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テーマ:ミニカー大好き(3233)
カテゴリ:F1
F1業界の格言に「速い車は美しくみえる」っつーのがある。
たとえばティレルP34とかフェラーリ312T4みたいに、記者発表の時にゃあ「何の冗談よ、コレ」とコキ下ろされたマシンが、いざ優勝なんかしてみちゃったりすると一気にカッチョよく見えて大人気ってヤツだが、だったら見た目もカッチョよいマシンならその速さは推して知るべしってことになるはずなんだけど、普通はね。。。 マテル1/43 フェラーリF92A “1992年スペインGP 3位” #27 ジャン・アレジ ご存知フェラーリ史上誰もが知ってるスーパー駄馬フェラーリF92A。 前年、完全に「終わってしまった」639系シャシーに替わってブランニューシャシーが発表されたとき、そのフェラーリ初の雌型金型で成形された滑らかで美しいマシンに誰もが魅入られ「これならいけるぞ!」と1990年以来の優勝を夢見たものだが、いざ開幕してみると新設計エンジンはバカバカ壊れるわ、特徴的なダブルフロアのために他車よりも高い位置にマウントされたラジエーターのせいでハンドリングはナーバスだわ、マシンのキモであるはずのダブルフロアは強度不足で要を成さないわの三重苦状態で、まともに走るよーなシロモノじゃなかった。 それでもアレジ渾身の走りでスペインとカナダで3位表彰台を得るも、私的なイメージとしてはモナコで普通じゃあり得ない角度でガードレールに乗り上げてクラッシュしたシーンとか、サンマリノだったかな?なんの前触れもなく脱落したフロントウィングに乗り上げてリタイアしたシーンとか。。。 そんな駄馬でも走ってなきゃスーパーイケメンなF92Aを、マテルはそれまでにないくらいの力の入れようで商品化。 なんつっても、ミニチャンプスでもスパークでも当たり前なのに何故か出来てなかった差込式フロントアームがちゃんと出来てるじゃん。 それまでのどれもにあった、アーム下の不細工なパーツ割りがなくなっただけでも物凄い進歩だ(くどいようだが出来てないのはマテルだけだった) ちょっとノーズが上下にひしゃげ気味だけど、まぁ合格点。 戦績云々は別にして、結構買い!なんじゃねーかなと思うけど。 マテルってだけで毛嫌いしてないでさあ(笑) ~ちなみに、2021年では。。。 やっぱりマテルはマテルでしかないよねってことで、ちゃんとしたタメオのF92Aを手に入れておるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.30 03:32:50
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