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テーマ:洋楽(3281)
カテゴリ:60年代洋楽
名前は聞いたことあるんだけど、音楽はよく知らない…つーか聴いたコトない ↑こういう方って多いのではないだろうか? 変態、難解……そんな印象が強くて近寄りがたい。 興味はあるけど、アルバムが多すぎてどこから入っていいか分からない。 そんなアナタにオススメしたいのが『Hot Rats』というアルバムである。 '69年発表。それまでのバンドだったマザーズ・オブ・インベンションに代わって、各方面の一流ミュージシャンとセッションした作品である(ノー・クレジットながらロールウェル・ジョージも参加)。 ジャズ・ロックっぽいインストを中心とした内容となっており、『Over-night Sensastion』('73年)、『One Size Fits All』('75年)と並んで、ザッパとしてはもっとも分かりやすい一枚だ。 また、ザッパというと"有名なアンダーグラウンド"のイメージがあるけど、このアルバムって実は全英1位を記録しているのね^^ 「Son of Mr. Green Genes」は、アルバムの三曲目にあたる大作インスト・ナンバーだ。 巧みな構成、親しみやすいメロディ、全体を包む解放的な雰囲気がなんとも印象的。 楽器の数はそれほど多くないが演奏にスケール感があり、スリリングで楽しい一大音絵巻となっている。 元マザーズからはイアン・アンダーウッドが参加し、キーボードに管楽器にと八面六臂の大活躍。カラフルでプログレッシヴな音作りが光る。 もちろん、ザッパ本人による鋭いギターも聴き逃せない。 先の文には「ジャズ・ロックっぽい」と書いたが、ここにあるのはどんなジャンルにもカテゴライズされない"フランク・ザッパ・ミュージック"だ。 それでいて聴きやすい。40年前の演奏なのに古臭さのカケラもない。 なんとエキセントリックで美しい音楽だろうか。 ロック、プログレ、ジャズなどの、あらゆるファンに聴いてほしい名曲である。 アルバムは他にも、名曲「Peaches en Regalia」や「The Gumbo Variations」、キャプテン・ビーフハートが参加した「Willie the Pimp」など聴き所が満載。 CD化の際にはザッパみずからがリミックスを施した、太鼓判つきの一枚です。 つーコトで「Son of Mr. Green Genes」を聴くにはここをクリック! ※ ポム・スフレのメインHPではフランク・ザッパの『Hot Rats』について取り上げています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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