カテゴリ:いえのこと
今日は、行政区の夏祭りでさんさ踊りで参加の予定でしたが、残念ながら、夏祭りの会場は避難場所となっています。
金曜日の大雨で川が氾濫し、町の中心地が水びたしになりました。 我が家の目の前にも細い川が流れていて、昼間に少し溢れていた状態だったそうですが、木が流れて引っかかっていたり土が崩れてはいるものの、無事水嵩も引いて、あとは赤茶色の水が透明に戻るのを待つばかりです。 意外なことに我が家は安全地帯でした。 ただ、職場から早退してきたものの、通常30分もかからない道のりが、あちらこちらの浸水でUターンの繰り返しで、子供と再会できたのが約2時間後。 もし早退しなければ、渋滞がひどくていつ帰れたのかわかりません。 矢巾というのは、一帯が農業地帯なのだなぁ…とつくづく感じました。 どこもかしこも農業用水があふれ出ている状態で、大きな交差点も水びたしなので2,3回、通り抜けては見ましたが、車が途中で止まりそうになって恐怖を味わいました。 子供のいるはずの児童館は川の氾濫で濁流が流れている状態で、すぐ隣の小学校の体育館に避難していました。 誰かにおんぶしてもらっての避難だったようで、本当に感謝でした。 子供会の人たちが家のすぐそばまであふれ出しているのを心配している中、申し訳なかったのですが家にもどり、一安心。 意味もなくベランダからずっと小学校方面を見ていると、レスキュー車が向かっていくし、ヘリが小学校上空で低空飛行をするし、まさか、お迎えを待っているお友達が逃げ遅れたんじゃないかと心配してましたが、しばらくして、レスキュー車も戻って行ったので無事だったのかなと思っていたら、車で2人が流されて、無事救助という映像が流れました。 それが、今日、さんさ踊りを踊っているはずの公民館前です。 ほんとにほんとにびっくりです。 今日も、買い物をしに出かけましたが、立ち入り禁止だらけで、大きな通りから、ふと枝道を見たら、住宅街に茶色い水がたまっているのが見えました。 なのに小学校で少年野球をしてたりして、わけがわかりませんが…。 ここのところ、矢幅駅周辺は区画整理で一気に新築家屋が建ってきたところです。 今回あふれた川も、震災で崩れたので直したばかりだったのに…。 水の力ってすごいものなんですね。 ところで、このごろ、こんな風に、避難しなければならないような災害があちこちで起きています。 もし、我が家がそのような状況になった時、家にもどることも許されなくなった時、薬を取りに行くことも許されなかった場合、、子どもは多分ただただ興奮してしまうので、避難場所で他の人たちと過ごすのは難しいと思うのです。 車があれば、車の中で、子どもが外に出るのを止めながら、家に帰れるのを待つしかありません。 私が一緒ならまだいいけど、バラバラになることだってあり得る。 震災の時なんか、皆、どうしてたんだろうと、いつも思います。 ここまで近場でそのような状況が起こってしまって、何か準備をしておかなければならないんですが、それが何なのかわかりません。 私の過去の経験から、引きこもりの会報を読んでいたのですが、震災のさい、引きこもりの男の子がどうしても家の外へ出ることができず、しかたなく両親は子供をおいて避難したそうです。 何というか…、人は皆、生きるために生まれてきているのだけど、生きる場所を見失っている人がたくさんいて…。 それは、当人が見失っているだけなのか、周囲で奪ったものなのか… 何が当たり前で、何が当たり前じゃないのか… 私は、先日、乳がん検診にひっかかり、再検査の結果、無事でしたが、ちゃんと年をとっていくことがどれだけ難しいことなんだろうと思いました。 なんだか、あれやこれや話が飛んでしまったけど、とにかく、今、その人本来の生活ができないでいる人たちが、元の生活に戻れることを願います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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