2004年7月~9月2004-07-20 「『エサ』繁殖」暑いので、エスコオロギ(ヨーロッパイエコオロギというらしい。)はすっかり成虫になっておられます。 ミドリちゃんの異常に旺盛とみられた食欲も少しおさまり、それほど減りません。 せっかくなので(?)卵も産んでもらってみることにしました。 キモチワル~(涙)という方は適当に飛ばし読み! エスコのケースの中に濡らしたティッシュを入れた容器を入れて置いたら、 お尻に長い針のような産卵管があるメスが、一生懸命ティッシュの中に針を挿し挿ししています。 前に冷蔵庫の下に逃げ込んだオスは、耳鳴りのような音でたった1匹で家人を悩ませましたが、 今ケースの中で複数のオス達がチッチリチッチリ鳴く声は、意外に優しげ(元気がない?喉が乾いてる?)です。 盛んに鳴いているのでしっかり新聞紙の陰で子作りしているものと思われます。 今朝はちょうどよさそうな容器(こんにゃくゼリーが入っていた)を見つけたので、ティッシュにたまった卵を、一粒ずつピンセットでそっと容器に移してみました。 100粒近くありました。 白くて、2ミリくらいの長さで細い卵。 半数くらいに、黒い点がかすかに見えます。目? これが数日後に孵るサインらしい。 夜になって白かった卵が茶色っぽくなってきたものもあって、ダメになったのでなければ良いがと思います。 孵ったら今度は、逃げられると今度こそエラいことになるし飼育が大変なのですが、ちょっとしたブリーダー気分。当分エスコ買わずに済むとラッキー? それに、 おい!K兄ィ。 観察日記を書きなさい。 小学校も幼稚園も今日終業式でした。ア~ コオロギの卵って、 鼻とかに貼ってはがすタイプのパックをした時に取れてくる、あの毛穴の栓そっくり。。。って思った。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 今朝4匹くらい孵化していました! あまりにちっこくて、一見小バエか何かに見えます。でもよく見ると羽のないコオロギの形をしています。 2004-07-24 「ケロケロ突然の旅立ち」 ふだんは、朝起きるとトイレに行くより前にカエルハウスの前に座り込んで、中を覗くんです。 しかし今朝は、何も予定のない土曜日の朝ということもあって8時過ぎに起きたものの、昨日からコドモに約束させられていたフルーツジュース作りのこととか、いろいろほかの事をやりながら、 ケロ達におはよう言ってないなぁと半ば意識はしていたんです。 でも結局10時近くなってふとカエルハウスに目をやった時、 ケロケロがプールに浸かって動かない姿に息が止まりそうになりました。 「ギャッ」とかなんとか叫び声を発したワタシは慌ててケロケロを掬い上げティシュにとりましたが、明らかに呼吸は止まっていました。 ケロミやケロ四のときにも淡々としていたK兄ィが、私の横にぴたっと座ってうつむいていると思ったら、私の膝に涙が2粒落ちてきたので、余計胸が痛みました。 おぼれた?ばかりであるかのような、パッチリと丸い黒々した目と、ふっくらした背中や肢なので、喉元が動いていないのがただ不思議な、生き生きした姿だったので、 なかなか気持ちが受け入れられませんでした。 しばらく手に乗せて、軽く刺激してみたり湿らせたティシュでなでてみたり、 K兄ィとハラハラジュルジュル(洟)泣いていました。 T坊はあっけらかんと「死んじゃった!カワイソウ!おはかに入れよう!」と浮かれていましたが、 しばらくはお葬式なんて考えられないっていうくらいお人形のようなケロケロで、 もしかしたら奇跡が起こらないかと思って、K兄ィとベランダでケロケロの体を温めたり、次第に乾いていく顔や体を湿らせたりしていました。 時間が経つにつれ瞳が収縮していくので、黒々した丸い瞳が点々になるまで頑張ろうか、とK兄ィと決めて、甲斐のない世話をしておりました。 先月から唇が腫れて、心配はしていたのですが、念のため小さいケースに移して様子を見ていました。 でも規則正しく食べうんちをし、手に乗せたら手から手へジャンプもできるほど、元気に見えたのです。 小さいケースが退屈そうに見えたので、昨日ミドリちゃんのいるケースに戻したところでした。 今にして思えば、ゆうべは、ケロケロは何やら物陰に隠れるようにしたり、小さいケースではプールから出るのが大変そうだったり。 小さいケースに入れたせいで足の筋力が弱ったのかな。 突然すぎるよ。 去年の9月にペットボトルに入れられてオジサンから届けられてきたケロケロ。 10月から「鳴きっこ」をしてくれるようになったケロケロ。 手さぐりで冬越しさせた2匹(ケロミと)のうち元気に乗り切ってくれたケロケロ。 