ピチブー一家の「韓国漫遊記/2005」初日☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2005年3月30日(水)から4月2日(土)まで、昨年に引き続き韓国へ行ってまいりました。 去年は憧れの『冬のソナタ』のロケ地へ行くことができて大満足♪ 今年の旅行は初日からスリリングなスタート。これぞ韓国!って感じ? 以下はその旅行記です。 ===================================================================== 【3月30日水曜日】 朝7時15分に自宅を出発。先月開港したばかりの中部国際空港へ。 今までの名古屋空港では自宅から約1時間半もかかっておりましたが今回は高速で20分以内、一般道路でも片道30分という近さ。 ずいぶん楽になりました☆ 今回は大韓航空機を利用。なにしろマイルを貯めなければならないので((笑)) 午前9時50分出発で仁川国際空港へは約2時間のフライト。 胸がときめくひとときです。 チェックイン後の待合室は名古屋空港に比べて何倍ものスペース。航空機を間近で観ることができます。 ただし滑走路が遠くなったため離発着はほとんど観ることはできなくなりましたが。 これはサッカーの日本代表を応援するペイントが施されていた日航機。 そういえば今日はワールドカップアジア最終予選の日本vsバーレーン。果たして韓国でも日本戦の中継はあるのでしょうか? 実は今日は韓国でもソウル市内でワールドカップ最終予選の試合があります。グループは違いますがそちらも気になります。 万一負けたらエラいことになりそう。まさかそれで日本人が何かされるということはないでしょうが。 機内では長男が早速脱出口の確認。研究熱心というか慎重というか怖がりというか。 対する次男はそんなものどこ吹く風。窓の外を眺めながら機内食を満喫しておりました。 ------------------------------------------------------------------------------------- 飛行機は定刻より10分早く到着。 入国審査も簡単にパス。出国の時もそうだったのですが子連れだと結構早く審査を終えるような気がします。実際のところどうなんでしょう? こちらとしては非常にありがたいことですが。 空港ビルを出て今日の目的地『水原市』(スウォン市)へ。 水原市はソウル南部約50kmに位置する中核都市。京畿道の道庁所在地でもあります。 初めは高速バスの利用を考えておりましたが『韓国民俗村』へ行くという目的があったので時間を節約するためにタクシーに乗りました。 これがまたすごい・・・。 運転手と交渉の結果、空港から民俗村までの約110kmを高速代込みで10万ウォン(日本円で約1万円)でまとまりました。 後に聞いたところ値段的には少し高かったようです。やはり日本人相手だからでしょうか? 水原(正確には隣市の「龍仁市」)へ向けて走り出したのですがとにかく速い!速すぎる!! 追い越し車線をクラクションを鳴らしながらどんどん進みます。たとえ前方の車が黒塗りの高級車であろうと。 「ケンチャナ?」(大丈夫?)と聞くと「ケンチャナ~」(大丈夫~)とニヤリと答える表情が恐ろしさに輪をかけました。 乗車して10分。もう2度と高速をタクシーで乗るまいと固く心に決めました・・・。 空港を出発したのは午後1時20分。民俗村に到着したのが午後2時20分。 110kmの道のりを1時間・・・やはり早い・・・。高速バスなら水原市内まででも1時間半ですから。 ---------------------------------------------------------------------------------------- とりあえず無事に民俗村に到着。 早速入場して場内の食堂で遅い昼食です。 メニューは石焼ビビンバとチヂミぐらいしかなかったのですがさすがに本場ということでなかなかのものでした。 一通り場内を見学して敷地内に併設されている遊園地へ。 12年前に訪れた時にはなかった施設。一時韓国では遊園地建設がブームになったことがあると聞きましたがここもそうだったんですね~。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 民俗村で過ごしたのは約2時間半。その後は水原市内の『ホテルキャッスル』へ。 部屋へ入ってTVをつけたところ『クレヨンしんちゃん』の韓国版が放映されていました。 「か~ちゃ~ん」は「オ~ンマ~」なんでしょうか? 早速ベッドの寝心地を確かめる長男((笑)) しばらくして夕食のためにホテル近くの『本水原カルビ』へ。 この店は水原市内でも有名どころ。午後6時に行った時は既に1階は満席状態でした。 韓国でカルビを注文するとキムチ、サラダ等の「添え物」が何種類もついてきます。もちろんタダ。 最初の頃は頼んでもないのになぜ?と思っていましたがこれは韓国では当たり前なんですよね。 日本ならサンチュ(焼いた肉を包んで一緒に食べるサニーレタスのようなもの)でさえ別料金なのにここでは追加しても無料。 やはり本場は違います。 --------------------------------------------------------------------------------------------- ホテルへ帰ってみると我々にお客様が訪ねておられました。 実はこの水原市内には韓国農林水産省関連の施設があり、ウチへも頻繁にいらっしゃって懇意にして戴いている方が多く在住しているのです。 その中でも今から10年ほど前にとある方の子息を留学生として面倒をみたことがあるのですが、「本水原カルビ」へ出発する直前にその方の家に電話をしました。 あいにく息子はソウル市内へ出ているということで代わりにお父様が訪ねていらしたのです。 この方のお名前は蔡さん。既に韓国農林水産省農村振興庁を定年退職されている元仁川市農村指導所の所長さん。 元お偉いさんということもあって我々以外の人たちには割りと横柄なところもありましたが((笑)) しかしながらこの方は日本語は一切できず。英語と韓国語と漢字による筆談でコミュニケーションを図るのみ。 どうにか「息子は午後10時過ぎに来る」ということはわかったものの後は不確かなことばかり。前後の単語と文脈のみで推測しながら話をせねばならないのが大変でした。 何とか「場」を保たなければならないと思っていたところ運良く今日はワールドカップ予選の試合日。 尚も運の良いことに本日のカード「韓国vsウズベキスタン」は午後8時からということでしばしサッカー中継を観ておりました。 ところがこのお父様が大のサッカーファン(!) 選手名を並べ立ててその特徴を細かく教えてくれるんですよね~。適当に相槌を打っておりましたがもう何が何だかサッパリ((笑)) チャンスを逃した時なんぞは大声を上げて嘆き叫ぶ始末。得点を挙げた時は立ち上がって大喜び。子供達は目を白黒。 う~ん、やっぱ韓国人は熱いものがあるんだなぁと感心するやら呆れるやら。 試合は2-1で韓国代表の勝利。負けてたらと思うとぞっとしますな~。 そうこうしているうちに息子が訪ねてきました。それもお母様と一緒にドーナツやメロンを持って。 なんだかかえって気遣いをさせてしまったようで申し訳ないような。 というかホテルなのに直接部屋に来てもいいんでしょうか?お父様はとっくに来ているけど。 でもこれで言葉に不自由することはなくなったので一安心。 しばし歓談の後、翌日の朝食を一緒に食べる約束をして帰って行きました。 時計を見ると既に0時近く。ん~、初日からスリリングでエキサイティングでスペクタクルな一日を過ごしてしまいました。 明日からどうなるのやら・・・。 【2日目へ続く・・・】 ジャンル別一覧
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