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きのうは放り出すように英語の詩を掲載したが、お訪ねくださったお客様のなかには私の不親切を感じられた方もおいでであったろう。どこか外国の方からはさっそく好意的なコメントをメールで頂戴したが、それでかえって不親切な掲載を反省した。で、日本語としては詩を意識せずに、散文調ではあるが直訳してあらためて掲載することにした。きのうのお客様、ごめんなさい。
私の手のX線写真 最近、私は左手をすこしケガした たいしたこではない。が、念のために医者に診てもらった。 医者は言った、「レントゲンを撮ってもらうべきですな みかけより重傷かもしれません、率直にもうしあげて」 自分の手のレントゲン写真を見るのは初めてだった 何と言ったらいい? 画家として、神の物真似芸人として 手術によって手から作品が失われることを考えながら。 黒の中の白い骨、死と生のイメージ 写真の私の手は漠然とした予示をしているようだった 暗い大洋に突然出現した幽霊のように。 あるいはまた、荒海を乗り切る筏のように 白い骨は緊密に組み立てられていた。病気もなく 骨の白い筏は夢想の国を漂い いつもきっと人生の命数を確かめるために‘カンヴァス’に戻ってきた。 数えきれないほどの漂流。困難にあえぎながら。 ときどき私は泣きたいように感じた。あるいは人生の行路を発見したようにも。 また、私は肉の暗闇の中の骨の森を想像した それは私の肉体が腐敗した後に残されるもの。 そのとき生と死との状況は逆転する。 生命は誕生のときからそれ自身の内部の死に支えられているのだ 私は自然の原理に到着した。宇宙の真理に。 そうだ! 宇宙、そこに敵意の対立はなかった。 医者は言った「気長に治療しましょう」。私はほっと息をつく。 私は生と死との谷間で絵を描きつづけるのだ。 (未完成) [詩・俳句・短歌]カテゴリの最新記事
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