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わたしは 何度でも 自分の舟を漕いで生死の淵を渡り 天の家から 地上の岸辺に戻りたい。 渇きを訴えて待つ 残された人々を乗せて 玉虫色の喜びにきらめく オパール色の泉のほとりに運ぶために。 パラマハンサ・ヨガナンダジ 『神の船頭』より はじめまして。 ヨーガのことや、レイキ、その他ヒーリング、不思議、スピリチュアルなこと、精神関係の本のことなどを書いていきます。 オシャレでも、ホットでもない、(^_^;)ハタ・ヨーガに興味のあるかたはこちらへどうぞ。 プールナ・ヨーガスタジオ ★このページはリンクフリーです。ご自由にどうぞ~~♪
テーマ:スピリチュアル・ライフ
カテゴリ:カテゴリ未分類
インドといえば、……牛。 あっちにもこっちにも牛がゴロゴロいます。 白や茶色、たま~に、日本風の黒白のブチ。 軽自動車、いやそれ以上にビッグサイズな方も。 牛といえば、ぼーっと、ワラばっかりもごもご食べているイメージです。 が、その牛のイメージは、柵の中での生活を余儀なくされている牛のイメージだったと、インドで気づきました。 インドに行かれた方はご存知でしょうが…… インドの牛は、 5階建てくらいの、傾斜角度のきっつい階段を、 悠然とのぼります。 「3段先をゆく、この巨大牛が今、足を踏み外したら、 わたしの運命は…」 (°_°;)ハラハラ(; °_°) なんて考えると、インドの熱風もたちまち冷風にはやがわり。 また、インドの牛は、 細長いつり橋もわたります。 わたりきらず、ガンジズ川を見下ろして、 途中で休んでいたりしていると、 ひたすら……邪魔で迷惑です。(^_^;) かつて、 通りで友人と立ち話をしていると、ふいに腎臓うらに激しい痛みが。 振り返ってみると、1頭のオス牛が、 かい~の、かい~の!! と、頭を上下させて、わたしの身体を ツノ研ぎにしているではありませんか。 ヽ(  ̄д ̄;)ノ 3日ほど、わき腹のアオあざが消えませんでした。 以来、ちょっと牛さんに警戒をしているわたしとしては、 つり橋の途中にその巨体をみると、 頭側をいこうか、 (ツノでつつかれるかも……) 足側をいこうか、 (蹴られるかも……)←馬に蹴られたことがあるため。 なんて、ガンジズ側を眼下に、悩んだこともしばしば。 高尚な悩みで……(^_^;) そして、この牛さんたち、 意外と……演技が達者です。 野菜はスーパーではなく、野菜市場で買うのが、インドでは まだ一般的です。 細い路地の両側に、色とりどりの旬の野菜が 所狭しと並べられています。 ひと二人が並んで歩けばぶつかるくらい、そんな細い路地で、 のんきそうにトロトロと1頭の牛が歩いています。 まぶたも半分閉じて、ねむそ~。 が、次の瞬間、閃光のようなすばやさで、 その太い首を直角にガクッと曲げて、 棚の上に並べてあった、ホウレン草の束をわしづかみ、 いえ、わしぐわえしたではないですか。 \(°o°;)/ なんというハヤワザ! だら~っと、おしゃべりしていた野菜売りのあるじもこの盗牛に気づき、 「コラッ~~!」 と、牛さんのおしりをぴしゃりとほうきで叩くも後の祭り。 「痛くもかゆくもないざんす、今どきはやっぱりホウレン草よね」 なんて感じで、ひと束ムシャムシャとひとまず胃に納め、 そのご、じっくり反芻しているご様子。 便利な胃腸でうらやましい。 「う~~ん、こずるい。……いや、かしこい」 と、わたしはいたく感じいってしまいました。 のちに、何度も同じような光景を目に。 こういう野良牛も、生まれたときからノラであったわけでは ないらしいのです。 牡牛でしたら、荷車を引いたり、畑を耕したりの労働を若い頃にしていたでしょうし、牝牛でしたら、子牛を生んで、お乳をだしたりして。 で、つかいもの(人間にとって…)にならなくなると、その辺に放されて、ノラ牛になるのです。 ノラっぽいけど、ちゃんとまだ飼い主がいるらしい牛もいて、まぎらわしいすが……。 繋がれて柵の中で飼われていたときは、ごはんの心配もなかったでしょうから、エサを求めて(?)階段をのぼったり、橋をわたったり、市場に行ったり、などという智慧や行動力はなかった、というか必要なかったのでしょうね。 インドでは、人生を4期に分けて生きるという教えがあります。 最初が学生期(がくしょうき)。目安~20歳 生まれてから一人前になるためにいろいろ学ぶ期間。 次が家住期(かじゅうき)。目安~40歳 結婚をしたり、社会的な活動をする期間。 次が林住期(りんじゅうき)。目安~60歳 子供に財や家業などをゆずり、人生を振りかえって、 修行をする期間。 最後が遊行期(ゆぎょうき)。目安60歳~ いっさいを捨て、旅立ちにむけて、放浪と巡礼の旅にでる期間。 ノラ牛さんたち、 野犬に襲われる危険なんかもあるかもしれません。 でたくて柵から出たのではないかもしれません。 それでも、柵からでた牛さんたちには、 遊行期の行者にも似た、智のきらめきが、 その半眼から、ふと感じられる瞬間があります。(^v^) 手にしているホットココアがおいしくて、つい牛さん賛美を…(^_^;) 春ですね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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