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☆ともかく私共は若くて絶ず変じ絶ず新に層より層変てこな偶像を自分で壊しては進み創って誤ったことに気が付いたときは立派に焼き棄て勇ましく愉快に進みませう。 ☆ともすれば不純になり易い動機で周囲と常に争ふことは最早やめようと思ひこれから二十年ばかり一生懸命にだまって勉強しようと覚悟してゐました。 ☆私は愚かな鈍いものです 求めて疑って何物をも得ません 遂にけれども一切を得ます。 ☆永久の未完成これ完成である。 「宮沢賢治書簡集」より ☆幻想第四次空間☆ [全138件]
![]() 星の翁・野尻抱影の『星座巡礼』から 【スピーカ】 春の静かな黄昏に、この星が柔い純白な光にきらめくのを眺めると、胸の底まで浄められたような気がします。広い天上にもこれほど純潔な印象を与える星はありません。清らかな練衣を纏い、つつまし気に祭壇に立つ処女、その名をこの星座に与えているのも、スピーカの光に因るものに相違ありません。 古代エジプトでは女神イシス、バビロニアでは女神イシュタル、ギリシャでは正義の女神アストレア、ローマでは農業の女神ケレースの化身であり、他の諸民族もその名称こそ異なれ、等しくこれを清浄無垢の象徴として仰いで来たのです。 こうしてスピーカの光には、あらゆる時代、あらゆる国民が寄せた憧憬を想わずにはいられません。スピーカは「麦の穂」のことで、星座の画では女神が左の手に持つ穂の先に位しています。日本で言う「真珠星」の名も、よくこの星の光を見ています。 【王子さまの星】 すっかり清掃された宮城内の焼跡は、三月初めの星明りの下に白じらと浮き上がっているように見えた。侍従の一人が、「殿下、お好きな星を先生に申し上げてごらんになりましては」と言うと、学習院の制服の義宮さんは無言で空を見上げられた。オリオンがやや南中を過ぎ、その下にシリウスがぎらぎらと煌めいている。私は言下に「オリオン」と言われるのを予期していると、しばらく無言がつづいてから、「乙女座のスピーカ」と独語のように言われた。「まだ、昇っておりませんが」と私もつぶやいて、銀座の方向の町あかりに眼を送りながら、その星の白い清浄な光を思った。
「へたも絵のうち」より 人間というものは、かわいそうなものです。 絵なんてものは、やっているときはけっこうむずかしいが、 でき上がったものは大概アホらしい。 どんな価値があるのかと思います。 しかし人は、その価値を信じようとする。 あんなものを信じなければならぬとは、 人間はかわいそうなものです。
天地の神の怒りも最(い)と深し堪へ忍びの袋破れて 三千年の世の立替も迫りけりこの行く先は心ゆるすな 世の業にさかしき人は皇神の真の道に愚なりけり 音もなく静に積る白雪の清きは神の心なりけり 言えば言えそしらばそしれ今はただ神の御心に任すばかりぞ 温かき言葉の花は人皆の荒き心を和ぐるなり 祈るとも心に曲のある時は神の救ひの如何であるべき むつかしき邪(よこ)さの道を歩むより神の正道安く渡らえ 有難し忝(かたじ)けなしと朝夕に思い暮せば曲事(まがこと)はなし 身の垢は湯水に清く洗へども洗ひ難きは心なりけり
宮沢賢治 成瀬金太郎あて 葉書(大正七年)より 「君を送り君を祈るの歌」 はてしらぬ蒼うなばらのきらめきをきみかなしまず行きたまふらん すべてこれきみが身なればわだつみの深き底にもおそれはあらじ ああ海そらとの碧のただなかに燃え給ふべし赤き経巻 このみのりひろめん為にきみは今日とほき小島にわたりゆくなり ああひととわれらとともにまことなるひかりを地にもむかえまつらん ねがはくは一天四海もろともにこの妙法に帰しまつらん
Ryuichi Sakamoto + Shiro Takatani, Life - Fluid, Invisible, Inaudible...
「男はつらいよ」から、リリーのテーマ(相合傘) 寅さんのマドンナの中ではリリーさん(浅丘ルリ子)がいちばん好き。
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