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2010/08/04
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テーマ:お酒大好き(5104)
カテゴリ:日本酒
鹿角の「大湯ストーンサークル」を見に行った折りに、旅館持込用に買った酒です。
蔵は鹿角から北西に少し行った大館の北鹿です。

書いて気がつきましたが、鹿角地方の北だから「北鹿」なのか?
男鹿半島といい、この辺りは鹿にちなんだ地名が多いのかも。

「鹿角(かづの)」の由来は、鹿のツノのような複雑な形に河川がこの地域を流れていることによるものだと、地元の人が教えてくれました。

ついでですが、「大湯ストーンサークル(大湯環状列石)」は、縄文時代後期(約4,000年前)の遺跡で、かつては「縄文土器」くらいの手がかりしかなかったこの時代の生活文化を知るための貴重な遺構です。

IMGP3103-1.jpg
この「野中堂環状列石」の規模は直径44mで、日時計も設えてあります。(画面左中ほど)

実は、北東北にはこうした縄文時代の遺跡が多く、代表的なのは青森の「三内(さんない)丸山遺跡」ですが、飛鳥・奈良時代から長きにわたって「蝦夷(えみし)」と異国扱いされてきた東北の地に、こうした数千年前の当時としては先進的な営みが息づいていたことは、とても興味深いことです。

縄文時代の中期から後期にかけては、地球は現在よりも暖かく、現在の東北辺りが作物的な収穫に最も気候が良く、中四国から九州にかけては暑すぎて照葉樹林が生い茂り、生活の場所としてはむしろ不向きだったようです。

話しはだいぶ逸れましたが、今回の「北鹿・山廃純米・雪中貯蔵」は地元のスーパーで買いましたが、価格は4合瓶で985円という驚くような安さの山廃純米でした。

IMGP3112-1.jpg

この蔵では「大吟醸・北秋田」という1125円の大吟醸酒を造っていて、以前に友人が「大吟醸を買ってきたぞ!」と威張って持ち込んだことがありましたが、そのときの飲んだ印象は香りも何も無く、アルコール臭が鼻につく「名ばかりの大吟醸か・・」というものでした。

もっとも今ではこの蔵でも、まともな(価格の高い)大吟醸を出しています。

そうした観点から言うと、この「北鹿・山廃純米・雪中貯蔵」は、アンダー1000円の酒として、申し分の無い出来だと思います。

食中酒としても料理の邪魔はしないし、むしろほのかなコクも感じさせてくれて、パック以外の純米酒で1000円以下のものをはじめて知りました。

原料米は美山錦と秋田こまち、精米歩合65%、日本酒度+1、酸度1.5、アルコール度15.5となっています。






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Last updated  2010/08/06 09:51:19 AM
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フジイ@ Re:瀧鯉・純米酒(神戸市東灘区・昔は木村酒造、今は桜正宗)(03/21) 震災前、酒蔵の門で眺めていたら杜氏のか…
よしたか@ Re:若竹・プレミアム純米大吟醸(静岡県島田市・大村屋酒造場)(11/05) 息子と静岡の娘さんとの婚約の席で、若竹…
星野 勝@ Re[2]:名人 安東焼酎のこと(08/09) 北岡さん ご丁寧にありがとうございます。…
北岡慶太郎@ Re[1]:名人 安東焼酎のこと 星野さん 色々と有り難うございました。近…

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