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「リーガル・ハイ」第6話、オープニングではそろそろ、新垣結衣さんの蹴りが堺雅人さんに届きそう。 なんだかんだ言って、堺雅人さんと鈴木京香さんは強烈な存在感を振りまく似たもの夫婦。 弁護士同志としてなら、丁々発止としゃべりまくってさぞ盛り上がっただろうし、 夫婦としてなら、立て板に水の毒舌の限りをつくして相撃ちになった事は想像に難くない。 それでも生瀬勝久さんからもらった金メダルの半分こを、互いに大事に持っているなんて。 人間離れしてぶっとんだ堺雅人さんが、こちら側つまり人間の方向に向いたみたいで変に残念。 そしてどうやら、ラスボスであるらしい生瀬さんとの直接対決は最終回に持ち込みという事か。 新垣結衣さんを「赤毛のアン」とは、有吉弘行さんも脱帽の絶妙なあだ名です。 ねっとりと取りすました小池栄子さん、役にはまっていて素敵です。
加納朋子さんが白血病の闘病を自ら綴った「無菌病棟より愛をこめて」を読みました。 この本が書かれたという事は、加納さんは少なくとも病気から生還したという事。 だから安心して読み始めたけれど、その壮絶さにこちらが辛くなってしまいました。 でも、よくなっていつか闘病記書こうという思いが、加納さんを支えていたのでは。 それにしても加納さんは4人兄弟で、よい条件で適合したので本当に幸運だと思う。 少子化そして人口減少で、兄妹も家族も少なくないのが普通になってるから。 白血病というと骨髄移植が進んでいて、それさえすれば治るような気がしていた。 手術するわけでもなく点滴するんだから、なんか楽そうだな、なんてイメージで。 ほんとごめんなさい、こんなに辛いとは知りませんでした、と本に頭を下げたくなる。 わたしなら、無菌病棟を破って撤退してしまうかも、と思うくらいの凄まじさ。 本当に、ぎりぎりのところで命が繋がったのだな、と厳粛な気持ちになる。 患者としての率直な心情と、作家として冷静に観察し記録する視点と、 その両方が合わさった貴重な闘病記である以上に、やわらかな言葉の端々に 加納さんのお人柄がしのばれる、素晴らしい一冊だと思います。
「鍵のかかった部屋」第5話、いくらなんでも、そのトリックには無理がありすぎ。 地震のために歪んでしまった欠陥住宅が舞台で、家の歪み自体を使ったトリックというのは、 島田荘司さんの「斜め屋敷の犯罪」を思い出すんだけど、小説なら筆力で強引に納得させられる。 ドラマだと、視覚的にも聴覚的にも再現されすぎ具体的すぎて、ちょっと笑えてしまう。 マシンは野球部にあるけど大量のテニスボールはテニス部から勝手に持ってきたの? あんな小さな穴からドアに向かって、一度も失敗せずボールを発射できるものか? 巨大なビニールシートはどう調達したのか、回収時に穴に詰まってしまわないのか? 大がかりな密室トリックなのに、ガムテープが残ってしまうのは片手落ちすぎでは? などなど、あとからあとから疑問がわいてきて、気の毒になるような今回でした。 でもそのかわりにドラマには、演技者の持つ存在感、説得力という、抗いたい魅力があるはず。 いつも渋い佐藤浩市さんが醸し出す軽みや、無垢で無防備な戸田恵梨香さんが素敵。 それだけに、大野智さんの残念さが際立ってしまい、無表情なだけに台詞回しの下手さが目立つ。 ジャニーズなら、例えば錦戸亮さんとか、うまい人もいるのにな~と思ったら、 彼は別のドラマ(つまんない)に出演中なのでした、またまた残念!
