれか、もしくはボルシチがないとね♪これも美味しい。 そうそう、ドリンクも忘れちゃいけません。下戸のお二人はお水でしたが、私はせっかくだからとロシアンビールを注文。 ・・・やっぱりドイツののほうが旨いかも(^_^;)。 ひと皿目はこんな感じに盛り合わせてみました。 まずは前菜ね。 手前中央のは、野菜の千切りが何種類も入ったミニオムレツというかミニお好み焼きというか、そんな感じのもの。中央奥に見えるビーツのピンク色は、下段がジャガイモ(かぶらかと思ったんですがメニューによればジャガイモだそう)、中段にMatjeshering(ニシンのフィレの塩&オイル漬け)のさいの目切り、上段にビーツ、その上にマヨネーズ、と重ねてある料理で、これがとっても美味しかった!「Селёдка под шчбой セリョートカ・ポド・シュボイ(毛皮のコートを着たニシン)」という料理だそうな。 右手前のはたぶんターキー肉にほうれん草をはさんだもの、その奥はなんだかわからないけどこれもお肉と野菜のコンビネーション。左のは茄子のマリネにトマトを乗せてフェタチーズを散らしたもの。真ん中はキュウリのピクルスです。ビーツの隣のニンジンは、サラダかと思ったら油で炒めてでもあるのかちょっと違う食感。使ってあるハーブが独特の風味でした。 ふた皿目には暖かいものも載せます。 春巻きのような物体は、ロシアンクレープ「ブリニ」で何かを包んであるもの。食べてみたんですが、具がなんなのか、結局わからなかった・・・魚のそぼろ?という気もしないでもないのだけど。美味しかったけどこれ、でかい・・・。ソースはキノコクリームソース。 むこうがわには2種類のサラダと、茄子の薄切りでニンジン(ひと皿目にものっているものと同じもの)を巻いた前菜。 いいかげんそろそろお腹がきつくなってきました。 でも食べる(笑)。 温かい料理のもうひと品は、カーシャ(煮た蕎麦の実)に、ピリ辛の、お肉の入った赤いソースをかけるもの。これ、餃子さんとのりえちゃんがふた皿目に取って食べ、「美味しい!・・・でもぴかままはダメかも」と・・・。 ええ、コリアンダーたっぷりだったんです・・・ でもカーシャは好きなので、とりあえずこれも一口だけとり、念のためにさっきのキノコソースも取って、あとはさっき食べて気に入ったビーツを使った料理と、ターキーをひと切れ。 ・・・やっぱり、コリアンダー入りのは、ひと舐めしただけでダメでした・・・ これだけ満腹でも、デザートを無視するのはやっぱり失礼というものでしょう。小さいのをひと切れだけ取ってきました。 私が取ったのはさくらんぼのシュトロイゼルクーヘン。ま、これはドイツのと同じですな。 このボリュームと味で、しかも時間制限無しで、ひとり6.40EUR(1000円ちょい。飲み物は別)って・・・安すぎません? お気に入りのお店がひとつ増えました もちろん、食べながら三人でワイワイと話が盛り上がりましたよ~。 おしゃべりが盛り上がることを最初から予想して、お店の一番奥の席を取ったのは正解でしたね。ちなみに奥の席はサンルームになっていて、一番明るいのです。写真を撮るのにもここが最適だったみたい。 餃子さん、これまでの任地が寒いところばかりだったので、南国フィリピンをとっても楽しみにしているみたいですよ。 餃子さんがベルリンを離れてしまっても、「くるくる会」は続けたいと思っています。 パクチーさん、キーツさん、のりえちゃん、そして他にもベルリン在住のかたで、パスタマシンその他を「くるくる」したいかたは今後ともこぞってご参加下され 追加情報:Селёдка под шчбой(Hering im Pelzmantel)のレシピ、ドイツ語ですが発掘。とりあえずリンク貼っておきますね。ドイツ語のわかるかたはこのままどうぞご利用下され。あとで日本語訳をレシピのページに載せさせてもらおうっと♪ レシピ(1)写真無し レシピ(2)写真無し レシピ(3)写真あり また、分量や手順など詳しい情報はありませんが、写真入りでなんとなく作り方のわかるサイトと、写真はないけど作り方が簡単に書いてあるサイトを日本語で見つけましたよ。 また、東京ではこちらのお店で食べられるようです。 楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。 コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを 本文欄内の最後の行にそのまま(HTMLタグを使わずに)貼り付けて下さると助かります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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