今日も何かあたらしいこと

攘夷はかなわないと天皇に説くため、京へ上ることになった家茂を見送る篤姫と和宮。

「ともに、ご無事をお祈りいたしましょう」と言う篤姫に、和宮が答えた一言に震えました。

「嫌じゃ。わたくしは一人でお祈りいたします」

今回は、深窓の姫君である和宮のこの激しい言葉に、玉木様の竜馬登場もかすむほどです


篤姫は、母親であるとともに政治家でもあり、徳川家とか日本国のことも考えて、大局を見ている。

でも和宮は、家茂に攘夷を実行させるのが降嫁してきた使命なのに、それを家茂に否定された。

政治的にはもう行き詰まったところへ、夫への愛に目覚めて、片時も離れたくないのに、

彼に上洛をすすめたのは篤姫と聞き、姑に対して恨みを抱いてしまう。

夫が、嫁姑仲よくしてくれることを望んでいる、と知っているのに…


「妻と母親は違うのです」というセリフも、思っていてもなかなか口に出せないことで、

口数の少ない和宮だけに、たまにしゃべると遠慮がないというのか、すごいインパクトです。

篤姫が実母ではなく、家茂とそんなに年が違わないということもあって、女同士の闘いが怖い。

宮崎あおいちゃんと堀北真希ちゃんの間に走るいなずまがはっきり見えるような回でした


そんな間にも歴史は激動し、生麦事件から薩英戦争に発展する、重大な局面がすすんでいます。

薄暗がりの中でやつれて見えた坂本竜馬・玉木宏様だけど、これから出番が増えるのかな


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