「リーガル・ハイ」、永山絢斗さんの純愛と原田夏希さんの打算、涙する新垣結衣さん。 おとなしいお嬢さんと見えた原田さんの真相は打算であり、結婚は金持ちの彼と決めている。 自分に懐いてくる永山さんの好意を知りながら、ちょっと振り向いてみただけの異邦人。 そんな彼女の反応を真に受けて付きまとう、ストーカーと見えた永山さんの真相は純愛。 証言台で嘘をつく彼女をこれ以上追い詰める事ができず、罪を認め裁判を降りてしまう。 そんな彼を、自分の学生時代と重ね合わて、こらえきれない新垣さんの涙がとても美しかった。 もし、こちらの裁判を堺雅人さんが担当していたら、きっと永山さんが勝ったのだろう。 でも、原田さんの欺瞞が暴かれれば、その先に未来はなく、結婚も破綻するかもしれない。 これからも、おとなしく内気な妻を演じ続けるであろう原田さん、でもそんな悪女は、 世の中に五万といるであろう事の苦さをも包みこんだ、素晴らしいドラマだったと思う。 一方で、堺さんが軽快にかっ飛ばす野球応援おばさんの裁判や、テレビ取材と、 ギャグ満載で笑わせてくれるのもたっぷりな上に、小池栄子さんが女スパイみたいで。 一時間があっという間のスピード感なのに、二時間ドラマをみたかのような濃さでした。
「鍵のかかった部屋」地道な弁護士・戸田恵梨香さんと悪女で才女な相武紗季さん。 相武さんが犯人であることは、現場の碁盤の駒を移動させたのですぐわかったけど。 戸田さんも相武さんもどちらも好きだけど、二人の間に競演の火花が散る妄想を楽しみました。 華もあり毒もある役どころが似合う相武さんと、地味で素朴なグレースーツの戸田さん。 艶やかな着物姿の相武さん、潔かったり崩れてみせたり、さすがの悪女ぶりでした。 でも今、女優として一歩先んじているのは戸田さんのほうだと思われるから面白い。 密室を構成したのは、被害者が死力を振り絞ったメッセージのせい、という事だったけど、 どうせなら、問題の桂馬をにぎりしめていた、とか、解りやすいものにして欲しかった。 それにしても、戸田さんも大野智さんも誰でも現場に入れる警察って都合よすぎ。 佐藤浩市さんが、依頼人死してもなお守秘義務を守る弁護士魂を見せているのに。 警察と弁護士って、宿命的に犬猿の仲なのに、脇の甘い宇梶剛志さんでした。 ちょっとした役に忍成修吾さんを投入する、何ともぜいたくなキャスティングでした。
高橋成美選手とペアを組み、世界選手権で3位に入ったトラン選手。 カナダ国籍の彼は、このままではオリンピックに出場できないのですが、 日本国籍を取得し日本代表としてソチを目指す決心をしてくれたようです。 今回の国別対抗戦は、観客も暖かく、とてもいい雰囲気で盛り上がったので、 彼の気持ちを動かしてくれたのだとしたら、本当にうれしい事です。 トラン選手には日本在住の実績がなく、日本語もできないみたい。 でも、日本ではペアの素地が薄いので高橋成美選手がカナダに行ってるのだし、 彼女が英語がぺらぺらなので、彼が日本語を覚える必要なかったのだし。 ペアでオリンピックに出場するために、井上怜奈選手や川口悠子選手は、 アメリカやロシアに住み国籍を変えた、という苦労もあったのだし。 例えばマラソンの選手と違って、ペアは日本に他に選手がいないのだし。 どうか特例中の特例として、彼の大決心を受け入れ認めてほしいと思います。 ちょっとテレビで見ていても、高橋成美選手ははっちゃけていて、 明るくきっぱりとした強気な性格であるらしい、と思われます。 そんなフリーダムな彼女を、誠実に静かに包むような、穏やかな彼。 日本語ができるようになったら、きっと日本になじめると思います。 どうか、いい方向に話が進んで、二人が心おきなく練習できますように。
