ここにはもう何もない
夢を見ました。実在はしないけど、夢の中では何度も行ったことのある場所。かつて夢の中の私はここに住んでいた。薄暗い淀んだ空気の部屋。今日はここをあとにするために、忘れていた荷物を取りにきた。部屋に入ると私のではない荷物でいっぱい。すると隣人が入ってきて「あら、帰ってきたの?いないから勝手に荷物置かせてもらったわよ。」という。部屋をぐるりと見渡すとこの部屋には、私のものはひとつもない。なあんだ。もうここは引き払っていいんだ。ここがまだ私の居場所だと思い込んでいたけど違うんだ。さあこんな薄暗い居心地の悪い場所は出ていこう。もうここには戻らない。気付いたら朝でした。良くはわからないけど、何かがかわったのかな?