ゴメンネ・・・ ミドリちゃんはひとりぼっちになって、ちょっと寂しそうだけど、 そう思って今まで何匹も死なせて代わりの子をもらってきたけど、 では新しいカエル君を、と思えない。 やっぱり罪深いわ・・・別れはつらいし。 ううう 2004-08-28 「コオロギ産卵中」 7月20日前に別ケースに移したヨーロッパイエコオロギの卵は結局5匹だけ孵り、 先週、知らない間に2匹共食いされ? 1匹なぜか台所にひそんでいるのを見かけ、 (おそらく野菜や新聞紙を取り替える時にくっついて脱出してしまったと思われます) 2匹残りました。 すっかりショップで購入する時と同じサイズまで成長しました。 7/24ケロケロが亡くなった直後に買ってきたコオロギ30匹は10匹あまり残っていますが、全部成虫になり今盛んに子孫を残そうと努力しています。 オスは一生懸命チロチロ歌い、メスは一生懸命ティッシュのベッドに卵を産みつけています。 コオロギの交尾ってよくわからないのです。 それらしい?様子を一度見たけど、それでもよくわからなかったです。 オスの上にメスがいてその後メスは後ろ足でお尻に生えている針(産卵管)をしごいているように見え ひたすら私の用意してやったティッシュのベッドに針を何度も何度も刺して産卵しています。 見慣れてきたのでエサ虫でもなんだかいとおしさも少し感じます。 メスが必死に卵を産んでいる様子をじっと眺めていたら、一瞬なんだか感動している自分がありました。 毎日卵のついたティッシュを回収して、 糞を取り除き、別ケースに移しています。 8/23からやっていますが、まだ孵化する卵はありません。 前回ほとんど失敗したけど今回はうまくいくでしょうか。 昨日見たら、コオロギより先にコバエが発生し、穴から抜けて飛んで行きました。ヾ(-_-;) オイオイ 先に書いた2匹のベビー(♂と♀)は、昨日成虫たちのいるケースに移しました。あと数日でそれも親になるでしょう。 しかしコオロギたちの食欲は旺盛でびっくりします。 しかも古い野菜はキライです。 小さい煮干しをひとつまみ入れてやったら、わっと集まって煮干しを抱きかかえてさっと散り、必死にかじっていました。 ここの所(やもめ)アマガエルのミドリ(でもハイイロ)は、1日おきに2匹コオロギの成虫を入れてやるとワタシが知らない間に食べています。 今日はミドリは皮脱ぎの日で食べなかったですが、コオロギはすっかり安心してつがいのような行動を始めています。 いいですよ。せっせと殖えなさい。 2004-08-31 「コオロギベビー発生!」 前の日記で、コオロギの卵を採集中、まだ孵化しない、ちゃんと孵化するかな、という話を書いたその翌朝、 ミドリのおうちを覗いたら、 まず気づいたのはオスメス1匹ずつエサとして入れてあり、夕べ盛んに求愛してたなぁと思ったら、メスがいない。 オスがひとり寂しそうにリリ、リリ、と鳴いてます。 へぇ、と思いつつなおも覗いていると、ギョッ ミドリちゃんのフンかと思った固まりに小蟻のようなものが群がっている? それは紛れもなく産まれたばかりのベビーコオロギでした。 そしてだんだん散り散りになろうとしているところでした。 ゲッ・・・と一瞬思いましたが気を取り直し、ある程度おとなのコオロギのケースの方に移しておこうと思い、注射器にストローをつなげたものを作りベビーを吸い取ろうとしました。しかし、これは難しい。少量の水を吸い上げた後でベビーを1匹ずつくっつけるようにすると失敗なく移せたので、その方法で地道に多分15匹ぐらいやりました。 専門家の人たちなんかは、吸虫管というのを買ったり作ったりして、口で吸ったり(もちろん虫そのものを吸うことはないように作られています。)して微小な虫を集めるのだそうです。{{(>_<)}}ゾゾッ・・・ なおも10匹弱ぐらいミドリのお家に残っていますが、とりあえず放っておいて様子を見ることにします。 しかし、ますますわからないコオロギの世界。 どっから湧いたの????? ミドリの糞のように見えた固まりは、どうも成体コオロギの体のようでした。 ネットで調べたら卵は2週間くらいで孵るらしいので、この前入れたオスメスのベビーではないでしょう。 もっと前に入れたつがいの卵??? 謎です。 幸い、ミドリちゃんは今のところ健康そうで、定期的に虫を食べウンチをして、1日1回はプールに飛び込んでいます。 よく鳴いたケロケロと違い女の子なので、たいていいつも静かに座っています。 リリリリうるさいコオロギにも、そいつらに振り回されるニンゲンにもほとんど無関心に過ごしています。 ジャンル別一覧
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