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テーマ:仕事しごとシゴト(23332)
カテゴリ:プレリュード
偶キャリ。-偶然からキャリアをつくった10人
というサブタイトルをもつ本。 人生に勝ち組、負け組はあるのか、キャリアデザインという言葉は独り歩きをしているのではないか、 という問題提起のなか、いろんな偶然からキャリアをつくっていかれた方の事例をもとに、 自然な感じでキャリアを持っておられる方がたのお話と、それにうらづけられた理論の紹介。 Planned Happenstance理論 (スタンフォード大学のクランボルツ教授によって提唱) 1)職業生活(あるいは人生も)は、実は「たまたま」や「偶然」の出来事や出会いなどによって 決まっていくことが多い。 2)しかし、その「たまたま」や「偶然」は本人がそれとは意識しないで行っていったことによって 生じている。 好奇心/粘り強さ/柔軟性/楽観性/リスクテイクという5つのスキルを磨くようにという こととともに大変共感しました。 10人のなかのひとりに松永真理さんが紹介されていました。 今はバンダイの社外取締役ですが、iモードの携帯電話を作った方で有名。 リクルートの「とらばーゆ」という雑誌を編集長として活躍されたあと、 NTTドコモへ「とらばーゆ」して、数多くの困難を乗り越えてつくっていった頃、 私も商品開発らしいことをしていた時期と重なり、彼女の著書の「iモード事件」をバイブルのように読みふけっていたことがありました。 ここでは、松まりさんがいわれる、「いまをちゃんと楽しむことで偶然を味方につける」という ことが紹介されていますが、またそういうおことばを大切にしていきたいものだと感じています。 本の背表紙にある、「キャリアをデザインやプランしない」ということばは響きます。 私自身、同じ会社にいながら、職種が変わってしまった今年はいろいろな意味で転換点にいるので、 夏のそれほど忙しくない時期にいろんなことを考える機会にもなっています。 できるだけ楽観主義になろうとしていますが、 「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである。」(哲学者アラン) 本のなかに書かれていたことば、大切にしたいです。 もし興味のお持ちの方はぜひご覧になってください。 *** 偶然ということでありますが、 この「偶キャリ。」の著者の所由紀さんは、楽天日記では、5人目にリンクをはったひとでした。 カウンターが1000にも満たないころ、ハンドルネームだったので そのころはだれとも知らずピアノのお話をしていました。(1年以上も・・・) (ブラームスのバラードという曲を発表会で弾く日も出張先から応援メールもくださって、 たぶんこの本の執筆作業の頃だったのか・・・) つい最近、偶然ミクシィで同じハンドルネームを見つけ、プロフィールから!!!だったこともあり、それからマイミクシィの方でもあります。 私自身、外国人のシステムエンジニアをマネジメントできなかった反省から、 労務管理を勉強していたとき(1998年)、通っていた専門学校の講師でもあり、3度ばかりお世話になりました。 この年は私がピアノを再開した時期でもあり、何がご縁になるかわかりません。 いろいろ感謝いたします。 BGM:シューベルト 即興曲 op.90-1 ピアノ:フリードリッヒ・グルダ (今度シューベルトを演奏するとき、この曲弾いてみたいなあと、なんとなく思っています。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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