中居正広さんがぽろっと言うヒントから推理し、真相にたどりつく刑事・栗山千明さん、 北村一輝さんの名コンビだけど、なんて素直に中居さんを信じていることか。 意地悪に疑ってかかる悪役の千原せいじさんの方が、むしろ当然の反応であるような。 普通の主婦がやってしまう完全犯罪を見抜けないなんて、まぬけすぎる警察ではあるけど。 うちの近くにも朝鮮朝顔を育てているお宅があって、まさか毒がありますよとも言えなくて困る。 しかし短い時間の中で、真犯人だけでなく、元不倫相手・心臓病の主治医・その妻と、 みんなが疑わしく、二重三重に真相を込み入らせる構成は本当によくできていると思う。 そんなぎっしりな間にも、田中哲司さんがにっと笑う所とか、細かいネタが飽きさせない。 今回は紳士服はるやまとタイアップだったようだけどうちはいつも洋服の青山です。
フィギュアスケート第2回国別対抗戦で日本チームが優勝しました 高橋大輔・鈴木明子選手はともに1位となり、日本の優勝に貢献してくれました。 特に高橋大輔選手は、今季無敗のパトリック・チャン選手を破りました。 ショート、フリーともに4回転を決めただけでなく、もう完璧な演技。 ある時はシャープにある時はけだるくまた力強く、大人の魅力が満載でした。 セクシー部長も裸足で逃げ出す、見てるだけでも女性が膝から崩れ落ちそうな。 これこそが男子のフィギュアスケートなんだ、っていう到達点のような。 4月も終わりに近いこの時期に、大きな試合をやる事には批判もありました。 でも、各国の選手たちがとにかく楽しそうで、盛り上がりはじけて応援し、 時には他の国のブースにまで来て応援しあっていた姿に、心なごみました。 かといって、演技に力を抜いていたのではない、1・2を争う相手には、 決して負けたくないという気迫もあって、見ごたえのある試合でした。 例えるなら、個人競技の陸上選手が、リレーや駅伝で燃えるみたいな感じ。 ただ団体戦だけに、リード選手みたいに怪我をした選手には気の毒でした。 今回、失敗が多くて笑顔なくシーズンを終えたパトリック・チャン選手は、 きっと来季でのリベンジを心に誓った事だろうし、また楽しみが増えました。
宮崎あおい・堺雅人さん共演の映画 「ツレがうつになりまして。」をDVDでみました。 NHKで藤原紀香さんのドラマも見たし、細川貂々さんの原作も読みました。 この映画は、辛い事もほわんとしたユーモアに包んで、雰囲気のいい作品でした。 うつは心の風邪なんて言うけれど、何カ月も治らずしつこくぶり返す、 そんな風邪があるわけないので「宇宙風邪」と呼ぶ妻の気持ち、よくわかる。 ツレが、布団に丸まってカメ布団状態となり泣き、満員電車で泣き、 さらにはお風呂の浴槽にすっぽり入って泣く時、思わずもらい泣きしました。 漫画家であり表現者である妻は、ツレの病気こそ自分が描きたいものだと気づく。 それによって、内にこもっていたツレも、病気を恥じることなく、 その経験を外へ向けて語ることで、周りを変え理解を得るまでになった。 夫婦が互いに補い合い、成長していく姿がとても素敵でした。
「リーガル・ハイ」第1話、堺雅人さん主演の王道法廷コメディで面白かった! 新垣結衣さんもいいけど(同じ弁護士なら戸田恵梨香さんがこっちの方がよかったなあ) 堺さんは常勝の敏腕悪徳弁護士にぴったりで、斜めに撫でつけた前髪が実にキュート。 彼の弁護で逆転無罪かと思われたのが、新証人出現で一転し絶体絶命となる、 そこからまた大逆転して無罪をかちとるテンポの良さ、丁々発止の心地よさ。 「異議あり!」連発のシーソーゲームのような法廷劇の後で、真実はなお闇に沈む。 その後味の悪さ、ほろ苦さもまた、見逃せない作品になりそうな予感を後押しする。 これは確かに、ハイになってしまうドラマのようです。
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