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studio PINE SQUARE

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2010.10.31
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カテゴリ:F1
​​ ​ミニチャンプスの超不味いディナー(特にMP4/7)のあとには、口直しに極上のデザートをどうぞっつーわけで、ミニカー・プラモ含め業界プチブームな感のあるロータス。

type76

レーヴコレクション1/43 ロータス 76 フォード
1974年プレゼンテーション
#1 ロニー・ピーターソン
 
 近年では1991-92年のウィリアムズFW14系が記憶に新しいところだが、マシンにアドバンテージがあれば何シーズンも使い続けるのが当たり前だった1970年代。幾多の勝利を数え(計20勝)1972、73年にはチャンピオンマシンにも輝いた名機タイプ72系ではあるものの、さすがに4シーズンも使えばその貯金も底をつき始めた1974年。新車投入が望まれるそのシーズンに満を持して発表されたタイプ76は、72の正常進化型なれどもなんとも怪しげな新機軸が搭載されていた。
曰く、シフトレバーに組み込まれたスイッチで操作出来る「電磁クラッチ」
曰く、煩雑なアクセル操作なしに制動がかけられる様に設けられた左足ブレーキ用ペダル(このためスタート用クラッチ・アクセル・左右ブレーキの4ペダルとなる)
それに加えて上下2段重ねのリアウィングである。
 コンピューター設計や要素解析技術も確立されてなく稚拙な手探り技術しかない時代に、これだけの新機構を真っ新な新車に押し込めばマトモに走るわけがない。
慣れないボタン操作、ペダル操作はドライバーに嫌われて早々に3ペダルの一般システムへ戻され、魅惑的なデザインではあるものの(これがあるが故のモデル化であろ?)何の効果も生み出さない2段重ねウィングもお蔵入りの憂き目に。。。

type76

スパーク1/43 ロータス 76 フォード
1974年スペインGP DNF
#1 ロニー・ピーターソン
 
 そうした大改造を施されてスペインはヘレスに登場した76改は予選こそスーパースウェード渾身のドライブでフロントローをもぎ取るものの、決勝はいいところなくリタイア。続くベルギーGPでも予選5位決勝リタイアと結果を出せず、事ここに到ってチームは76を見限り旧車72Eでシーズンを引っ張り出してシーズンを乗り切ることを決める。その72Eが2勝も挙げたりしたりするから、76はまったく立つ瀬がないね。結局たったの4戦本戦を走っただけで旧車のTカー扱いでその一生を終えることになるのだが、今こうして眺めるとそんなにヒドいデザインとは思えんのだが。。。
 結局、賢兄愚弟、ロータス72が偉大すぎて周囲がその幻影に惑わされたってことなんだろう。最初から奇異なシステムなんぞに手は出さずに、即座に多くを望まず地道に開発を続けていたら結構戦えるマシンに仕上がったんじゃないだろかね?
 ま、この失敗作があればこそ、次のアドバンテージ探しに血眼になって、結果、史上最大の発明であるスーパーウェポン78、79が生まれることになるのだから、禍福は糾える縄の如し災い転じて福と成すっちゅーことやね。





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Last updated  2023.02.14 01:34:23
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