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テーマ:ミニカー大好き(3233)
カテゴリ:F1
駄馬である。
ここから3連続で駄馬ラッシュ(の予定)。 なんだが。。。あとのふたつに比べて「駄馬」と言い切れない部分もあるが、結果が全ての世界にあっては、やはりノーポイント、どころか完走も覚束ないよーでは駄馬の類別されても仕方がない、といったところか。 国際貿易別注スパーク1/43 ティレル020Cヤマハ “南アフリカGP” #3 片山右京 フラットボトムの時代にあって、ノーズを持ち上げた名車019を祖父に持つ020Cを、ひとこと「駄馬」と切り捨てるには、マシンの側から言わせると「冗談じゃねえやい!」となるんだろーな。 チーム事情から、引退したくても引退できず、移り変わりの速い業界で3年近くも働かされて、まともに走れるワケねーじゃん。 被弾経始に優れたのやらクソぶ厚い前面装甲を誇るのやら続々と新型を繰り出してくる連合軍に、多少のアップデートはあるものの基本大戦初期の仕様で戦い続けるIII号戦車みたいなもんで、そう、例えるなら「駄馬」というより老骨に鞭打つ「軍馬」だな。 事実、南アフリカでのこの右京車は、まんま2年前の中嶋悟鈴鹿ラストランを果たした020ホンダそのまんまなんだから、一体どこまで働かせるんだってハナシ。 1970年代には、何シーズンにもわたって使われ続け、しかも速さを維持し続けたロータス72やマクラーレンM23があるけれど、当時とはストレスの大きさもダンチな時代にあっては3年の酷使はナンセンス以外のなにものでもないだろう。 とはいえ、ニューマシンを作る資金が心もとないのであれば、型落ちマシンだろうと出さねばならない。 なぜならトンネルの中だろうと走り続けることだけが出口に向かえる手段だからだ。 そうやってティレルは長年やってきた。 面白いもので、スポンサーのひとつもなくティレルブルー一色の染められたマシンは、レギュレーションの隙間を突いたアイデアでシーンを席巻し、翌年の大スポンサー獲得に成功する。 その資金でもって継続開発をすると、どういうわけかうまくいかない、失敗する。 で、またスポンサーを失いティレルブルー一色となる、を6輪P34の時代から繰り返しているわけだが、もうそういう時代ではなくなってしまった。 16戦シーズンの中盤第10戦まで旧型で戦い続けざるを得ず、たったの1ポイントすら稼げなかったこの年が、思えば転落への分岐点だったんじゃなかろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.30 03:29:42
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