耳（ミミ）とチャッピの布団

３月１５日にはオランダ下院の選挙おこなわれますね。
当初の予想に反して、野党の極右"自由党"がどんどん躍進してきて、このままでは議席を３倍に増やし、第１党に躍進すると予想されてますね。
自由党のウィルダース党首は問題となっている（イスラム系）移民問題について、移民排斥の急先鋒ですが、これを支持する国民が増えていると云うことですね。
「国民の恐怖心や憎しみを煽りながら政権奪取を試みる」と云われてますが、いったいど～なるのやら。
もともとオランダ刑法では「人種や宗教などを理由に公共の場で差別や憎悪をあおる表現」を禁じています。
私たち日本人には最もなじみの薄い宗教イスラームについては、日本では「諸教の諸教団」として分類されて、信者数すら全く分かっていません。
日本全国で約７万人と云う説から約５万人とする説、逆に２０万人近い数字をあげる説もあるほどです。

しかし日本には古くからモスクがあったのです。
１９３１年に建設された名古屋モスクが日本国内初のモスクです。
その他にも神戸市の神戸モスクや、東京は渋谷にあるトルコ系モスクの東京ジャーミイなど歴史が古いモスクが存在します。
そのイスラム教の経典と云えばコーランですな。
と云っても、私は一度も目の当たりにしたこと無いし、コーランには「詠唱すべきもの」という意味があるらしくって黙読するものではなく、読誦するべきだと云いますが、その読むタイミングすら知らない。

仏教だと一般人がお経を読むのは、もっぱらお寺で法事なんかで読む（眺めてる？）程度ですが、イスラム教の人はモスクに行かないで、その辺の道端ででもお祈りするので、そ～云うときに読むんですかね？
しかしコーランの本を手に取って読んでる姿ってＴＶで観ても全く見かけないですが、みなさん暗記してるってこと？
コーランの成り立ちはこう云うことらしい。
メッカの商人でイスラーム教の開祖ムハンマドは、中年になって迷うところがあったのですな。
それでしばしばメッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想していたらしいです。

そしたら瞑想中に突然、大天使ガブリエルが彼のところにあらわれ、神から託された第一の啓示を与えたのです。
ムハンマドは啓示を受け取って人々に伝える使徒としての役割を務めることを決意したのですな。

ムハンマド自身は文盲であったため、彼を通じて伝えられた啓示はムハンマドと信徒たちの暗記によって記憶され、口伝えで伝承され、また書記によって記録され伝承されました。
やがて記憶を留めるためにコーランを一冊にする作業が始められて、いくつもの変転を経て今日のコーランになったと云う次第。
（ストーリーはかなり端折っています）
コーランは単に宗教的な解説書ではなく、文学としても第一級品であるといわれます。
事実、説かれている文章の意味をあまり理解できない者でも、そのアラビア語の美しさに引かれて改宗した者も多くいたと云うのです。

また、口語と文語の開きが大きくなった現在では、文章語の模範テキストであるとされ、出版物などはクルアーンの言葉（フスハー）で書かれることが多いそうです。
そんなコーランって、イスラームの国々ではホテルの部屋に常駐してるのかしら？
日本でさえホテルの部屋には"聖書"と仏教の"聖典"が置かれ、客室での自殺防止に役立てていると云うけれど、本当の効果はど～ですかねぇ。

下の画像は普通に売ってるポケット・サイズのコーランです。
こう云う豆本はずっと昔からあったようで、考えてみれば仏教の経典にもありました。
ぢゃあ逆に大きい方はど～でしょう？
これが．．．コーランの場合、尋常ぢゃない。
世界最大の手書きコーランはアフガニスタンにあります。
重さなんと！５００kg 超。
上の画像では、その大きさがなかなか分かりづらい。
ならば、こっちの画像ではどうだ！？
その大きさたるや２.１m ×３.０m 。
ほぼ絨毯サイズです。
全２１８ページに３０の異なったカリグラフィで記され、完成までに５年の歳月を要したそうです。
中之島公園の猫たち－SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK－」
整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約７０匹の子供たち。
心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。
すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。
なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。

「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。
そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。