「ぽこ」と呼ばニャいで！

本日の主役、リズちゃん。

数週間前、アタシがお手伝いをしている、猫ボランティアのリーダーから
「勤務先のお向かいの犬の里親を捜して欲しい。」との依頼がありました。

このリズちゃん、なぜか避妊手術をしてから特定の数種の音に
敏感に反応しムダ吠えするようになり、近所から苦情を受けているという。
後輩犬との相性も悪く、手放したいとの勝手な事情。

そこで「これは！」と思うアタシの友人に打診したところ
「事前のお見合いも不要。どんな子でも困ってるなら。」との意向で速攻解決。


目出度く昨朝、引き渡し完了～。
後ろにいるのはボランティアリーダーが勤務先周辺で面倒を見ている子。
他にも数匹のネコが見送りに出てきてました。

当初は「疎まれて飼育されている」と聞かされていましたが
当日飼い主さんと会ってみると、かなりの可愛がりよう。
毎日の食事は確実にアタシよりバリエーションに富んだ良い物を食べていた。
リズを買ってきた社会人の娘っ子は悲しさのあまり1度も顔を出さず
お母さんは涙、涙の中のお別れとなりました。

めでたし、めでたし～♪



・・・では終わらなかった。
ほんの7時間後、リーダーから「飼い主が戻して欲しいと言っている。」との連絡が。

虐められ、相性の悪かったはずの後輩犬がゴハンを食べない、
娘っ子がずっと泣いている、という理由。
その旨を私から友人に伝えて欲しい、と言われたので
「ふざけんな！アタシからそんなこと言えるか！飼い主に直接電話させろ！！」
とブチ切れしてしまった。

今でも思い出すと腹立たしいのが、善意で住所を渡した友人の住まいをググり
「近くに鉄塔がある、大きい駐車場がある。」とクレームを付けてきたこと。
引き取りたい一心の理由探しだとしても、許し難い無礼な行為である！
と、アタシは思う。あまりの失礼にこのことは友人には伝えてもいない。
（※シマアジ、そこんとこヨロシク。）

娘っ子が泣きはらす位は予想出来ただろ！
だからこそリーダーがこの日まで何度も意思確認をしていたのに！！

ここ数年で飼い犬を立て続けに亡くた中で（特に最後の1匹は不慮の事故）
決断をしてくれた友人のキモチを考えると


「ムカつくニャ～～～～！！！」

犬想いの友人は昨夜遅く2時間以上かけて、リズちゃんを返しに出向いてくれました。

なんと、引き渡しの時から「こうなるかも」と予想していた、とのこと。
友人宅で数時間を過ごしたリズちゃんからは
「このオヤジが今日からアタチの飼い主になるのね。」という想いが
ひしひしと伝わってきたそうです。

リズちゃんにとっては元サヤが一番のシアワセ、とは思う。
ただ、ムダ吠えの元凶はひとつも解決していない。

飼い主は以前試した、犬用の精神安定剤
（始終目がトローンとなっていたので、服用を止めたという）を再度試すつもりらしい。

ねぇ、とこちんはどう思う？


「飼い主のエゴじゃニャいのか？
シアワセって考えると難しいニャ。ボスはヤケ酒かっくらってるし・・・。
とりあえずフトン被って寝るに限るニャ。」